キミはパーソナルトレーニングジムにどんなイメージを持っているだろうか。
私は食事制限とかきつくて、数値目標を厳しく設定されて、トレーニングで追い込まれるようなイメージを持っていた。
偏見である。
実際そんなジムがあるのかはわからないが、パーソナルトレーニングジムKenzでかなりイメージが変わった。
ケンズでは身体を鍛えるだけでなく、健康に対する知識も学ぶことができるそうで、目から鱗だった。
今回はパーソナルトレーニングジムKenzについてご紹介していこうと思う。
パーソナルトレーニングジムKenz(ケンズ)とは?
最近流行っている印象のあるパーソナルジム。
ライザップが有名だが、個人的には実際どんなものなのかは知らなかった。
パーソナルトレーニングジムKenz(ケンズ)は、代表である野島賢(のじまけん)さんが立ち上げたジム。
現在店舗は赤坂、渋谷、新宿、表参道の4つ。
将来的には全国に展開したいとのこと。
ちなみに今回載せている写真は、すべて赤坂本店のものである。
ケンズではトレーニングの指導はもちろんのこと、身体や食事の知識、さらには身体のケア(コンディショニング)のメニューまで用意されている。
コースには様々なものがあり、カウンセリングを受けた後に自分でトレーニングをするコースや、みっちりトレーナーについてもらうコース、さらにはカップルでトレーニングするコースや、結婚式に向けての集中トレーニングコースなんてものもある。
「痩せたいです」「わかりました」で済まさず、カウンセリングでとことん理由を聞き出す
どのようなコースを選んだ場合でも、まずは初回にカウンセリングが実施され、これが非常に重要だと野島さんはおっしゃっていた。
パーソナルトレーニングジムに来るということは、まず痩せたいと思っているのは当たり前。
その理由知るために、どんどん突っ込んで質問をしていく。
よくあるのは、
・彼女・彼氏に振られた
・合コンが近い
・きつい言葉を言われた
・片思いしている
・仕事のパフォーマンスが悪い
・健康診断が近い
・夏が近い
などなど。
それに対してその人がどう思っているかを聞き出し、痩せた先にどんな未来を描いているのかを明確にする。
そして、その未来を実現するための目標を設定してくという流れになるそうだ。
ケンズでは基本プログラムは存在せず、カウンセリングをした上で、その人に合わせたトレーニングを実施するという。
どうして体重計を置いていないのか?数字ではないところで結果にコミットする
ジムに通うとか、痩せたいと思った時に普通は気になるのが体重。
「何キロ減らすか?」「何キロ減ったか?」が指標になっていたり、目標設定になったりすることが多いと思うが、ケンズではそこが違う。
おそらく、パーソナルトレーニングジムの中では非常に珍しいと思うが、ケンズには体重計が置いていない。
体重という数値よりも、体型で結果を出すとのこと。
体重だけで判断してしまうと何に問題があるのかわからないし、目標を達成したらその時点で満足してしまうし、体系を維持できないことも多いそうだ。
そんなこともあり、長期的な健康や体型維持のためにも体重は気にさせないらしい。
理想の痩せ方、理想の体型は人それぞれに違う
痩せたい、筋肉をつけたいと言っても、好みや理想は千差万別。
これは男女はもちろんのこと、世代や年齢でも全然違うはず。
ちなみに、代表である野島さんの理想はこんな感じ。
北斗の拳のケンシロウに憧れていたそうで、こちらが希望を出さないとこの肉体を目指す方向に持っていかれるそうだ。
キミがこうなりたいなら構わないが、個人的にはこれは行き過ぎている感がある。
私の理想はどちらかと言えば細マッチョ。
昔の松田翔太さんや、ファイトクラブの時のブラッドピットあたりに憧れる。
パッと見そんなでも無いのに、脱ぐと結構筋肉があるという。
揚げ物?ラーメン?食べてもOK!ムリな食事制限や画像を送る手間は一切なし
ケンズでは、ムリな食事制限はなし。
ライザップのように、食事を撮って送る必要もないとのこと。
食事制限は百害あって一利なしだと言う。
確かに食事制限をすると結果が早く出るそうだが、それと同時にストレスが溜まるという。
そして食事制限をする場合、制限と言う以上「いつまでやるの?」という話になる。
さすがに一生やめろというのは厳しすぎるが、ムリして制限したものなら解放された時の反動も非常に大きいはず。
それで戻ってしまっては、まったく意味がない。
だからこそ食事制限はせず、その分トレーニングのメニューを工夫するそうだ。
確かにそのほうが、色んな意味で健康に良いように思う。
平均寿命は80歳以上。でも、健康寿命は?
日本人の平均寿命は、現在男女ともに80歳を超えており、超高齢化社会も目前に迫っている。
しかし一方で、健康寿命が延びていないという事実がある。
健康寿命というのは、介護などを受けずに1人で生活ができる状態の寿命のこと。
この健康寿命の平均はなんと67歳。
つまりは長く生きたとしても、20年くらいは「ただ息をしているだけ」とか、「まともに歩けない」場合が多いということである。
野島さんはこれを伸ばし、「心理的、社会的、身体的に健康になってほしい」という目標を掲げている。
これも、食事制限もしない理由と関係している。
「好きなものを取り上げるのは健康ではない」と言っていた。
あとは個人的に驚いたのは、「ガンの原因は食」だそうで。
そのため食に関しての知識などもしっかりと話をしてくれる。
あとは体の構造や筋肉の仕組み、筋トレのルールなども、タブレットや模型などを使いながら、論理的にわかりやすく説明してくれる。
資格が必要無いからこそ、あえて資格を持ったトレーナーとその質にこだわる
パーソナルトレーニングジムのトレーナーは、基本的に資格はいらないというのを、私はこの日初めて知った。
最近パーソナルトレーニングジムが増えているのは、そう言った背景もあるらしい。
しかし、だからこそ、ケンズではあえて資格を持っている人しかトレーナーとして採用していないそうだ。
安易に募集をかけず、トレーナーの質にはこだわっているという。
野島さん自体人と同じことをするのが嫌いだと言っていたので、そういう精神が良い意味で現れているのかもしれない。
店舗を4つに分けている理由が深すぎる
冒頭紹介したとおり、ケンズは新宿、渋谷、赤坂、表参道(女性専用)という4つの店舗がある。
これは通いやすさの面ももちろんあるが、それ以上に重要なことが1つ。
実はそれぞれの店舗で置いてあるトレーニングマシンが違うという。
なぜかと言うと、お客さんの独り立ちのため。
これにはきっかけがあり、以前にケンズを辞めた人が戻ってきたことがあったらしい。
理由は「スポーツジムのトレーニングマシンの使い方がわからなかった」から。
これを受けて代表の野島さんは、できる限り様々なトレーニングマシンに触れてもらうためにそれぞれの店舗で別のマシンを用意し、バリエーションも増やした。
そして利用者は基本的にすべての店舗を利用してOKになっている。
パーソナルトレーニングジムKenzの中の様子
ケンズ赤坂本店の中はこんな感じである。
こちらは天井に書かれた文字。
これは単なる励ましという意味だけでなく、トレーニングによっては非常に重要となる「目線を上げる」という行為を行うためのものらしい。
そして、個人的に印象に残っているのはロッカールーム。
ロッカーの名前は数字ではなく、またアルファベットではあるものの、ABC順ではなくK、D、F、N。
実はこれ、筋肉の名前の頭文字らしい。
身体への知識を深め、身近に感じてほしいという想いがあるそうだ。
まとめ
いかがだっただろうか。
ケンズについて、下記のことをまとめてきた。
・パーソナルトレーニングジムKenz(ケンズ)とは?
・「痩せたいです」「わかりました」で済まさず、カウンセリングでとことん理由を聞き出す
・どうして体重計を置いていないのか?数字ではないところで結果にコミットする
・理想の痩せ方、理想の体型は人それぞれに違う
・揚げ物?ラーメン?食べてもOK!ムリな食事制限や画像を送る手間は一切なし
・平均寿命は80歳以上。でも、健康寿命は?
・資格が必要無いからこそ、あえて資格を持ったトレーナーとその質にこだわる
・店舗を4つに分けている理由が深すぎる
・パーソナルトレーニングジムKenzの中の様子
話を聞いていて思ったのは、トレーニング効率の良さはもちろん、ケガのリスク軽減や、人生単位での改善が見込めるということ。
本当に体型だけじゃなく、人生も変わると思う。
気になったなら、まずは一度ホームページを覗いてみてほしい。