藤森慎吾目当てでローマの休日の舞台を観たけどこれは観とくべき

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藤森慎吾目当てでローマの休日の舞台を観たけどこれは観とくべき

キミはローマの休日を観たことがあるだろうか?
帝国劇場で観劇したことはあるだろうか?

私はどちらも未経験だった。
帝国劇場はともかくローマの休日はいくらでも観る機会があったと思うので、逆に自分自身でも不思議な気がする。

 

しかし最近オリラジの藤森慎吾さんにハマり始めたおかげで、まとめて2つの経験をできる機会を得た。

今回は「藤森慎吾目当てでローマの休日の舞台を観たけどこれは観とくべき」と題し、帝国劇場で舞台を観た感想も含め、ローマの休日についてまとめていこうと思う。

伝説的恋愛物語「ローマの休日」で今さら驚いた2つのこと

映画を観ていなくても、ローマの休日というタイトルとオードリー・ヘップバーンがヒロインを務めることぐらいは私やキミだけでなく誰もが知るところだろう。

そしてそれは日本だけでなく、世界単位で。

 

ある国の王女であるアンはヨーロッパ各国を表敬訪問中、最後の滞在国であるイタリアのローマで過密スケジュールと自由の無さに不満を爆発させる。

その夜にアン王女はひそかに城を抜け出すものの、直前に打たれた鎮静剤のせいで道端でうとうとすることに。

 

そこに通りがかったのは、アメリカ人の新聞記者ジョー・ブラッドレー
王女とは知らずに介抱したが最終的には家までついてきてしまい、アン王女はジョーの家で寝てしまう。

しかし翌日にジョーは素性を知り、王女のスクープを狙うために友人のアーヴィングの助けを借りて彼女を連れ歩くというストーリー。

 

私自身映画を観ていなくても、なんとなくのストーリーや名場面などは知っていた。

色々調べてビックリしたのは大きく2つ。
1つはオードリー・ヘップバーンがこの当時はまだ新人だったこと。

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しかし監督や主演のグレゴリー・ペックに早々に才能を認められ、新人にも関わらず映画のタイトルの前に主演として名前がクレジットされた。

 

もう1つは脚本。
紆余曲折あったようだが、実際に脚本を執筆したのはダルトン・トランボ

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彼は人気の映画脚本家だったが、赤狩り(マッカーシズム)と呼ばれる指導弾圧運動に巻き込まれた後、議会での証言を拒んだことが理由で逮捕され、1950年に刑務所に入ることに。

それでも出所後1957年に偽名で脚本を執筆した「黒い牡牛」でアカデミー原案賞を受賞。
弾圧で人を抑えこめても、作品の魅力は抑えこめないことを証明した。

 

そんな話を栄光なき天才たちというマンガで読んで知っていたので、個人的に驚いた。

アカデミー原案賞はこの年を最後に無くなっているが、トランボが受賞式に出なかったことや、トランボにアカデミー賞を受賞させてしまったことなどが原因というウワサも。

 

舞台版ローマの休日は主演を含め3人がWキャスト。でもそもそもダブルキャストって?

そんなローマの休日を題材にして帝国劇場で行われる舞台。
主演を含め、主要キャスト3人はダブルキャストになっている。

 

アン王女=朝夏まなと/土屋太鳳

ジョー・ブラッドレー(新聞記者)=加藤和樹/平方元基(東京公演のみ出演)

アーヴィング(カメラマン)=太田基裕/藤森慎吾

 

土屋太鳳さんも捨てがたいが、何と言っても今回は藤森さんの出演が私にとって大きなきっかけとなっていた。

加えて帝国劇場は初めてだし、ローマの休日は映画を含めて観たことが無いのが決定打となり、観劇を決意した。

 

一応念のためにダブルキャストについて説明すると、1つの役を2人で演じることである。
ボケているわけではないが、当然1回の舞台に出てくるのはどちらか1人。

ちなみにこれが3人になるとトリプルキャストになり、4人だとクアドラプルキャスト、5人だとクインタプルキャストになるそうだ。

 

ダブルキャストを採用する理由としては、一般的には下記のようなものが挙げられる。

・長い公演期間に対応するため
・キャストに不測の事態が生じた時のリスクヘッジ
・顧客を増やしたり、今までにない客層にアプローチするため
・組み合わせが変わることでリピーターが増えやすい

 

帝国劇場の外観や内観

私は今回初めて帝国劇場に入ったので、テンションは相当上がっていた。
近くを通ることはあっても、なかなか中で観劇するタイミングは無かった。

帝国劇場の周りには現在公演中であったり、これから公演される演目のポスターが貼られている。

中に入るとエントランスはこんな感じ。

ステンドグラスが各所にあしらわれており、時代や歴史・伝統を感じながらも古くさいとか汚い感じはなく、荘厳でおごそかな雰囲気である。

帝国劇場内に飲食店はあるものの、コロナの影響なのかこの日は営業していなかった。

一応これ以外に飲食できるベンチは用意されている。

そして通常の帝国劇場は、演目が始まる前や休憩時間に座席で飲食ができるそうだが、この時は感染拡大防止のため飲食はもちろん、会話もできる限り控えてほしい旨のアナウンスがあった。

飲食に関しては帝劇地下街というレストラン街があるので、特に食事は事前にそちらで済ませておくのをオススメする。

余談だが藤森さんは、帝劇地下街の丸亀製麵に何度か訪れているとかいないとか。

 

ローマの休日を実際に観劇した感想

都会のど真ん中にいることを忘れさせる上質な異世界

そして実際の観劇。

私が買ったのは一番安いチケットなので2階席だったが、座席の傾斜が結構キツめなので2階でも非常によく舞台が見えた。

座席間はしっかりとソーシャルディスタンスが保たれながらも、以前よりは客席の割合も増えていたようだ。

ちなみに私が購入した13:00開演の回の公演時間は下記の通り。

第一幕 13:00~14:10
休憩 30分
第二幕 14:40~15:55

途中にしっかり休憩が確保されているのは演者のためかもしれないが、客側にとっても嬉しい。

 

冒頭、隠れるように舞台の下にいる生オーケストラに少し驚きながらもローマの休日がスタート。
セットや衣装が目まぐるしく変わり、都内のど真ん中なのに異世界にいるようなトリップ感が味わえた。

第一幕が始まって程なく藤森さんが登場。
チャラ男感がありながらも、声は普段よりも抑えめというか低め。

 

演技や歌もさすがという感じだった。

オリラジチャンネルで相方の中田さんが、「ドラマに出ている芸人は結構いるけど、ミュージカルは少ない。それは、藤森さんが歌えるから」みたいなことを言っていたが、確かにその通りだな、と。

 

今後もきっと幅を広げていくはず。
ただこう言うと何だが、他の演者の皆さんの歌のレベルはもっと高かった。

声は通るし音程はブレないし、動きながら、抑揚をつけながら非常に豊かに表現されていた。

 

そして藤森さんの出番が、第一幕ではあまり多くないので不安になるかもしれない。
しかし第二幕はほとんど出ずっぱりで大活躍なので、キミが私のように藤森さん目当てなら安心して観てほしい。

そういえば藤森さんが、舞台の影響で体がアザだらけみたいなことを言っていて、個人的にはローマの休日は優雅なイメージしかなかったので非常に意外だったが、第二幕を観て合点がいった。

 

一応ネタバレ注意。悲しくも気高い不朽のラブストーリー

物語そのものへの感想としては、現代であれば賛否両論ありそうだなと思う。
有名な話なので平気でネタバレすると、結果的にアン王女はジョーと恋仲になることはなく、最後には城に帰っていく。

私自身王女のこの決断もそうだし、大スクープをゲットしたはずのジョーとアーヴィングが結局そのネタを売らなかった決断も非常に気高いものだと思っている。

 

しかし人によっては、「キレイごと」と捉えるかもしれない。
国の仕事のために戻った王女を社畜みたいに感じたり、そういうしきたりを時代錯誤と感じるむきもあるのかもしれない。

でもそういうものもひっくるめて、気高い。
1つの選択肢として、こういう考え方を排除する人間にはなりたくないと思う。

 

夢のような休日を過ごした王女は悲しい別れを経て、現実に戻る。
でもこの経験が人生に与える影響は大きいはず。

そしてその決断が正しかったのか否かを決めるのは、彼女の行動次第。

 

ともあれさすがは令和になっても色褪せない不朽のラブストーリーである。
純粋に面白かった。

ちなみに舞台の雰囲気は、こちらの公開ゲネプロで少し味わうことができる。

 

余談だが最初に紹介した栄光なき天才たちでは、新聞記者がダルトン・トランボの正体を突き止めながらもそれをスクープにしない描写がある。

ローマの休日へのオマージュなんだろうか。

 

まとめ

いかがだっただろうか。

ローマの休日の舞台について、下記のことをまとめてきた。

 

・大女優オードリーもローマの休日から始まった!?
・脚本はあのダルトン・トランボ
・藤森さん含め主要3人はダブルキャスト
・格式と伝統の帝国劇場
・東京のど真ん中から異世界転生
・悲しくも気高い登場人物とストーリー

 

第二幕、カーテンコール、その他、実際に観ないとわからないことはたくさんある。
ぜひキミも一度観に行ってみてほしい。

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