世界一の石窯ピザがバトンになった。
これだけ聞くと何がなんだかわからないかもしれないが、バトンピッツァを端的に表現するならそうなる。
イタリアから日本へ。
日本のピッツェリアから消費者へ。
美味しさや笑顔の”バトン”を繋ぐバトンピッツァの活動に私は強く共感したので、実際にバトンピッツァを食べてこうして記事を書いている。
今回は「バトンピッツァを食べたら想いに強く共感できるし美味いし言うことなし」と題し、バトンピッツァについてまとめることでバトンを繋いでいこうと思う。
ナポリピッツァの世界チャンピオンが考案のバトンピッツァとは?
六本木ジャンカルロ東京のオーナーシェフが繋ぐ”希望のバトン”
バトンピッツァを考案したのは東京六本木に店を構える六本木ジャンカルロ東京のオーナーシェフ小曽根 美佐夫さん。
2016年に開催された「COPPA ITALIA PIZZA DI QUALITA」で、200人以上のイタリア人をおさえてピザ職人部門で優勝した実績を持つ。
その小曽根シェフがコロナ禍で考案したのは”バトン”を繋ぐこと。
イタリアのROLL PIZZAを”バトン”にしてイタリアから日本のピッツェリア、そして我々消費者に対する笑顔や希望の”バトン”になることを目指している。
お店の焼きたての美味しさを家庭でも味わってほしいという想いが込められており、「状況が変わっても外出が難しい」と考えたとしても、これならば気軽に受け取ることができる。
バトンピッツァの種類や作り方
バトンピッツァは通常のピザとは違って釜に入れる前に四角く成形し、焼いた後は3か所の耳を切り離して残った1つの耳から巻いていくという作り方。
この形になったのは発送のカンタンさもそうだが、自宅の冷凍庫でも隙間などに入れやすいというメリットを考えてのことなんだとか。
ジャンカルロ東京が作るバトンピッツァは下記の5種類があり、値段は1,000円(税込)~。
・マルゲリータ 1,000円(税込)
・サルシッチャ、ほうれん草、モッツアレラ 1,000円(税込)
・イタリア産くたくたブロッコリーのマリナーラ 1,000円(税込)
・クアトロフォルマッジ 1,500円(税込)
・ジャンカルロ 1,500円(税込)
素晴らしいのは自身のお店で売るだけではなく、他のレストランでも作れるように作り方の動画を公開していること。
まさしく、様々なところにバトンを渡している。
バトンピッツァの注文はネットから。配送の他に店舗での受け取りもOK
バトンピッツァの注文は下記から行うことができる。
配送してもらう場合の送料は、地域や購入金額によって変わる。
そして配送とは別に、店舗で受け取ることもできる。
店舗受取の場合は、東京恵比寿にあるエスクラッシコという系列店での受け取りとなる。
お店の地図はこちら。
店舗受取の場合は、ネットでの注文時に受け取りの日時を選択してから受け取りに行くシステムである。
恵比寿のエスクラッシコでバトンピッツァを店舗受取してきた
私はそんなに遠くないこともあって、店舗受取を決行することに。
地図を頼りに向かってみると、大きな通りからは少し裏に入るが特にわかりにくくはなかった。
お店の外観はこんな感じ。
コロナの影響なのか、あいにくの天気だったからなのかはわからないが、この日テラス席は開放されていなかった。
テラスでならばきっと優雅な食事を楽しめることだろう。
そして外には大きな石窯があり、職人がおそらくピザを焼いていた。
こちらの職人がすぐに店内のスタッフを呼んでくれて、受け取りは非常にスムーズに完了した。
お店の名前が付いたジャンカルロとナポリピッツァの王道マルゲリータを購入
今回は2つのバトンピッツァを購入した。
1つはバトンピッツァを考案した職人の店名が付いたジャンカルロ。
そしてもう1つは、ナポリピッツァの王道であるマルゲリータ。
それぞれの写真や食べた感想などをまとめていこうと思う。
ジャンカルロの原材料や実際のバトンピッツァの写真
ジャンカルロの原材料などはこちらのとおり。
さりげない白トリュフオイルが何とも高級感を醸している。
食べ方については、ピザに巻かれた黄色い紙に詳しく書かれている。
解凍する時にこちらの黄色い紙を巻いていると、インクが他に付いてしまう可能性があるので、必ず外してから解凍していただきたい。
まあ、レンジやオーブンでの調理などなど色々書いてはあるが、一番シンプルなのはレンジで3分間チンすればOK。
ちなみに袋から取り出すとこんな感じ。
確かにバトンのようなビジュアルである。
サイズ感はあまり伝わらないかもしれないが、自分が持っている一番大きな皿でギリギリな感じなので結構大きさじゃないかと。
こちらにラップをかけてレンジで3分間チンするだけ。
そのまま恵方巻きのように丸ごと食べても良いかもしれないが、やはり食べやすいサイズに切り分けたほうが良いと思う。
こちらのジャンカルロに関しては、「お好みで仕上げに卵黄1個と塩、胡椒をトッピングすると美味しさUP!」と書かれていたので、
ピザにそのまま塩コショウして、卵黄を別容器に用意して食べてみた。
そういえば3分で本当にちゃんと温まるのか疑っていたが、しっかりと温かい。
というか切り分ける時は熱いくらいなので、むしろ注意が必要なんじゃないかと。
バトンピッツァのジャンカルロをいただいた感想
実際に食べてみると石窯のピザ特有の香ばしさ、そしてパンチェッタの塩気やチーズの旨味などが広がり、美味しい。
白トリュフオイルやニンニクも、ほんのりと良い効果を出している。
具材としては非常にシンプルだが、味わいは複雑で奥深い。
そのまま食べても美味しかったが、卵黄を絡めるとまた味わいが変わった。
黄身が塩気を程よく包み込んでマイルドになり、また違った美味しさを演出している。
そして最初は「足りるのか?」と思っていたが、当然とは言えそこはピザ生地。
結構みっちり詰まっているのでしっかりとお腹にたまる。
男1人に1枚(本?)でちょうど良い。
マルゲリータの原材料や実際のバトンピッツァの写真
お次はマルゲリータ。
ナポリピッツァの王道とも言えるマルゲリータ。
使う具材はモッツァレラチーズとトマトソースとバジル。
非常にシンプルなだけに、職人の腕がハッキリとわかる一枚とも言われる。
とりあえずバトンピッツァのビジュアルだと、当然ながらジャンカルロとほとんど変わらない。
しかし切ってみると、少しトマトソースやバジルの主張が見られる。
バトンピッツァのマルゲリータをいただいた感想
食べてみるとジャンカルロに比べてモチモチ感が強く、具材がシンプルなのでトマト、バジル、モッツァレラの味わいをそれぞれに感じられた。
冷凍していたものと思えないようなモチモチ感とフレッシュさがある。
ボリュームやパンチ力はジャンカルロに少し劣るが、マルゲリータも十分に満足のいく一品だった。
まとめ
いかがだっただろうか。
バトンピッツァについて、下記のことをまとめてきた。
・ナポリピッツァの世界チャンピオンが考案のバトンピッツァとは?
六本木ジャンカルロ東京のオーナーシェフが繋ぐ”希望のバトン”
バトンピッツァの種類や作り方
バトンピッツァの注文はネットから。配送の他に店舗での受け取りもOK
・恵比寿のエスクラッシコでバトンピッツァを店舗受取してきた
・お店の名前が付いたジャンカルロとナポリピッツァの王道マルゲリータを購入
ジャンカルロの原材料や実際のバトンピッツァの写真
バトンピッツァのジャンカルロをいただいた感想
マルゲリータの原材料や実際のバトンピッツァの写真
バトンピッツァのマルゲリータをいただいた感想
間接的にではあるが私もバトンを受け取ったので、次にバトンを繋ぐためにこうして記事を書いている。
これを読んだキミもぜひバトンピッツァを食べてもらい、また別の誰かにバトンを繋いでくれることを心から願う。