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【体験レポ】自動芯出しオレンズATの書き心地が快適すぎ!

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【体験レポ】自動芯出しオレンズATの書き心地が快適すぎ!

ぺんてるより2023年1月24日、満を持して発売されるオレンズAT。

すでにSNSなどでは話題になっていたようだが、発売日や実際の商品が正式に公開され、事前に試させていただいた。

 

オレンズATは自動芯出し機構を搭載したシャープペンであり、人気があり過ぎて手に入りにくいオレンズネロの後継とも言えるかもしれない。

今回は「【はじめての自動芯出し】オレンズATの書き心地が快適すぎ!」と題し、私自身が初体験だった自動芯出し機構搭載シャープペンであるオレンズATについてまとめていこうと思う。

量産性を高めたまったく新しい自動芯出し機構搭載「オレンズAT」

自動芯出し機構を搭載したオレンズAT。
自動芯出し機構自体はぺんてるで初の試みではなく、前身とも言えるオレンズネロで2017年にすでに実現していた。

ぺんてる シャープペン オレンズネロ

オレンズネロは非常に高い評価を受けて人気の商品となったが、金属を直接削り出すという工程の手間があり、どうしても生産性を高めるのが難しく、需要がありながらも供給が全然追いついていない状況が続いていた。

それを受け、量産性を高めるために金属と同等の耐久性を持ちながらも量産に適した樹脂製のボールチャック開発に着手。

と、口で言うのはカンタンだが金属と樹脂はまったく性質が異なるため、開発は非常に難航したらしい。

実際ボールチャック研究開始から7年、樹脂ボールチャック研究本格着手から5年という期間を要している。

 

「オレンズネロでできてるんだから、それを応用すればいいんじゃないの?」と私のような素人は思うが、それは大きな間違いだそうで。

実際オレンズATには20個以上の部品が使われているが、ほとんどは今回新しく設計されたものであり、内部構造は似て非なるもの。

個人的にはandroidとiOSアプリの違いみたいなものだと認識している。

ぺんてる社内でも「出る出る詐欺」のような状態になったとかなっていないとかで、開発を進めている様子はわかりながらも素材や形状も含めて20個を超えるプロトタイプを作成・検証するなど、相当な生みの苦しみがあった。

「思考を止めない。」ための膨大な検証と書き心地に対する筆者の感想

機械での検証はもちろん、実際に使うことを想定してひたすら手書きでの検証も重ねたそうで、実際の検証資料の一部がこちら。

すべて「国会の年日」とひらすら書かれているのが不気味ではあるが、これはぺんてる社内で手書き検証の時に昔から使われている文言だとか。

とめ、はね、はらいのバランスの良さと、全部で25画になっていて数えやすいことなどから採用されているとのこと。

 

そんなオレンズATは実際の使用はもちろん、デザインにも様々な工夫がなされており、カラーは4色展開。

オレンズATのコンセプトは「思考を止めない。」
これは自動芯出し機構搭載なので1度のノックで書き続けられることもそうだが、12角の上質でスタイリッシュなデザインや、思考を邪魔しない落ち着きのあるカラーなどでも表現している。

そんなオレンズATを実際に体験した動画がこちら。

動画は短いが実際は1分以上ひたすらぐるぐるしていたが、手が疲れないし字がかすれたり突っかかったりする感じもまったく無い。

太さも程よい感じで手へのフィット感も高かったように思う。
私はオレンズネロを使ったことが無いが、比較したぺんてる社員はオレンズネロよりも太目なので握りやすいし書きやすい旨の感想をおっしゃっていた。

 

ちなみにオレンズATのATはAutomatic Technology。
ぺんてるとしては自動芯出し機構をスタンダードにしたいという想いがあり、その想いもATの名に表れているんじゃないかと。

オレンズATには片手で芯出しできる革新的シャー芯「Pentel Ain(ぺんてるアイン)」を

そんなオレンズATの後を追うように、1月30日に発売される商品がある。
それは「Pentel Ain(ぺんてるアイン)」

ぺんてるとしてはシャープペン替え芯ブランドを13年ぶりにリニューアルすることとなる。

アインについて当初はドイツ語で1の意味を持つeinからナンバーワンの意味を込めていたが、最終的にはall-inとなり「バランスが取れた高性能、欠点のない安心感」という意味を込めたとのこと。

 

ぺんてるアインは「強く、濃く、なめらかに」が開発のキーワード。
どれかを高めるとどれかが下がるため、両立が非常に難しいこの特徴を試行錯誤の末に高次元で実現した。

特に「なめらか」にこだわったそうだが、なめらかは芯そのものだけでなくケースにも活きている。

シャー芯の色とイメージしたという落ち着いた色合いのケースはもちろんだが、36か月のべ300人以上を対象にケースから芯を取り出し、筆記するまでの行動観察をした結果、革新的な開け方のケースが爆誕。

実際に開けた動画がこちら。

なんと、片手だけで芯まで出てきてくれるのである。
しかも出てくる芯の長さも試作を繰り返した末のものであり、前面より後面のほうが少し低くなっているのでより取り出しやすい。

私が学生のころにこういうのが欲しかった。。。

まとめ

いかがだっただろうか。
オレンズATとぺんてるアインについてまとめてきた。

正直ドクターグリップでシャープペンが止まっている私にとって、情報量が多すぎる商品と言える。

完全に浦島太郎状態だが、キミが同じような状況なら絶対に驚くし、そうでなくても使いやすさに衝撃を受けるはず。

 

シャープペンを使う機会があるなら、ぜひどちらとも試してみてほしい。

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