【実食レポ】ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2022の出来栄えは?

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【実食レポ】ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2022の出来栄えは?

1年も終わりが見えてきた11月。
少し経てば初物祭りになるんだろうが、その前に今年最後と言えるかもしれない初物に触れてみるのはどうだろうか。

11月のお楽しみボジョレー ヌーヴォー。そんな時期が今年もやってきた。

 

今回は「【実食レポ】ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2022の出来栄えは?」と題し、ボジョレーの帝王とも言われるジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォーの2022年のデキについてまとめていこうと思う。

今さら聞けない!そもそもボジョレー ヌーヴォーってなんなの?

結構前から日本では話題になっているボジョレー ヌーヴォーだが、キミはそもそもどういうものなのか知っているだろうか?

平たく言えばボジョレーはフランスの地方の名前で、ヌーヴォーは新しいという意味。
つまりはフランスのボジョレー地方で、その年に収穫したばかりのぶどうを使って作られるワインのことである。

 

紆余曲折を経て1985年からは解禁日が11月の第3木曜日となり、2022年は11月17日が解禁日だった。

しかも時差の関係で日本は本国のフランスよりも早く楽しめるという、何とも贅沢な国になっている。

ボジョレー ヌーヴォーについては以前の記事にもまとめているので良かったら読んでみてほしい。

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先ほど書いたとおりフランスのボジョレー地方の初物ワインの総称がボジョレー ヌーヴォーだが、当然ワイナリーは複数存在するので様々な種類のボジョレー ヌーヴォーが存在する。

そんな中でもジョルジュ デュブッフのボジョレー ヌーヴォーは、本国フランスでも日本でも高い評価を得ている。

それは感覚的な話ではなく、受賞歴や売り上げなど実際の数字として表れている。

製品名にもなっているジョルジュ デュブッフ氏は残念ながら亡くなっているが、品質の高さはもちろん巧みなPRでボジョレー ヌーヴォーを世界に広めた。

現在はお孫さんであるアドリアン デュブッフ・ラコンブ氏が取締役となり、祖父のスピリットを受け継ぎながらボジョレー ヌーヴォー作りを続けている。

アドリアン デュブッフ・ラコンブ氏

余談だがコロナの影響で3年ぶりの来日となり、久々の日本食を存分に堪能されたとか。
私も何度かお会いしているが、久々に対面で拝見できて嬉しかった。

オレンジヌーヴォーとボジョレー ヌーヴォーのペアリングに適したフードは?

そんなジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォーだが、赤ワインで作るスタンダードなボジョレー ヌーヴォーのほかに現在はオレンジヌーヴォーも加わっている。

オレンジヌーヴォーと言ってもオレンジが入っているわけではなく、使うブドウと製法によってオレンジっぽい色合いのワインになっている。

具体的には白ブドウを使って赤ワインと同じような作り方をすることで、オレンジワインは誕生する。

素材や製法が違えば、当然ペアリングに適したフードも変わってくる。

具体的にボジョレー ヌーヴォーであれば「甘辛い甘辛い味わいのソースなどと好相性◎」、オレンジヌーヴォーであれば「生姜やねぎ、にんにくなどの食材と好相性◎」とのこと。

オレンジヌーヴォー、 ボジョレー ヌーヴォーを実際に飲んでみた感想

そんなわけでフードペアリングも含めて実際に飲んでみた。
先ほどのペアリングの話を基にサントリーさんに提供いただいたフードはこちら。

左上が生春巻き、左下が油淋鶏、右上がハムとチーズ、右下がヤンニョムチキンである。

どちらがどちらに合うかは何となくわかるかもしれないが、大まかに言えば左がオレンジヌーヴォー、右がボジョレー ヌーヴォーとのペアリングに適したフードとのこと。

ただボジョレー ヌーヴォーに関して言えば、ヤンニョムチキンだけではなく油淋鶏にも合うそうである。

 

何はともあれとりあえずはオレンジヌーヴォーから。

オレンジヌーヴォーは「マーマレードや完熟したすももなどを口に含んだようなジューシーさに、白バラを連想させる香りと、オレンジの果皮の心地よいほろ苦さが感じられる。」とのこと。

実際飲んでみると白ワインほど甘くは無いが、華やかな香りやほろ苦い味わいが口に広がる。
適度にパンチもあり、まさに赤ワインと白ワインのハイブリッドという印象だった。

 

生春巻きも合うが、個人的には油淋鶏とのペアリングがツボだった。
確かにネギの青い感じとオレンジヌーヴォーのほろ苦さが合う。

 

続いてはボジョレー ヌーヴォー。

味わいは「赤いベリーやいちごを思わせる自然な果実の甘みが口いっぱいに広がり、軽快な酸味とまろやかなタンニンが心地よく感じられる味わい。」とのこと。

実際に飲んでみると赤ワインなのに渋みが薄く、甘みが強くまろやかな味わいだと感じた。
アドリアンさんが「いちごジャム」と表現されていたが、「確かに」と思ってしまった。

 

この味わいが赤ワインとしてどうなのかはわからないが、個人的には非常に美味しくいただける。

まとめ

いかがだっただろうか。
2022年のジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォーについてまとめてきた。

個人的にはオレンジヌーヴォーも捨てがたいが、2022年のジョルジュ デュブッフについてはスタンダードなボジョレー ヌーヴォーを推したい。

軽やかな酸味と甘みをしっかり感じるまろやかな味わい。

 

今この時期しか飲めないワイン。そして日本人が大好きな初物。
一年に一度のお祭りに、キミもぜひ参加してみてほしい。

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