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大人の吃音症、どもりの改善方法とは、病院での治療はオススメなのか

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大人の吃音症、どもりの改善方法とは、病院での治療はオススメなのか

社会人として生きていく上で、コミュニケーション力は欠かせない。
人付き合いが極めて悪いが他の誰にも真似できないような作品を作る、そんな小説の登場人物みたいな芸術家でもない限り、コミュニケーションから逃れることは困難だ。

どんな職業に就くにしてもコミュニケーションは大事なので、コミュニケーション能力に難があると、必然的に生きづらくなる。

 

吃音症、いわゆるどもりはコミュニケーション能力を悪化させる要因で、うまく喋れないと、不安障害や対人恐怖症などの二次的な障害を発生させる恐れもある。

音の一部を繰り返す連発、音を引き伸ばす伸発、言葉が詰まってしまう難発の3つの症状のいずれか、あるいは複数が現れている状態が吃音症だ。

吃音症について

吃音症は、2歳から4歳の幼児期の半ばくらいに発症する発達性吃音と、外的要因が原因で後天的に発症する獲得性吃音に大きく分けられる。

獲得性吃音は、脳の損傷などが原因の獲得性神経原性吃音と、トラウマや大きなストレスが原因の獲得性心因性吃音に分けられるが、獲得性神経原性吃音の場合は病院で診察を受け、問題が起こっている部分の治療を行わないと改善には期待できない。

 

怪我、高血圧、薬物の使用など獲得性神経原性吃音を引き起こす要因は複数あるが、脳の機能に問題が出ているのであれば、そちらを治療するのが最優先。

一方、発達性吃音と獲得性心因性吃音は、獲得性神経原性吃音とは別ベクトルで相当に厄介で、幼児期に発症する発達性吃音に至っては未だにはっきりした原因が分かっていない。

遺伝、環境の問題などが原因として推測されており、また発達障害との関係も指摘されてはいるものの、まだまだ未知数な部分が多く残っている。

 

発達性吃音と獲得性心因性吃音の厄介な点は、明確な治療方法が確立されてはおらず、病院で治療を受けたからといって改善するとは限らない点である。

吃音・どもりの改善方法はこちら>>

 

病院で行われるどもりの改善方法

吃音症を根本的に治療するのは現在の医学では難しいため、症状を和らげるための対症療法がメインになる。

近年、吃音症の治療としてリッカムプログラムという行動療法を取り入れる病院が増えてきたが、これは主に子供向け。

大人の吃音症に対しては、薬物療法や認知行動療法といった対症療法、そして吃音症を完治できるかもしれないTMS治療という選択肢がある。

 

どもりによる影響で対人関係に問題が出ていたり、抑うつの傾向が見られる場合、薬物療法での対処が一般的である。

薬物療法は吃音症そのものではなく、二次的な障害に対する治療だが、どもりによる生きづらさを感じているのであれば、薬物療法で症状を和らげるのも手だと思う。

認知行動療法は吃音症に特化した改善方法ではないが、物事の受け取り方の歪みにアプローチすることで、生きづらさが改善される可能性がある。

 

過去の経験などから自分を責める傾向がある人は、失敗した時に過剰に落ち込みやすいもの。

無駄に自分を責める必要はないのだが、このような人は過去のつらい経験などが原因で、失敗した時は自分を責めるものだという歪んだ考えが生じている場合が多い。

同様に、吃音症を抱えている人は、どもりのせいで嫌われてしまう、浮いてしまうと考えがちだが、そのようなことはない。

 

過去の経験などから、物事の受け取り方に歪みが生じている場合、認知行動療法で歪みに対してアプローチすることで、ストレスを和らげられる。

吃音症に対して直接アプローチすることはできないが、認知の歪みを改善することにより日常生活が楽になるケースもあるはず。

病院以外での改善方法はこちら>>

 

発達障害に用いられる対症療法と一線を画するTMS治療

これらの対症療法と一線を画するのがTMS治療で、こちらは発達障害に対して用いられてきた治療法。

先に書いたように、吃音症は発達障害との関連が指摘されているが、TMS治療では磁気により脳に直接アプローチして、発達障害でよく見られる脳の機能の偏りを改善すると言われている。

アメリカやヨーロッパでは2000年代後半から発達障害、うつ病など精神科の領域の病気に対してTMS治療が用いられており、吃音症に効果的だという意見もある。

 

もっとも、TMS治療を受けられる病院は日本ではまだまだ少なく、そもそも効果に対して懐疑的な声も多いのが実情。

それでも、吃音症の根本的な治療を望んでいるのであれば、TMS治療を受けられる病院がないか探してみるのも手である。

 

病院での治療がオススメなのか

紹介した改善方法はいずれも一長一短があり、オススメと言えるほどではないため、病院での治療以外も選択肢に入れておきたい。

いわゆる、民間療法と呼ばれる治療法の中には怪しいものもあるが、吃音症の場合は民間療法で効果が上がっても不思議ではない。

そもそも、発達性吃音の場合、成長するにしたがって自然に症状が見られなくなる例は多い。

 

どもる子供を周囲が暖かく見守った結果、どもりの症状が消えたなんて例もあるように、病院による治療を受けなくても完治することはあり得る。

薬物療法や認知行動療法、TMS治療などの、病院で行われる吃音症に対する治療にピンと来ないのであれば、ぜひこちらの改善方法をチェックして欲しい。

病院以外での改善方法はこちら>>

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