以前にウーマンコミュニケーションについて記事を書いた。
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しかしこれはうわべだけ、どんなゲームなのかの紹介にあえて焦点を絞っており、ゲームの深い感想は語っていない。
そう、ウーマンコミュニケーションはセンシティブワードを打ち抜くバカゲー、それとはまた別の側面があると私は思っている。
今回は「【ネタバレ】ウーマンコミュニケーションはまるで〇〇部」と題し、大いなるネタバレを含めてウーマンコミュニケーションについてまとめていこうと思う。
すべてのエンディングを見た上での感想になるので、キミが詳細を知りたくないのであれば以前の記事を読むか、画面を閉じて一通りプレーしてから読むことをオススメする。
センシティブワードを打ち抜くバカゲーを深いストーリーに帰結させた素晴らしさ
幼馴染に誘われて風紀委員会に入ったら、わけもわからない内に日常に潜む下ネタ「うっかりセンシティブワード」を取り締まることになった主人公。
言われるがままにそんな活動に身を投じて没頭していくが、ストーリーが進んでいくにつれて次第に本当の物語の目的を知っていく。
実は言ノ葉 さちはNGワード判定プログラムが擬人化したものであり、ウーマンコミュニケーションはゲームの形を借りた職業訓練プログラムであることを告白される。
そして私立フェラーラ女学園や登場したまこやくりすなどのキャラたちも、このゲームをプレイした人をNGワード判定システムとして育てるためだけにさちが用意したもの。
世界中のセンシティブワードを判定し続ける毎日に嫌気が差し、嬉々として主人公にその仕事を引き継ぐが結局は自由になれないことを知って最後は主人公とともに生きていくことを望む。
しかしそこにまことくりすが介入してきて、主人公の行動によっていくつかのエンディングが用意されている。
制作者のインタビューを拝見する限りセンシティブワードを打ち抜く発想が先に浮かんだそうだが、そこからそういう展開へと繋げられる発想力が素晴らしいと思った。
後付けとは違うかもしれないが納得感があったし、確かに私は夢中になって楽しくバンバン下ネタに発射していた。
ただ、最初は夢中になって下ネタを探していたが、ストーリーが進むにつれてどんな結末を迎えるのか釘付けになった。
というかエンディングのためにNGワードにバンバン発射した。ウソじゃない。
言ノ葉 さち ≒ モニカ。救いがあるウーマンコミュニケーション
別記事では言及していないがプレイしていてすぐに浮かんだゲームがある。
それはドキドキ文芸部。
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これまたネタバレになってしまっているので、キミが詳しく知りたくなければここで画面を閉じてほしい。
話を戻すとドキドキ文芸部は主人公が幼馴染に誘われて文芸部に加入し、部員たちと詩を通して関係性を深めていくストーリー。
しかしこれもその世界自体モニカというヒロインが作り上げたもので、他のヒロインはすべてプログラムだと明かされる。
そしてゲームの主人公ではなく画面の向こうのプレイヤーへの愛を語り、いびつな教室のような空間に閉じ込められて永遠に過ごすことに。
ネタバレ記事でも書いているが、おそらく本当に永遠。私は1時間くらい終わらない会話に付き合った。
ウーマンコミュニケーションも世界初期化プログラムで亜空間に閉じ込められ、さちからは自分のために学園やキャラを作り上げたことを知らされ、永遠にNGワード判定をさせられるような展開になる。
しかしさち、というかウーマンコミュニケーションはドキドキ文芸部に比べれば格段に優しい。
モニカは物理的にとある方法を使って抜け出さないと本当に閉じ込められたままだったが、さちはいくつか方法を提示してくれるし、NGワード判定プログラムの決意をしても一定の時間が経過すると解放してくれる。
モニカはプログラムとはいえキャラクターを死にいたらしめるが、さちはそこまではしていない。
そして何よりドキドキ文芸部はどんなルートで進んでも話の結末自体は同じだが、ウーマンコミュニケーションには本当の意味でさちと2人で自由になれるエンディングが用意されている。
もしキミがすでにプレイしていてそのエンディングを見ていないなら、ぜひその結末にたどり着いてほしい。
これまた納得感があるというかそういう考えもあると受け入れられて、なおかつ素晴らしいエンディングになっている。
まとめ
いかがだっただろうか。
ネタバレを含めてガッツリとウーマンコミュニケーションについてまとめてきた。
少し前からいわゆるインディーゲーをプレイするようになったが、なかなかどうしてあなどれない。
ただのバカゲーとたかをくくっていたので、まさかここまで考えさせられて楽しませてもらえるとは思っていなかった。
キミもぜひ一度お試しあれ。
こちらもオススメインディーゲー。
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