イギリスには、牛乳を使った世にも珍しいウォッカがあることを以前にご紹介した。
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しかし、日本も負けていない。
サントリーから新しく登場するクラフトウォッカの原材料は、なんとお米。
国産米を100%使ったクラフトウォッカが「HAKU(白)」である。
今回は「【ROKUに続け】米を使ったサントリージャパニーズクラフトウォッカHAKU(白)」と題し、HAKUについてまとめていこうと思う。
ジャパニーズクラフトウォッカHAKU(白)とは?
この度、サントリーが新しく発売するHAKU(白)。
日本ならではのクラフトウォッカを作りたいという思いから生まれた商品である。
ちなみにこちらのHAKUは、サントリースピリッツ株式会社とビームサントリー社の共同開発。
ホワイトスピリッツとしてはクラフトジンのROKUに続いて2つ目とのこと。
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製法における大きな特徴は、
・国産米100%
・竹炭ろ過
という2点。
それ以外の概要は下記の通りである。
※サントリーの報道資料より
ボトルデザインにもこだわりがあり、ラベルには和紙を使用。
文字は、ウイスキーの響も手掛けた書家の荻野丹雪氏が書かれている。
そしてボトルの曲線状のカットは、清流のきらめきを表現しているんだとか。
飲んだ後もインテリアに使えそうである。
米を使ったクラフトウォッカ?一般的なウォッカの原料や定義は?
ウォッカの原材料は、一般的に大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど、穀物が使われる。
大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料。
それらを糖化・発酵した後に連続式蒸留機で浄化し、白樺の炭でろ過する。
他のスピリッツ類との違いは、白樺の炭を使うことにあるようだ。
しかしクラフトウォッカHAKUは、何と国産米100%。
細かく言えば、国産米と米こうじが使われている。
そしてろ過には白樺だけでなく、竹炭も使用。
竹炭を使った理由としては、
・ろ過の吸着面積が広い
・炭の香りがつきにくい
などがあるそうだ。
それによって米の甘みを残しながらも、洗練された滑らかな味わいに仕上がっているとのこと。
ただ、ウォッカに関してはジンなどと比べてカクテルに使われる機会が多く、他のお酒や材料との相性がより重視される傾向があるらしい。
そのため、どこまで米の風味を残すかで苦労されたそうだ。
すでにアメリカで先行発売され、評価されているHAKU(白)
ジャパニーズクラフトウォッカHAKUは、2019年4月23日(火)から発売されるが、実は2018年10月にアメリカで先行発売されている。
どうしてアメリカで先行発売したのかというと、あちらのほうが市場が大きいからだそうだ。
まあ、間違いないだろう。
そんな市場で戦えなければ、日本でも難しいと考えたのかもしれない。
しかしすでにアメリカでは一定の評価を受けており、それを受けて満を持しての日本販売となった。
カクテルアワード2018のバーテンダーが作る、白(HAKU)を使ったカクテル
サントリーでは1994年から毎年サントリー ザ・カクテルアワードという、カクテルの創作日本一を決める大会が行われている。
2018サントリー ザ・カクテルアワードの取材記事はこちらにまとめている。
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カクテルアワード2018受賞の澁谷 暁典さんによる、白を使ったカクテルのデモンストレーション動画
この日はそのカクテルを作った澁谷 暁典さんによる、白を使ったカクテルのデモンストレーションもあった。
HAKU×奏 Kanade 抹茶シェカラートのレシピ
こちらは抹茶の旨みとHAKUの甘さが官能的なカクテルとのこと。
HAKU×奏 Kanade 抹茶シェカラートの材料
・ジャパニーズクラフトウォッカHAKU 10ml
・フレッシュレモンジュース 5ml
・奏 Kanade 抹茶 50ml
※奏は2019年6月4日(火)発売。料飲店向け
HAKU×奏 Kanade 抹茶シェカラートの作り方
シェーカーに材料と氷を入れてシェイクし、グラスに注ぐ。
ジャパニーズクラフトウォッカHAKUを実際に飲んでみた。カクテル的なものを作ってみた
HAKUを飲んだ感想
実際に飲んだ感想としては、柔らかいというか甘い印象を受けた。
まあ、もちろん一般的なウォッカに比べてという意味ではあるが。
アルコール度数は40%なので、ストレートで飲めば相当ガツンと来る。
しかし、その「ガツン」の度合いがいくらか優しいように感じる。
そして、ほのかに米の甘みのようなものも感じられる。
ただ他のお酒との相性を意識していることもあるのか、単体で飲んでそこまで美味しいという印象は受けなかった。
他のお酒や飲み物と合わせたり、カクテルに使うことで真価を発揮するように思う。
HAKU×サントリー 南アルプス クラフトスパークリング 無糖ジンジャー=クラフトモスコミュール
本当は抹茶シェカラートを作りたいところだが、そんな技術が無いし、材料もそろわないので、もう少しライトなカクテルを。
ということで、モスコミュールを作ってみることにした。
ジンジャーエールは同じくサントリーの無糖ジンジャー。
厳密に言うとジンジャーエールとはちょっと違うかもしれないが、まあ、いいか。
余談だが、ウォッカとジンジャーエールはゴールデンレシピと呼ばれる組み合わせの1つ。
多少分量が適当でも、素人が作ったとしても、それなりに飲めるものができあがる。
家呑みにはうってつけと言える。
ということでこちら。
我ながらライムの使い方がぜいたくだと思う。
味はやはり、間違いない。
無糖ジンジャ―だけあってかなりビターな仕上がりだが、ほのかに米の甘みが感じられるような、感じられないような。
ともあれキミが甘いカクテルが苦手なのであればオススメしたい。
まとめ
いかがだっただろうか。
ジャパニーズクラフトウォッカHAKUについて、下記のことをまとめてきた。
・ジャパニーズクラフトウォッカHAKU(白)とは?
・米を使ったクラフトウォッカ?一般的なウォッカの原料や定義は?
・すでにアメリカで先行発売され、評価されているHAKU(白)
・カクテルアワード2018のバーテンダーが作る、白(HAKU)を使ったカクテル
・ジャパニーズクラフトウォッカHAKUを実際に飲んでみた。カクテル的なものを作ってみた
平成が終わり、令和が始まる節目。
史上最大の10連休というゴールデンウイークのお供にいかがだろうか。
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