サントリーのビールと言われて思い浮かぶのは、やはりプレモル。
キミや私だけでなく、おそらく多くの人がそうなんじゃないだろうか。
比較的新しいものとしてパーフェクトサントリービールもあるが、まだまだ知名度はこれからだし、実はプレミアムじゃないモルツもあるがそちらは失礼ながらそこまでの知名度でもない。
プレミアム市場拡大をけん引したサントリーではあるが、それに飽き足らず中価格帯に訴求すべき新しいビールを投入する。
その名もサントリー生ビール。
今回は「【ガチレビュー】ストレートすぎるサントリー生ビールはどんなの?」と題し、サントリーが満を持して投入するサントリー生ビールについてまとめていこうと思う。
8年ぶりとなる定番ビールの新商品「サントリー生ビール」
2023年4月4日発売のサントリー生ビール。
サントリーとしてはPSBを除いたいわゆる定番のビールで、実に8年ぶりの新製品とのこと。
炭酸で割るビアボールやプレモルのリニューアルも記憶に新しいが、間髪入れずに新ビールを投入してくる。
新ビールのコンセプトは「グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさ」(自社内調べ)とのこと。
プレモルよりも構えることなく、幅広い層に訴求していく狙いである。
デザインは個人的にどこか懐かしさを感じるレトロなものだが、キミの感想はもしかすると違うかもしれない。
とりあえず何と言っても目を引くのは大きな「生」の字と「トリプル生」という赤い文字。
キャッチコピーは、トリプル生にかけて「生きれば生きるほど生ビールはうまい!」となっている。
とはいえ実際何がトリプルなの?という話だが、これは製法がポイントになっている。
「デコクション」という仕込み工程での煮沸作業があるが、麦芽やコーンのうまみ・特長をより引き出すために、サントリー生ビールはこれを3回行う「トリプルデコクション製法」を採用しており、これが「トリプル」の由来とのこと。
そしてこの製法を採用することで「グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさ」を両立できたとか。
余談だがサッポロのヱビスや黒ラベルはダブルデコクション製法なので、さらに踏み込んだ製法になっている。
サントリー生ビールを実際に飲んでみた感想
とまあ講釈はこのくらいにして実際に飲んだ感想をお伝えしたい。
ちなみに原材料やアルコール度数はこんな感じ。
アルコール度数5%は一般的なビールの数値だが、コーンが入っているのはプレモルやパーフェクトサントリービールとの大きな違いかもしれない。
缶ビールではあるがせっかくなのでグラスに注いでみた。
気のせいかもしれないがプレモルよりもいくぶん明るい色合いに見える。
おそらく気のせいだけれども。
実際に飲んでみるとプレモルやパーフェクトサントリービールには無いキレを感じる。
麦芽やホップの旨味を感じながらも全体的に柔らかく、苦みもスッと引いていく。
後口にはさわやかさが強く残る印象である。
プレモルに比べると軽い印象をあるが、グビグビ飲むにはピッタリだと思う。
特に夏場は非常に美味しく感じそうである。
プレモル派には物足りなく感じる部分があるかもしれないが、「かつてない飲みやすさ」は個人的にも実感できたし、確かにこれなら幅広い層にリーチできるんじゃないかと。
ちなみにビールの味わいは山崎賢人さん、上白石萌音さん、オズワルドのお2人からもお墨付きである。
こちらはオフィシャルの写真だが、上白石さんと缶がめちゃくちゃかぶっているのが可哀そうでもあり、可愛くもあり。
余談である。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリー生ビールについてまとめてきた。
今後はプレミアム路線のプレモル、機能性路線のパーフェクトサントリービール、王道のサントリー生ビールで展開していくとのこと。
現在王道の位置づけにあるザ・モルツは終売へ向かうらしい。
ともあれサントリー生ビールは、もしかするとビール業界に大きな影響を与えるかもしれない。
この「かつてない飲みやすさ」をキミにもぜひ体験してみてほしい。