さかのぼること約1年前、パッケージのリニューアルや新商品の発表があり、ストロングゼロのセミナーに参加してきた。
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【虚無の酒?】-196℃ストロングゼロのセミナーで”超レモン感”を味わってきた
キミは、サントリーのストロングゼロを飲んだことがあるだろうか? 安くてアルコールが強くて、しかも美味しい。 我々庶民の強い味方である。 そんなストロングゼロがどのように作られたか、そして …
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そして2019年、改めてパッケージのリニューアルと、期間限定で発売される新味の発表会があるというのでそれに参加してきた。
その新味とはなんと、<から揚げ専用塩レモン>。
塩レモンはともかく、非常にピンポイントな「から揚げ専用」と銘打たれている。
今回は「【我らのストゼロ】ピンポイントすぎる<から揚げ専用塩レモン>!」と題し、実際にどれだけ<から揚げ専用>なのかを舌で確かめてきた。
RTD市場・高アルコール市場を引っ張るストロングゼロ
今さら説明の必要もないかもしれないが、ストロングゼロがどんなお酒なのかについてはこちらの記事にまとめている。
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【虚無の酒?】-196℃ストロングゼロのセミナーで”超レモン感”を味わってきた
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そんなストロングゼロだが、2009年に登場して以来販売実績は伸び続けている。
そして、後を追うように高アルコールの飲料が多く発売された影響もあるのか、アルコール市場の成長をも引っ張っている。
ちなみにRTDというのは「Ready to Drink」の略語。
いわゆる缶チューハイや缶のハイボールなど、すぐに飲めるアルコール飲料のことを指している。
さらに消費税増税の影響もあり、これから宅飲み需要、高アルコール需要はより高まる可能性があるという。
今のタイミングでレモンサワーの新作、そしてから揚げ専用の新味をストロングゼロで出す意味
昨今のレモンサワーブームが家飲みにも飛び火
成長を続けるRTDこと缶チューハイや缶のハイボールなどの市場だが、中でもレモン系のRTDの伸びが大きいそうだ。
これは、ここ数年のレモンサワーブームが影響していると思われる。
ブームの影響でほとんどのお店でレモンサワーがあるし、凝ったレモンサワーを出すお店も多い。
そこで飲んで美味しいと感じた人が、家で飲む時にもレモン系のRTDをチョイスするのではないかと、サントリーでは推測しているらしい。
アルコールとの相性間違いなし。日本人ならみんな好きなから揚げ。
そんな背景もあり、ストロングゼロでも新しいレモンサワーを作るにいたったんだとか。
しかしなぜ「から揚げ専用」なのか。
そもそもストロングゼロは食中酒を強く打ち出しており、食事と一緒に楽しむことを推奨している。
https://www.youtube.com/watch?v=cCoAj1e48Jg
商品作りにおいても必ず食事をしながら試飲などを実施し、商品の味そのものだけではなく、「食事とどう合うのか」「どんな影響を与えるのか」などを議論し続けているそうだ。
そんな中でから揚げは季節に影響されず日常的に食べられ、好きな人が非常に多い。
さらに、同じくサントリーで「ハイカラ」などとアピールしていた通り、アルコールとの相性も間違いはない。
それらを鑑みて、「から揚げ専用」のレモンサワー制作にいたったそうだ。
ストロングゼロ<から揚げ専用塩レモン>の特長は?
から揚げ専用塩レモンの特長として、サントリーは下記の3つを挙げている。
1、から揚げの味に負けないレモンまるごとの強レモン感
2、後口さっぱりな塩レモン味
3、柑橘ポリフェノール配合で後キレのよい味わい
柑橘ポリフェノールについては効能などをあまり詳しく話してはもらえなかったが、ここに書かれているような後キレが良くなる効果があるらしい。
あとは塩レモンのチューハイというのは、ありそうでそんなに多くない気もする。
そして、アルコール関係でここまで食品を打ち出すのも初めてかもしれないという話だった。
どれだけレモン推し!?レモンフレーバーだけで5種類のストロングゼロ
今回から揚げ専用塩レモン味の発売に合わせ、2018年に期間限定で発売された”超レモン感”を味わえるトリプルレモンも再販されるとのこと。
いくらレモンフレーバーのRTD市場が伸びているとはいえ、ストロングゼロのブランドだけで5種類が同時期に販売されることになる。
高アルコールのレモンサワーで言えばこだわり酒場のレモンサワーもあるので、サントリーはどれだけレモンサワーを推すんだろうという話である。
それだけに飽き足らず、レモン推しをよりアピールするリニューアルパッケージ
しかしレモンサワー愛はそれにとどまらず、2019年11月12日にはパッケージもリニューアルするそうで。
新しいパッケージはこちら。
実にシンプルだが、ストロングゼロの特長を端的に表している。
キリンの氷結との違いについてよく聞かれるそうだが、別の記事でも書いているが氷結は果汁を凍結させていて、ストロングゼロは果実をまるごと凍結させている。
この製法はサントリーの特許なので、「レモンまるごとか、そうじゃないか」というのはサントリーにしか使えないキャッチコピーだと言える。
ストロング系のチューハイもかなり増えてきたが、このパッケージは非常にわかりやすいんじゃないだろうか。
いきなり見たら戸惑うと思うので、こういうパッケージになることを知っておいてもらえると幸いである。
実際にから揚げ専用塩レモン味とから揚げを合わせてみた感想
まずは従来品のストロングゼロ ダブルレモンと飲み比べ
そんなこんなで実際に、から揚げ専用塩レモンとから揚げのマッチングを試してみた。
一応写真左は従来品のストロングゼロ ダブルレモンで、右はから揚げ専用塩レモンである。
コップに注がれているが、当然ながら見た目の違いはまったくわからない。
別に塩も浮いていない。
しかし、飲むと味は全然違う。
ダブルレモンはその名の通りレモン感が結構強い。
対して塩レモンは特長に「強レモン感」とあったが、ダブルレモンに比べるとレモン感は抑えめで、塩も感じるものの柔らかい味わいの印象である。
ダブルレモンとから揚げ専用塩レモンとから揚げと
ダブルレモンとから揚げ、から揚げ専用塩レモンとから揚げと、それぞれにマッチングを試してみた。
好みはあるだろうが、から揚げにレモンをかけるのは一般的なので、まあ、合わないわけはない。
もちろんどちらも合うが、ダブルレモンはレモン感が強く残る気がした。
キミがから揚げにレモンをかけて食べない派だとしたら、レモンが主張しすぎと感じるかもしれない。
それに対してから揚げ専用塩レモンは、非常にバランスが良い。
レモン感はあるもののどちらかと言えば抑えめだし、塩も感じられるので、トータルで言えばから揚げの味を邪魔せず、引き立ててくれているように思った。
ただこれはあくまでも私の感想である。
キミがレモン感が好きなら、従来品が合うと感じるかもしれない。
他にも色々なストロングゼロと試してみたが、まあ、合う。
なかなか甲乙つけがたい。
ただ、「から揚げ専用」という試み自体は非常に面白いと思う。
まとめ
いかがだっただろうか。
ストロングゼロのから揚げ専用塩レモンについて、下記のことをまとめてきた。
・RTD市場・高アルコール市場を引っ張るストロングゼロ
・今のタイミングでレモンサワーの新作、そしてから揚げ専用をストロングゼロで出す意味
・ストロングゼロ<から揚げ専用塩レモン>の特長は?
・どれだけレモン推し!?レモンフレーバーだけで5種類のストロングゼロ
・それだけに飽き足らず、レモン推しをよりアピールするリニューアルパッケージ
・実際にから揚げ専用塩レモン味とから揚げを合わせてみた感想
まずは従来品のストロングゼロ ダブルレモンと飲み比べ
ダブルレモンとから揚げ専用塩レモンとから揚げと
ちなみにから揚げ専用塩レモンは、2019年11月26日(火)から発売スタート。
期間限定の販売であり、予定では2か月程度を見込んでいるそうなので、見かけたらとりあえず購入することをオススメする。