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【おっさんでも涙腺崩壊】ちはやふるを食わず嫌いにもそれ以外にもオススメしたい!

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【おっさんでも涙腺崩壊】ちはやふるを食わず嫌いにもそれ以外にもオススメしたい!

キミは、ちはやふるを読んだことがあるだろうか?
「競技かるた」というマイナー競技を、一躍有名にしたマンガである。

以前にDSR的オススメマンガの1つとしてご紹介した。

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キミは今までに、どんなマンガを読んできただろうか? 少年マンガ、青年マンガ、少女マンガ、などなどあると思う。 一昔前は、「オトナがマンガなんて。。。」という風潮があったが、この頃はだいぶ変わってきた。 …

 

しかしあれでは魅力を全然語りきれていない。
最近読み返して、改めて素晴らしい作品であることに気付いたので、ぜひとも語らせてほしい。

 

今回は「【おっさんでも涙腺崩壊】ちはやふるを食わず嫌いにもそれ以外にもオススメしたい!」と題し、ちはやふるとはなんなのか、その魅力などをまとめていこうと思う。

末次由紀作 ちはやふる(マンガ)とは?

ちはやふるは末次由紀さん作のマンガであり、2018年2月時点で37巻まで発売されており、現在も連載中である。
物語は競技かるたに青春をかける主人公たちの、恋愛や成長などが描かれている。

主人公綾瀬千早は福井からの転校生綿谷新に触発され、かるたの女性チャンピオンであるクイーンを目指して奮闘する。

 

千早を片思いし続ける真島太一との、なんとも言えない三角関係も物語の見どころである。
私は勧められて読み始めたが、当時競技かるたなんてものの存在はまったく知らなかった。

小学校の時に必修として百人一首を覚えさせられたが、現在の記憶はほぼからっぽ。
ちはやふるを読み始めても、そこまで知識は深まっていない。

 

なので、キミが競技かるたを知っていても知らなくてもきっと楽しめる。

 

アニメに。実写映画に。ちはやふるの様々なメディアミックス

ちはやふるは本当に様々なものにメディアミックスされている。
有名なところでは、まずアニメがある。

 

ちはやふる

 

アニメは1期と2期があり、それぞれ千早が高校1年と高校2年の時のストーリーがまとめられている。

 

そして実写映画にもなっている。

ちはやふる-上の句-

 

映画は上の句と下の句があり、2018年3月17日には完結編である「ちはやふる-結び-」が公開される。

ちなみに主題歌はすべてPerfumeが担当。

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上の句と下の句は「FLASH」、結びは「無限未来」という主題歌である。

FLASH

 

無限未来

 

映画は映画でよくできてはいるが、個人的に配役のイメージがなんだか違う気がする。
少なくとも千早は広瀬すずさんではないなー、と。

広瀬すずさんが可愛いことは間違いないが、千早はどちらかと言えばモデル体型で「可愛い」よりも「キレイ」。
そして千早はロングヘアだが、広瀬さんは元々ロングではないので、やはり違和感がある。

 

どちらかと言えばアニメをオススメしたい。
アニメでは声優のイメージが違うことがよくあるが、個人的にちはやふるの配役は素晴らしいと思う。

 

そしてこれ以外にもコラボした百人一首や、ドラマCD、小説や百人一首暗記カードなど、挙げ始めればキリがない。
最近ではスピンオフとして、原作ではほとんど描かれていない中学生編も始まった。

 

ちはやふるの歌や言葉の意味は?

ちはやふるの歌とその意味

”ちはやふる”のタイトルの由来は、百人一首の中の次の歌。

Hyakuninisshu 017.jpg
パブリック・ドメイン, Link

千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは)
からくれなゐに 水くくるとは

在原業平朝臣(17番) 『古今集』秋・294

 

歌の解釈の一例として、下記のものをご紹介する。

 さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえ
も、こんなことは聞いたことがない。龍田川が(一面に紅葉が浮
いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。

『ちょっと差がつく百人一首講座』より引用

 

もちろんこれはいくつかある中の1つである。

 

”ちはやふる”という言葉の意味

ちはやふるの言葉の解釈は様々なものがあり、漢字のあてられ方も「千磐・破」「千早・振」「知波夜・布流」など、実に様々である。

そんな中、ちはやふるのマンガの中では「千早振る」と漢字をあて、「荒振る(あらぶる)」との対の意味で考える解釈が紹介されている。

 

どちらも勢いが強いことを表しているのは変わらないが、作中では激しく廻るコマを例にし、「荒振る」は激しく回転しているけどグラグラと不安定で、力が分散してしまっている状態。

対して「千早振る」は力が一点に集中し、一見止まって見えるくらい激しくもキレイに廻っている状態と紹介している。

 

作者である末次由紀さん自身も、「主人公がそれを知り、実際に自分で表現していく物語なのだと思う」というようなことを語っているそうだ。

 

ちはやふる?ちはやぶる?

物語のタイトルは「ちはやふる」だが、文献や記事などを見ると「ちはやふる」の表記も「ちはやぶる」の表記もある。
この歌を題材にした古典落語もあるが、それも表記は「ちはやふる」である。

https://www.youtube.com/watch?v=wr1qesPadLU

こちらは諸説あるが、過去の文献では「ちはやふる」という清音、つまり濁点はついていなかったそうだ。
しかしいつしか「ちはやぶる」という濁音の表記になり、実際歌を詠まれる時も「ちはやぶる」と発音される。

 

ただ、どちらも間違っているとは言えない。
作者の末次さんはしっかり下調べした上で、あえて「ちはやふる」を使っているんじゃないかと。

でもメジャーになるとこの辺りはなかなか面倒くさい問題のようで、今のところ解決はしていない。
まあ、今さら作品のタイトルを変えることはないだろうが。

 

ちはやふるを食わず嫌いにさせる?競技かるた 百人一首

ちはやふるに興味を持てない理由として、「競技かるた」が題材というのは大きなウェイトを占めるんじゃないかと。
ちはやふるの連載前と状況は違うだろうが、それでもメジャーな競技とは言い難いように思う。

キミも百人一首に触れたことはあるとは思うが、記憶などはかなり曖昧なんじゃないだろうか。

 

ただこれについては、一度取っ払って考えてみてほしい。
既にお伝えしたとおり知らなくても楽しめるし、そこに抵抗を感じる必要はまったくない。

そして「そんなの面白いの?」という不安も、1巻をとりあえず読めば解消されるはず。

 

ちはやふるをオススメする理由1:随所に散りばめられた名言

ではここからは、オススメする理由を挙げていこうと思う。
人気マンガに共通するのかもしれないが、ちはやふるにも本当に数々の名言が登場する。

個人的に記憶に残っている名言をいくつかご紹介したい。

 

「青春全部懸けたって強くなれない?
まつげくん
懸けてから言いなさい」

ちはやふる2巻より

 

「やらない理由なんかどーでもいい
つべこべ言わずに一回やれっ」

ちはやふる3巻より

 

「型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが
神様が心が広いとは限りません
願い事は礼儀正しく差し出しなさい」

ちはやふる4巻より

 

「「これ」と決めた道で
知らない方がいいことなんて
一つもないわよ」

ちはやふる17巻より

 

「受験生とは
勉強の習慣がついている者のことです

勉強をし 疑問を持ち
理解し演習をする

これが習慣となっていますか

社会に感心を持っていますか

大学入試の範囲は教科書だけではなく
あなたたちの人生全部です」

ちはやふる26巻より

 

これでもまだほんの一部である。
キミもぜひ名言を見つけてみてほしい。

 

ちはやふるをオススメする理由2:個性的なキャラクターたち

基本的には高校生である主人公の千早を軸に物語は進んでいくが、登場人物の年齢は様々。
かるたのクイーンに年齢制限はないので、老若男女、様々なキャラクターが登場する。

ちなみにかるたの最高ランクはA級だが、A級の人は基本的に変な人が多いと作中には書かれている。

 

実際どうかはわからないが、それを表現するように変な人は多い。
主人公千早も、女子高生なのにファッションや流行にはほとんど興味はなく、かるた一直線。

人生のすべてをかるたに捧げている変人である。

 

そして女性チャンピオンであるクイーンもそうだし、男性チャンピオンである名人もなんだが様子がおかしい。
作中で現役クイーンは、千早と同い年の高校生若宮詩暢

どうやって勝ったら良いのかわからないくらいの強さだが、完全なフィクションでもなく、ちゃんとモデルがいるらしい。
それはクイーン戦10連覇というとんでもない成績を残した楠木早紀さんという方。

 

余談ではあるが、個人的には千早と同じ高校のかるた部である大江奏が好きだ。

 

ちはやふるをオススメする理由3:マンガなのに感じる”リアル”なスピード感

競技かるたは実際に見てみると全然文化系ではない。
身体も頭も体力も使う、ゴリゴリの体育会系である。

1試合には大体1時間ぐらいかかり、多い時には1日に6試合なんてこともある。
年齢制限はないと書いたが、正直年齢がいけばいくほど勝ち進むのは厳しいんじゃないかと。

 

スピードだけで決まるわけではないが、主人公千早のウリは「”感じ”の良さ」
”感じ”というのはかるた用語で、音を聞き分ける能力のこと。

これは生まれつきのもので、良い人は有利とされる。

 

なのでスピード感は物語の中で重要だが、マンガなのにそのあたりはしっかりと表現されており、リアルに感じることができる。
ただ、キミはもしかすると「速いって言ってもそこまでじゃないでしょ?」と思っていないだろうか?

それは、この動画を見てもらえばわかる。

 

まとめ

いかがだっただろうか。
ちはやふるについて、下記のことをまとめてきた。

 

・末次由紀作 ちはやふる(マンガ)とは?
・アニメに。実写映画に。ちはやふるの様々なメディアミックス
・ちはやふるの歌や言葉の意味は?
・ちはやふるを食わず嫌いにさせる?競技かるた 百人一首
・ちはやふるをオススメする理由1:随所に散りばめられた名言
・ちはやふるをオススメする理由2:個性的なキャラクターたち
・ちはやふるをオススメする理由3:マンガなのに感じる”リアル”なスピード感

 

これを機に、ぜひ一度手に取ってみてほしい。
ちなみにAmazonのKindle版なら、3巻まで無料で読むことができる。

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