先日海外で、このようなニュースが報じられた。
※記事は公開終了
全文英語だし、残念ながら現在は記事が見られない状況だが、要は「Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)」というゲームで精神をむしばまれる若者が増えており、2018年にイギリスで自殺した15歳の少年の家からもこのゲームが発見されたということが書かれている。
これを読んで私は「いやいや、大げさだろう。そうは言ってもゲームでしょ」と思っていた。
他のサイトではこのゲームの被害者のように伝えているものもあるが、実際は断定しているわけではなく、因果関係について調べている程度の内容しか書かれていない。
ただ、かなり刺激的であることは間違いないらしい。
そこで、無料でプレイできるというので実際にやってみたが、これはたしかに精神をむしばまれる。
というか、怖すぎる。
正直私は怖すぎて途中までしかプレイできてはいない。
ただ、途中まででも怖さはしっかり伝わるはずなので、「Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)」の魅力(?)についてまとめていこうと思う。
※その後最後までプレイして、完全ネタバレの考察はこちらにまとめている。
関連記事:【完全ネタバレ】DDLC(ドキドキ文芸部)を最後までプレーしたら怖いだけのゲームじゃなかった
ドキドキ文芸部プラスとして発売された完全版をプレイした感想はこちら。
関連記事:【ネタバレ】ドキドキ文芸部プラスの紹介記事が褒めまくってて大丈夫か?
日本のゲームが好きなアメリカのクリエイターのダン・サルバトによって生み出されたノベルゲーム
「Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)」を制作したのは、ダン・サルバトというゲームクリエイター。
開発元は「チーム・サルバト」となっているが、ほとんど一人でこのゲームを制作している。
やっていないのは、キャラクターデザインと背景くらいのようだ。
というかお金をかけてこのゲームが作られたら、もっととんでもないものになっているだろう。
・・・いや、この少人数感があって、制作者の意図がすべて組み込まれているからこその怖さなのかもしれない。
ゲームのあらすじは、ざっくりと下記の通り。
ゲームやアニメが大好きな男子高校生である主人公はある日、幼馴染の少女Sayoriから、彼女が副部長を務める文芸部に誘われる。文芸部には彼女の他に、部長にしてクラスの人気者であるMonikaと、部員のNatsukiとYuriがいた。主人公はこの美少女ばかりの文芸部に入部し、詩を書いてみんなで見せあったり、部員の誰かと一緒に過ごしたりして、四人のヒロインの少女たちとの仲を深めていく。
※ウィキペディアより引用(本当の意味でゲームを楽しみたいなら、ウィキペディアのリンク先にはいかないほうが良い)
そして、紹介の動画はこちら。
個性豊かすぎるドキドキの文芸部員
Monika(モニカ)
文芸部の部長であり、才色兼備、眉目秀麗、非の打ち所のない美少女。
クラスの人気者であり、主人公とは前年に同じクラスだった。
Sayori(サヨリ)
文芸部副部長で主人公の幼馴染。
明るく元気が取り柄に見えるが、実は。。。
Natsuki(ナツキ)
最年少の文芸部員。
典型的なツンデレキャラ。キツイ性格に見えるが、優しいところもある。
Yuri(ユリ)
文芸部員。
読書が大好きで人見知り。
しかし、意外な秘密を持っている。
ちなみにこの娘もそうだが、このゲームにおける秘密はマイナスの要素しかない。
Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)のダウンロード方法
そして肝心のドキドキ文芸部はこちらからダウンロードできる。
リンク先で「Download Now」をクリックし、
少しわかりにくいが「go to downloads」をクリックすれば、
ダウンロードのページに進めるので、ウインドウズかマックを選べばOK。
基本的にすべて英語になっているが、有志による日本語化パッチもある。
日本語化の方法はリンク先で詳しく解説されているので、参考にしてみてほしい。
ということで実際にプレイしてみた
ということでまずはプレイしてみたが、最初はいたって普通な感じである。
ベタな王道ギャルゲー。
サヨリの勧めと成り行きで文芸部に入ることになり、しかも他の部員はかわいい娘ばかり。
それだけでなく、主人公に対してはなんだか全員好意を抱いている。
予備情報がなければ、ウハウハな未来しか想像ができない。
※ここからはネタバレという意味でも、それ以外の意味でも閲覧注意!!
この後はネタバレの内容なので、見る人は覚悟を持ってほしい。
筆者は初体験。ゲームデータにまで影響を与える怖すぎるゲーム
ネタバレを承知で見ているキミに、まずお伝えしておく。
Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)というゲームがなぜ怖いのか。
端的に言うと、ゲームのプログラムにまで侵食してくるからである。
このゲームは基本的に、ストーリーを4周することで完結するようになっているが、同じようなストーリーを繰り返しながらも内容はどこか違っている。
私は2周目の途中で今止まっている。
いったい何があったのかというと、1周目ではまず、主人公の幼馴染のサヨリが自殺してしまう。
そして強制的にタイトル画面に戻されるが、そこで表示されるのがこれ。
ちなみに通常のタイトル画面はこちら。
サヨリの部分にモニカが侵食し、ニューゲームが文字化けしている。
この状態で1周目にセーブしたデータをロードしようとしても下記の通り表示され、無理矢理ニューゲームで始めさせられる。
しかも2週目のゲームを始めた後にセーブデータを見ると、きれいさっぱりなくなっているのである。
それだけでなく、2周目では主人公の幼馴染のサヨリがいなかったことにされ、ところどころゲームの表示もおかしくなる。
1周目が普通でほのぼのしていたからこそ、余計に恐怖が増幅される。
後で知ったが、このバグ表示はランダムらしい。
どこで表示がおかしくなるのか、どんな文章が出るのかは明確に決まっていない。
なので何回プレイしても、新鮮な恐怖を味わうことができる。
自分のパソコンのゲームフォルダー内から、なくなるファイル追加されるファイル
そして更なる恐怖は、最初は無かったファイルが追加されていたり、あったファイルがなくなったりしていること。
登場人物は4人なので、当然ゲームファイルは当初4つある。
しかし、1周目のプレイを終えた後はこちら。
サヨリのファイルが無いのである。
しかもそれだけでなく、余計なファイルが追加されている。
ちなみに当初のゲームフォルダーの中身はこちら。
そして、1周目を終えた後はこちら。
なんだかいろいろ追加されていて、中身もおかしい。
そんなこんなで私はビビッて先に進めていない。。。
まさしくゲームの中身はこんな感じ。
子どもだけでなく、大人にも十分刺激が強い。
本編とは関係ないように見える部分にもさまざまな仕掛けがある物語
ということでドキドキ文芸部は、本編とは関係ないように見える部分にもさまざまな仕掛けがある物語だと言えると思う。
しかもこういうゲームの経験が無いので予測がつかず、次に何が起こるのかがわからないため本当に怖い。
ジャンルは違うが、個人的には殺人鬼フジコの衝動という小説を思い出した。
これも一見関係ないように思えたすべてのことが後でつながってきて、何とも恐ろしい気持ちにさせられる。
まとめ
いかがだっただろうか。
Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)について、下記のことをまとめてきた。
・日本のゲームが好きなアメリカのクリエイターのダン・サルバトによって生み出されたノベルゲーム
・Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)のドキドキの文芸部員たち
・Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)のダウンロード方法
・ということで、Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部)を実際にプレイ
・※ここからはネタバレという意味でも、それ以外の意味でも閲覧注意!!
私は恐怖の耐性が弱いが、そういうのが好きな人にはオススメである。
ただ、精神的にまいっていたりするのに、おもしろ半分で手を出すことはあまりオススメしない。
※その後最後までプレイして、完全ネタバレの考察はこちらにまとめてみた。
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