ハイボール、レモンサワー。
すっかり定番のソーダ割りになっているが、ここに第3の選択肢が生まれるとしたらキミはどう思うだろうか。
お酒に限ったことではないが、良質な選択肢が増えるのは個人的には歓迎したい。
そんな第3の選択肢になるべく、サントリーから”第3のソーダ割り”になるべく翠ジンソーダ缶が発売される。
今回は「ビンの翠と缶の翠ジンソーダは中身が違う?飲み比べて確かめてみた」と題し、ビンの翠で作った翠ジンソーダと缶の翠ジンソーダを飲み比べた感想を中心に第3のソーダ割りとしての資質も含めてまとめていこうと思う。
翠ジンソーダ缶開発の背景。第3のソーダ割りへ
翠に関しては当サイトでも以前にご紹介した。
関連記事:【第3のソーダ割?】サントリージャパニーズジン「翠(SUI)」爆誕
クラフトジンの六(ROKU)発売から3年ほど経った2020年に発売された翠。
実は六を作る過程で商品としての可能性が生まれ、販売にいたったジンとのこと。
六はクラフトジンとして完成度が高いが、価格帯もあってなかなか手が伸ばしづらい。
対して翠はもう少しライトな価格帯で、味わいも香り高さはありながら比較的シンプル。
サントリーはハイボール、レモンサワーに続く日常使いの第3のソーダ割として翠ジンソーダを推していくそうだ。
缶の翠ジンソーダは2022年2月15日よりコンビニで先行販売される。
翠ジンソーダ缶の特徴とビンの翠で作った翠ジンソーダとの決定的な違い
次に翠ジンソーダ缶の特徴についてお伝えしたい。
さわやかなパッケージデザインが何とも目を引く。
アルコール度数は7%。
サントリーと言えばストロングゼロが有名だが、それよりは若干度数が低い。
しかしこれにはちゃんと意味があり、瓶の翠と炭酸水を1:4で割るとアルコール度数が7%になることを加味して設定されている。
そして今回発売される缶の翠ジンソーダは、ビンの翠とは違う翠が使われている。
しかしそれは改悪や味変ではなく、ビンの翠で作る翠ジンソーダに味を近づけるための工夫である。
ビンは直接グラスに注いで炭酸で割ったいわゆる出来立てを飲めるが、缶はどうしてもそうはいかない。
その差を埋めるために柚子の原料酒を缶のために作り直し、原料酒のブレンド自体も見直したそうだ。
それにより、缶であってもビンの翠から作った出来立ての翠ジンソーダの美味しさを再現したとか。
缶とビンの翠ジンソーダを飲み比べてみた感想
そんな2種類の翠ジンソーダを飲み比べてみた。
せっかくなので缶は缶のまま、ビンはグラスに注いで出来立てを飲んでみた。
ちなみに翠ジンソーダの公式の作り方はこちら。
1.グラスに氷をたっぷり入れる
2.ジャパニーズジン翠(SUI)を注ぐ
3.きりっと冷えたソーダを氷にあてないように注ぐ
4.炭酸ガスが抜けないように、マドラーで縦に1回混ぜる
5.翠ジンソーダのできあがり※サントリー公式
そして出来上がった翠ジンソーダがこちら。
いくらなんでも氷がたっぷりすぎただろうか。。。
グラスからはみ出さんばかりである。
なにはともあれいただいてみると、久しぶりだがウマい。
ボタニカルの香りが非常に豊かに広がり、レモンなどを入れなくてもソーダだけで十分美味しい。
そして缶の翠ジンソーダと比較していく。
とりあえず飲んだ瞬間に思ったのがバランスの良さ。
1つの商品として非常に良くまとまっている印象を受ける。
公式のレシピを参考にしたとは言え、缶の翠ジンソーダと比べると自分で作った翠ジンソーダは少しまとまりに欠けるような気がした。
しかし逆を言うとキレイにまとまりすぎていると思った。
ほどよい炭酸にほどよいアルコール感。まあ、私が吞兵衛なのでほどよいと思ってるだけかもしれないが。
個人的にはもう少し翠の主張があっても良いのかな、と。
とはいえクイクイ飲めてしまうので、そういう意味では缶の翠ジンソーダはきっと幅広い層に魅力を広める力を持っていると思う。
動画にもしてみたので良かったら見てみてほしい。
まとめ
いかがだっただろうか。
缶と瓶の翠ジンソーダについて下記のことをまとめてきた。
・六から生まれた翠
・翠ジンソーダを第3のソーダ割りへ
・アルコール度数7%は翠1:炭酸水4での割合
・缶のために翠を再設計
・缶はバランス重視
・吞兵衛はビンでアルコールプラス
ハイボールやレモンサワーとはまた違った爽やかさ。
クセなくスッキリした飲みやすさは、個人的には十分に第3のソーダ割りとして定着する可能性を秘めていると思う。
キミも良かったら飲み比べの感想を聞かせてほしい。