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2018サントリー ザ・カクテルアワード受賞作品やレシピ、感想などのまとめ

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2018サントリー ザ・カクテルアワード受賞作品やレシピ、感想などのまとめ

キミはカクテルが好きだろうか?
私はバーテンダーというマンガにハマった影響もあり、一時期カクテルばかりを飲んでいた。

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この度サントリー主催で、創作カクテルの日本一を決めるという「2018サントリー ザ・カクテルアワード」の取材依頼があったので行ってきたが、やはり一流のバーテンダーの技術は素晴らしかった。

今回は「2018サントリー ザ・カクテルアワード受賞作品やレシピ、感想などのまとめ」と題し、2018サントリー ザ・カクテルアワードについてまとめていこうと思う。

全国から選りすぐられた計12種類のカクテルからカクテルアワード2018を選定

 

サントリー ザ・カクテルアワードは1994年から毎年実施しているらしく、今回は節目とも言える25回目。

応募も過去最多だったらしいが、その中でも選りすぐられた12作品が、カクテルアワード2018を競った。

 

12作品はショートカクテル6作品、ロングカクテル6作品で、それぞれに優秀賞と最優秀賞を決定。
そして全12作品の中からカクテルアワード2018が選ばれる。

 

2018サントリー ザ・カクテルアワードの課題製品

2018サントリー ザ・カクテルアワードの課題製品は下記の7つ。

 

ジャパニーズクラフトジン ROKU(六)
テキーラ サウザ ブルー
テキーラ サウザ ブルー レポサド
テキーラ サウザ スリージェネレーション プラタ
ピナクル ウォッカ
メーカーズマーク
メーカーズマーク46

 

この内のどれかをメインに据えたカクテルというのが条件である。
DSRでは度々ご紹介しているロクも入っており、ロクを使っているのは12作品中6作品で、結構多かった。


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2018サントリー ザ・カクテルアワードの選考方法

選考は下記の項目をもとに実施された。

 

味や見栄えだけで決まらないのが、大きなポイントと言えるかもしれない。
バーテンダーは手元や所作を常に見られるし、酒とお客さんを繋ぐようなトーク能力も求められる。

カクテルの勝負とは言え、それ以外にもネーミングのセンスや将来性なども加味されるので、一筋縄ではいかない大会と言えるだろう。

 

審査員は全部で8名。

 

カクテルアワード受賞経験がある方や、バー協会の重鎮、雑誌の編集長など様々だった。

 

トリリンガルの美しすぎる司会者

個人的にひときわ目を惹いたのが司会の方。

 

フランス出身らしいが、フランス語、英語、日本語という3か国語を操り、女優や司会業などで活躍されているそうだ。

写真ではなかなか伝わらないかもしれないが、驚くべき細さだった。
そして、美しすぎる。

 

あとは余談だが、原稿がiPadだったことに時代を感じた。

 

2018 サントリー ザ・カクテルアワード受賞作品

 

カクテルアワードの受賞作品や受賞者の名前などは下記の通り。

作品名 受賞者名 勤務先
カクテルアワード2018 紫翠
(シスイ)
澁谷 暁典
(しぶや あきのり)
BARエルロン
(東京都)
最優秀賞 ショートカクテル部門 紫翠
(シスイ)
澁谷 暁典
(しぶや あきのり)
BARエルロン
(東京都)
ロングカクテル部門 和ごころ
(ワゴコロ)
中野 賢二
(なかの けんじ)
ホテルオークラ東京
(東京都)
優秀賞 ショートカクテル部門 華雅
(ハナミヤビ)
石本 匡史
(いしもと まさふみ)
BAR SLOPPY JOE
(兵庫県)
ロングカクテル部門 Bienvenue
(ビアンヴェニュー)
古閑 真一朗
(こが しんいちろう)
Bar Éadrom
(福岡県)

 

ロングカクテル部門優秀賞:「Bienvenue(ビアンヴェニュー)」古閑 真一朗(こが しんいちろう)

Bienvenue(ビアンヴェニュー)のビジュアル

 

Bienvenue(ビアンヴェニュー)のレシピ

●ピナクル ウォッカ 20ml
●ヨーグリート 10ml
●マスカットリキュール ド フランス ミスティア 10ml
●サントリー わつなぎ ゆず 10ml
●オランジーナ 適量

①オランジーナ以外をシェークして、氷を入れたグラスに注ぐ。
②オランジーナで満たす。
③ライムの皮、グレープフルーツの皮、ラディッシュをカクテルピンに刺し、グラスに飾る。

 

ショートカクテル部門優秀賞:「華雅(ハナミヤビ)」石本 匡史(いしもと まさふみ)

「華雅(ハナミヤビ)」のビジュアル

 

「華雅(ハナミヤビ)」のレシピ

●ジャパニーズクラフトジン ROKU(六) 20ml
●ルジェ バナナ 20ml
●プラムリキュール フランス プルシア 10ml
●贅沢ゆず酒 5ml
●フレッシュレモンジュース 5ml

①シェークして、カクテルグラスに注ぐ。
②グレープフルーツの皮、オレンジの皮、ライムの皮、ラディッシュ、干しぶどうの枝を飾る。

 

ロングカクテル部門最優秀賞:「和ごころ(ワゴコロ)」中野 賢二(なかの けんじ)

「和ごころ(ワゴコロ)」のビジュアル

 

「和ごころ(ワゴコロ)」のレシピ

●ジャパニーズクラフトジン ROKU(六) 20ml
●贅沢ゆず酒 10ml
●ヘルメス グリーンティ 10ml
●サントリー わつなぎ ゆず 10ml
●ハニーレモンジーナ 適量

①ハニーレモンジーナ以外をシェークして、氷を入れたグラスに注ぐ。
②ハニーレモンジーナで満たし、軽くステアする。
③花穂紫蘇、南天の葉、大根、パプリカ、ブラックオリーブを飾る。

 

ショートカクテル部門最優秀賞+カクテルアワード2018:「紫翠(シスイ)」澁谷 暁典(しぶや あきのり)

紫翠(シスイ)のビジュアル

 

紫翠(シスイ)のレシピ

●ジャパニーズクラフトジン ROKU(六) 25ml
●マスカットリキュール ド フランス ミスティア 15ml
●サントリーリキュール ジャポネ<抹茶> 5ml
●フレッシュレモンジュース 10ml
●サントリー わつなぎ 生姜 5ml

①シェークして、カクテルグラスに注ぐ。
②レッドチェリー、オレンジの皮、ライムの皮、グレープフルーツの皮を飾る。

 

実際に澁谷さんが紫翠(シスイ)を作っている競技動画

カクテルアワードを受賞した澁谷さんはなんとトップバッターだった。
そんなこともあり、たまたまだが動画に収めているので載せておく。

残念ながら受賞は無かったが、一緒に作っている岩永さんの技術も素晴らしかった。

 

カクテルアワード2018を受賞した澁谷 暁典(しぶや あきのり)さんについて

澁谷 暁典(しぶや あきのり)さんは受賞時点で32歳。
東京都出身で、勤務先は東京銀座の老舗、BARエルロン

私は3年ほど前に一度だけお邪魔したことあるので、もしかするとお会いしているのかもしれない。

 

澁谷さんは今回が3度目の挑戦だったらしいので、まさしく三度目の正直。
過去2回はテキーラベースのカクテルで出場しており、今回は初めてジャパニーズクラフトジン六をベースにしたカクテルで挑戦し、見事に栄冠を勝ち取った。

 

紫翠(シスイ)はもちろん、他にも一通りのカクテルを試飲

そして味だけでは決まらないと書いたものの、実際に試飲したカクテルは非常に美味しかった。

それ以外にも歴代受賞作品や、出場選手のカクテルを一通り堪能させていただいた。
それらのカクテルは出場選手や歴代受賞者自らが作り、振舞ってくださった。

さすがにアルコール度数の問題があって全種類は制覇できなかったが、一通りは堪能した。

 

2018サントリー ザ・カクテルアワードを取材した感想

トップレベルのバーテンダーは、本当に作る姿まで美しいというのが、一番の感想である。
動画を見てもらうとわかるが、最後の一滴まで無駄にしないし、キャップの閉じ方一つをとっても優雅である。

受賞にいたらなかった人は、残念ながらその辺りがいつも通りできなかったのではないかと思う。

 

カクテルは、一滴やひとつまみでも味が変わってしまう可能性がある。
というのを私は、バーテンダーで知った。

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ステアやシェークが1つ多いだけで、 香りづけが少し違うだけで違ったカクテルになってしまうそうだ。
なので記事にはレシピを載せているが、同じ味を再現することはおそらくできないだろう。

 

そんなギリギリの緊張感、ハイレベルな争いは見ていて飽きることがなかった。
競技時間はトータル2時間程度だったがあっという間。

技の競演に、お酒を飲む前から酔いしれた。

 

そして最後はリアルな写真を1枚。

 

これはカクテルアワード2018決定後の、他のバーテンダーの様子である。
複雑な表情が、なんとも言えない。

しかしカクテルアワード2018を受賞した澁谷さんも3回目での受賞。
他のバーテンダーが何回目かはわからないが、来年はもっと素晴らしいカクテルを作り上げてくれるはず。

 

まとめ

いかがだっただろうか。
2018サントリー ザ・カクテルアワードについて、下記のことをまとめてきた。

 

・全国から選りすぐられた計12種類のカクテルからカクテルアワード2018を選定
・2018サントリー ザ・カクテルアワードの課題製品
・2018サントリー ザ・カクテルアワードの選考方法
・トリリンガルの美しすぎる司会者
・2018 サントリー ザ・カクテルアワード受賞作品
・ロングカクテル部門優秀賞:「Bienvenue(ビアンヴェニュー)」古閑 真一朗(こが しんいちろう)
・ショートカクテル部門優秀賞:「華雅(ハナミヤビ)」石本 匡史(いしもと まさふみ)
・ロングカクテル部門最優秀賞:「和ごころ(ワゴコロ)」中野 賢二(なかの けんじ)
・ショートカクテル部門最優秀賞+カクテルアワード2018:「紫翠(シスイ)」澁谷 暁典(しぶや あきのり)
・2018サントリー ザ・カクテルアワードを取材した感想

 

もしかするとこれからスタンダードカクテルに仲間入りするものもあるかもしれないので、ぜひとも覚えておいてほしい。

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