キミは関平温泉を知っているだろうか。
鹿児島県霧島市にあり、天下の名泉と呼ばれる温泉である。
その歴史は200年以上。
地元はもちろん、県外の人にも親しまれてきた。
今回は「【I’m loving it】関平温泉・新床温泉が1度で2度おいしい」と題し、関平温泉についてまとめていこうと思う。
※取材は2019年10月に実施。
ドライブスルーで買える「飲んでよし、入ってよし、の天下の名泉」関平温泉
関平温泉はまさしく、「飲んでよし、入ってよし」。
温泉に入るのはもちろん、ナチュラルミネラルウォーターに分類され、飲用にも適している。
そのためナチュラルミネラルウォーターの工場も併設されているが、こちらも含めて管理・運営をしているのは霧島市。
日本で唯一自治体が経営している温泉、並びに工場なのである。
この日は鹿児島県霧島市役所の職員である、徳永健治さんにお話を伺った。
関平温泉は非常にミネラル豊富で、美と健康への良い影響について様々なデータがある。
具体的には1リットル中にカルシウム15.8mg、マグネシウム10.4mgのミネラルが含まれており、こちらは健康に良いとされる理想的なバランスと言われている。
国内では希少な中硬水というカテゴリになるがまろやかでクセが無く、飲みやすいそうだ。
実際私もいただいたが、非常に飲みやすかった。
効果や効能についてだが、2003年9月20日付の南日本新聞の記事ではがんの抑制効果に関する記事も発表されている。
これは自治体と鹿児島大学の共同研究に成果であり、関平鉱泉水を飲み続けることで免疫力を高め、ガン細胞の増殖を防ぐと言われる 「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きを高める実験結果が出たそうだ。
その他ユーザーからのアンケートには「食欲が出た」「切り花が長持ちする」「金魚の色が戻る」などの声もあったそうで。
そして個人的に驚いたのはドライブスルー。
ナチュラルミネラルウォーターの工場の運営・管理をしていると話したが、関平温泉は直営店や通販で購入できるほか、なんとドライブスルーでも購入することができる。
本当に地元で長く愛されていることがわかる。
霧島では一般的?カップルではなく家族湯がある
そして他に関平温泉というか、霧島市の温泉にはある特徴がある。
それは、家族風呂。
カップルのお風呂などは何となく聞いたことがあるが、ファミリーでというのは個人的には結構新鮮な話だった。
こちらは貸切露天風呂。
この日は利用者がいなかったので特別に撮影させていただいた。
そういえばお邪魔した時にはこちらのトートバッグをいただいた。
余談だが、バッグに描かれているアヒル隊長はパイロットインキ社から販売されている、お風呂や水辺に浮かべて遊ぶアヒルをモチーフにした玩具のキャラクターの名前。
元々はお風呂で使うアヒルのグッズとして販売しており、特に公式な名前はなかったそうで。
しかし日本テレビ系バラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」のロケで使用される際に、出演者から「アヒル隊長」と呼ばれるようになり、これが視聴者に定着し、メーカーが正式にブランド化した。
関平温泉・新床温泉に実際に入ってみた感想
何はともあれ、飲むだけでなく温泉に入ってみることに。
ちなみに関平温泉と言いながら、実は入れる温泉は関平温泉と新床温泉(しんとくおんせん)という2つに分かれている。
※私のメモには「しんとくおんせん」と書かれていて、正しいか調べようとしたがいくら探しても出てこなかった。。。
間違っていたらご連絡いただきたい。
温泉施設はこんな感じでほっこりする。
脱衣所はこんな感じ。
温泉の中は利用者がいたため撮影できなかったが、公式の画像はこちら。
■関平温泉
■新床温泉
※関平温泉のサイトより引用
関平温泉と新床温泉はどちらも無味無臭だが、新床温泉の湯は少し褐色がかっている。
入ってみるとどちらもやわらかい印象で、何だか肌がしっとりツルツルしたような気がする。
実際資生堂と提携して美容液なども作られているため、個人差はあるだろうが効果を実感している人が多いだろうことは窺える。
まとめ
いかがだっただろうか。
関平温泉について、下記のことをまとめてきた。
・飲んでよし、入ってよしの関平温泉
・ガンの抑制効果を示す研究結果も?
・ドライブスルーで温泉を買える時代
・家族風呂は霧島の文化
・関平温泉と新床温泉に入ることができる
入っても飲んでもOKというのは個人的にあまり聞いたことがなかったので新鮮だった。
一度に2種類の温泉が楽しめるのも、お得感があって良いんじゃないだろうか。
キミも鹿児島に遊びに行くなら、関平温泉を選択肢に入れることをオススメする。
※取材は2019年10月に実施。