ビジネス ライフスタイル

サントリーが提案するサマーワインはワインの概念をぶっ壊す?

  1. HOME >
  2. ビジネス >

サントリーが提案するサマーワインはワインの概念をぶっ壊す?

キミはワインに氷を入れて飲んだことはあるだろうか?
この飲み方を邪道だと思うだろうか?

賛否あるかもしれないが、少なくともワインの製造・販売を手掛けるサントリーはそうは思っておらず、むしろ「邪道」だという見方を崩したいという話をしていた。

 

いわゆるワインの既成概念を破壊する内容も含まれた、サントリーの2020年サマーワイン説明会は、コロナの影響もあってオンラインにて実施されることに。

説明の内容もそうだが、個人的にはオンライン説明会というのが非常に新鮮だった。

 

今回は「サントリーが提案するサマーワインはワインの概念をぶっ壊す?」と題し、オンラインにて紹介されたサントリーのサマーワインや飲み方の提案などをまとめていこうと思う。

サントリーサマーワイン説明会は筆者にとっては初めてのオンライン説明会

2020年6月某日に説明会は行われたが、コロナの影響もあってオンラインでの説明会となった。

個人的には人生初である。
こちらはBlueJeans(ブルージーンズ)というテレビ会議のシステムを使って行われた。

いくつかリモート会議のシステムは使っていたつもりだが、こちらは使ったことのないシステムだったので結構苦戦した。

 

とりあえずオンライン説明会とはいえ新商品の試飲はあるということで、もろもろは事前にサントリーから郵送にて送られてきた。

 

氷を入れるのは邪道?ワインに対する一般消費者のイメージ

ワインに氷を入れることに対して、キミはどう思うだろうか?
「邪道」「ありえない」「信じられない」?

感じ方はそれぞれかもしれないが、ワインに氷を入れる飲み方は海外でもなじみがあるし、別に邪道ということもない。

 

私はそういう飲み方をする飲み友達がいたし、私自身もやっていたのでまったく抵抗はない。
ただ、比較的高い年齢層は氷を入れずに飲むようで、若年層は氷を入れて飲む人が多いようだ。

酒そのものの味を楽しみたいなら氷を入れない方が良いとは思うが、それは何もワインに限ったことではない。

ウイスキーだって焼酎だって、酒そのものの味を楽しむなら水割りとかハイボールにしないほうが良いに決まっている。

 

要はそういうことなんじゃないかと。
もちろんお酒へのリスペクトは必要だが、ある程度は好きなようにアレンジして良いと思う。

しかしワインを氷で割るユーザーのほとんどは、「邪道だけど。。」と引け目を感じながら飲んでいるそうだ。

 

サントリーはサマーワインの提案で、その概念を壊したいと話されていた。

 

サントリーのサマーワインの提案1:カルロロッシICE スパークリング<マスカット>

「ワインに氷を入れるのは邪道」というイメージを払拭するための商品として、1つ目の提案はカルロロッシICE スパークリング。

こちらは2020年5月26日に発売されており、氷が溶けても味が崩れないように商品設計されている。

 

しかもアルコール度数が8%で通常のワインよりも低く、容量も280mlなので気軽に手に取ることができる。

なのでこちらはいわばエントリーモデル。
20代後半から30代前半で、「ワインは飲んでみたいけど、どれを選べば良いのかわからない」という層をターゲットにしている。

 

実際氷を入れて飲んでみたが、ワインとは思えない軽さと爽やかなマスカットの風味が口に広がり、非常に飲みやすい。

初心者がボトル1本空けるのは結構骨が折れるが、これなら気軽に試せると思う。

 

サントリーのサマーワインの提案2:氷と楽しむおいしいワイン。<サンシャインフルーツ>

「氷と楽しむ」アピールで大きな反響。筆者が実際に飲んでみた感想も

2つ目の提案は「氷と楽しむおいしいワイン。」
こちらも「カルロロッシICE スパークリング<マスカット>」と同じく2020年5月26日に発売されている。

この商品の場合は、名前からストレートに訴求している。

 

ただ、以前は氷を入れて飲むことが伝わりにくいパッケージだったそうで、「氷と楽しむ」ことを強く打ち出したところ大きな反響があったそうだ。

こちらは白ワインをベースにした上で、夏に人気のパイナップル、グレープフルーツ、オレンジ」果汁がブレンドされているので、これだけでサングリアのような状態になっている。

 

アルコール度数は12%なので通常のワインと同じくらい。
氷を入れて飲むとアルコールの強さはそこまで感じずに、パイナップルなどのフルーツの味わいが爽やかに感じられる。

 

氷を入れない状態でも飲んでみたが、名前のとおり氷と楽しんだほうが良いと思う。

 

「かき氷に入れてみたい」「色々アレンジを試してみてほしい」→試してみてみた

質疑応答の中で「かき氷に入れてみたい」との言葉があり、サントリー側は「クラッシュアイスに注いでも美味しい」と回答。

そして、「様々な飲み方を試してみてほしい」という話もあったので、私も少し試してみた。

 

「氷と楽しむおいしいワイン。」アレンジ1:サングリア感をさらにアップさせる

説明会の中で「フルーツを入れると良い」という話が出たので、まずは試してみることに。
冷凍のブドウとベリーを用意して、氷と一緒に入れてみた。

ここまで色が変わることは想定外で、何だか別の飲み物のようである。
これはこれで美味しいが、味や香りもベリーが先に立っているような印象である。

1つの選択肢としてアリだが、どうせなら近い色合いのフルーツや、柑橘系を使うと良いかもしれない。

 

「氷と楽しむおいしいワイン。」アレンジ2:炭酸で割ってみる

お次はある意味王道かもしれないが、炭酸で割ってみた。
氷を入れてさらに炭酸を加えることにより、さわやかさや飲みやすさがかなりアップする。

キミがワインを飲み慣れているなら物足りなく感じるかもしれないが、アルコールの強さも調節できるという意味では汎用性の高い飲み方だと思う。

 

「氷と楽しむおいしいワイン。」アレンジ3:かき氷というかアイスにかけてみる

かき氷がオススメならきっとアイスも美味しいだろうと思い、バニラアイスにかけてみた。
アフォガードのようなマッチングを期待していたが、どうやらバニラアイスだとこのお酒に対しては味が少し強すぎるようだ。

 

ほんのりフルーツが香るものの、アルコールの味ばかりが主張する。
フルーツ系のシャーベットや、ソーダなどならもっと合ったのかもしれない。

 

サントリーのサマーワインの提案3:雫音(しずね) ゆず・すだち

スパークリングワインの新価値提案。食事に合う和スパークリング

情報をいただいた当初から、こういうアプローチのスパークリングワインは珍しいと思っていたが、実際「和スパークリング」という新しい需要を開拓するために作られたそうだ。

夏場は度数の高さや清涼感の不足、食事との相性の問題からワインが選ばれにくい傾向があり、どうしてもビールやハイボールにユーザーは流れてしまうんだとか。

まあ、私も心当たりがある。

 

その状況を打破するための商品として、雫音は生み出された。

一般的にスパークリングワインのアルコール度数は11%程度のものが多いが雫音は7%。
ストロングゼロやこだわり酒場のレモンサワーよりもアルコール度数が低い。

関連記事
【虚無の酒?】-196℃ストロングゼロのセミナーで”超レモン感”を味わってきた

キミは、サントリーのストロングゼロを飲んだことがあるだろうか? 安くてアルコールが強くて、しかも美味しい。 我々庶民の強い味方である。   そんなストロングゼロがどのように作られたか、そして …

関連記事
定番人気から新作まで。レモンサワー9種類飲み比べのまとめ

キミはレモンサワーが好きだろうか? 好きなら、どんなレモンサワーが好きだろうか? 食事をしながらお酒を飲む機会は多いと思うが、レモンサワーほど他の料理を邪魔しないお酒はないんじゃないかと。 &nbsp …

そういえばストロングゼロがギネス世界記録に認定されたそうで、改めて祝福させていただきたい。

 

そして味もゆずとすだちの2種類なので、和食に合うだけでなく味を引き立てる。

 

和スパークリングの雫音(しずね)の販売時期や他フレーバーは?

雫音は夏季限定商品として新登場する。
予定では2020年6月30日から8月の下旬ごろまでは店頭に並ぶ予定だそうだ。

しかし本数などは決まっていると思うし、終了時期はあくまでも予定なので、見つけたら早めに購入しておくことをオススメする。

 

そして個人的に気になったので実際に説明会で質問したのは、「どうしてゆずとすだちになったのか?」ということ。

すると実際にシークワーサーなども候補に挙がったそうだが、試作などを重ねた上で、やはりバランスや味わいなどを考えてゆずとすだちになったんだとか。

 

少なくともしばらくの間は別のフレーバーは出ないだろうと思う。

 

和スパークリングの雫音(しずね)を飲んだ感想

実際に飲んでみると、ゆずもすだちもハッキリと主張がある。
スパークリングワインでありながら和の味がして、なんだか新感覚だった。

すだちは爽やかな酸味や苦みが感じられ、確かに色々な和食に合いそうだし、ゆずも本当に上品なゆずの味がする。

 

2種類ある中、ゆずだけはマリアージュを楽しめるおつまみが一緒に提供された。
柚子こしょう風味の鶏もも炙り焼きである。

このおつまみ自体もなかなか美味しかったが、柚子こしょうとゆずということもあって相性はバツグン。

あっさりめの鶏ももの味わいを、ゆずがより一層引き立てていた。

 

まとめ

いかがだっただろうか。

オンラインにて行われた、サントリーのサマーワイン説明会について下記のことをまとめてきた。

 

・サントリーサマーワイン説明会は筆者にとっては初めてのオンライン説明会
・氷を入れるのは邪道?ワインに対する一般消費者のイメージ
・サントリーのサマーワインの提案1:カルロロッシICE スパークリング<マスカット>
・サントリーのサマーワインの提案2:氷と楽しむおいしいワイン。<サンシャインフルーツ>
 「氷と楽しむ」アピールで大きな反響。筆者が実際に飲んでみた感想も
 「かき氷に入れてみたい」「色々アレンジを試してみてほしい」→試してみてみた
  アレンジ1:サングリア感をさらにアップさせる
  アレンジ2:炭酸で割ってみる
  アレンジ3:かき氷というかアイスにかけてみる
・サントリーのサマーワインの提案3:雫音(しずね) ゆず・すだち
 スパークリングワインの新価値提案。食事に合う和スパークリング
 和スパークリングの雫音(しずね)の販売時期や他フレーバーは?
 和スパークリングの雫音(しずね)を飲んだ感想

 

色々面白くはあったが、個人的には話をしながら自分で酒やら氷やらのセッティングをしなければならないのが大変だった。

普段説明会に参加している時には非常に楽をしていたことがわかり、改めて関係者の皆様に感謝を述べたい気分になった。

 

ともあれ夏のワインはガシガシ氷を入れて、清涼感たっぷりに楽しんでみてほしい。

-ビジネス, ライフスタイル,