【先行試飲】20年目で大幅にリニューアルしすぎたプレモル

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【先行試飲】20年目で大幅にリニューアルしすぎたプレモル

プレモルの発売から2023年で20年。
発売年に生まれた子どもが成人に。

そう考えると相当な年月だし、私も年を取ったと少し落ち込む。
そんなことはどうでも良いが、そんな長い年月愛され続けたにも関わらず20年の節目で大幅にリニューアルされることが決まった。

 

今回は「【先行試飲】20年目で大幅にリニューアルしすぎたプレモル」と題し、20年の節目に大幅にリニューアルされるプレモルについてまとめていこうと思う。

ビール事業参入から60周年のサントリーと発売から20年を迎えるプレモル

サントリーの大本となる鳥井商店は1899年に開業し、その後1921年に寿屋を創立。

それから程なくビール事業に挑戦するも、結局は1935年に寿屋はビール事業から撤退。

それから30年近く経った1963年に社名を「サントリー株式会社」に変更し、併せてビール事業へ再挑戦することに。

 

寿屋から数えるともう少し長いが、サントリーになった後だと2023年にビール事業参入からちょうど60周年を迎える。

そんなサントリーが2003年に発売したプレモルこと、ザ・プレミアム・モルツ。

素材や製法に徹底的にこだわったブランドとして、最初こそそこまで認知が高くなかった印象だが、徐々にその美味しさが認められていくことに。

そして2005年のモンドセレクション最高金賞受賞は一つの契機だったんじゃないかと。

 

そんなプレモルが2023年に20周年を迎える。

そんなに経つのかという想いと、あっという間という想いが個人的に勝手に交錯しているが。

当然ながら20年という短くない年月の中、パッケージや中身はマイナーチェンジを繰り返している。

とはいえ、少なくともデザインについては色合いやテキストの配置が変わっているレベルで、タンブラーを模したデザインがストレートに鎮座する様子は20年経っても変わらなかった。

新旧プレモルのデザイン比較

そんなプレモルのデザインが20年の節目に大きく変わる。
それがこちら。

おわかりいただけただろうか。
個人的には記事を書く時を含めてプレモルの缶を見る機会が多いので、相当変わっている印象を受ける。

リニューアル直前のプレモルと比較するとこんな感じ。
旧デザインが左、新デザインが右である。

ストレートに鎮座していたタンブラーがナナメになっている。

こちらは“しなやかな上質感”を目指し、シンプルなデザインの中にも躍動感を表すためにナナメというか流れるようなデザインにしたとのこと。

それだけでなく開ける瞬間から気持ちを高めてもらいたいという想いを込め、プルタブもブランドカラーの青になっている(私がいただいたのはサンプルなのでブルーにはなっていなかった)。

そして変わったのは無印プレモルだけなく、香るエールも同様。
新デザインはこちら。

個人的に香るエールはそこまで大きな変化に気付けなかったが、旧デザインと比較するとよくわかる。

左が旧デザインで右が新デザインである。

上部には「JAPANESE ALE」の文字があしらわれ、こちらも同様に躍動感あるタンブラーモチーフになっている。

あとは青の濃い部分が減少し、よりさわやかさが増した印象である。

新旧プレモルの味わいの違いは?

そんな新旧プレモルをそれぞれに飲み比べてみた。

無印プレモルを飲み比べた感想

まずは無印プレモルから。

一応グラスに注いで並べてみた。

ちなみに香るエールも含め、リニューアル後の味わいにおける大きなポイントとして「磨きダイヤモンド麦芽」がある。

こちらは通常のダイヤモンド麦芽と磨きダイヤモンド麦芽の比較画像。

一見して違うことがわかる。

この磨きダイヤモンド麦芽の採用により、“華やかな香り”と“深いコク”がより上質に、一層鮮やかになっているとか。

それはさておき、まずは旧プレモルから。

相変わらずのコク深さと華やかな香り。
「プレミアム」の名にふさわしい上質さはリニューアル前でも十分に兼ね備えている。

そしていよいよリニューアル後の新プレモル。

磨きダイヤモンド麦芽の効果なんだろうか、味わいが滑らかというかスムーズになっているような印象を受けた。

そして香りは旧プレモルよりも華やかさが増している。
プレモルの良さは残しながらも、より幅広い層にアプローチできる洗練された味わいへと変化したように思う。

 

とはいえキミが旧プレモルを飲み慣れているなら、最初は少し違和感があるかもしれない。

洗練された分、良くも悪くも重厚感のようなものは少し薄れた気がする。

香るエールを飲み比べた感想

続いては香るエール。
こちらも同じくグラスに注いでみた。

まずは旧香るエール。

やはりエールビールということもあって、名前でも主張している通り新旧含めて無印プレモルよりもさらに香りは華やか。

味わいも軽やかで、夏の暑い日に特に飲みたくなる味わいである。

 

続いて新香るエール。

申し訳無いが無印プレモルほどには香るエールを飲んでいないので、正直そこまで大きな味わいの違いが感じられなかった。

強いて言えばより軽やかな味わいになっているように思う。

しかしこうして飲み比べてその程度の認識なので、リニューアル後の香るエールもきっとおいしくいただけるんじゃないだろうか。

 

まあ、私が単にバカ舌の可能性もあるが。。。
ふがいなし。

まとめ

いかがだっただろうか。
20周年の節目を迎えて大幅にリニューアルするプレモルについてまとめてきた。

20年もの間愛され続けているにも関わらず、このタイミングで更なる進化のためにパッケージも中身も大幅リニューアル。

サントリーのビールへの意識の高さを改めて感じる。

 

リニューアルしたプレモルの発売日は2023年2月28日
しばらくは新旧パッケージが並ぶのか、それとも一気に入れ替わるのか。

それはそれで楽しみだが、もし新旧並びならキミもぜひ飲み比べてみてほしい。

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