ビールの世界は奥深い。
ビールに限ったことではないかもしれないが、一口にビールと言ってもビールそのものの味わいはもちろん、注ぎ方によってあんなにも味が変わるとは。
キミは空冷式サーバーのビールを飲んだことはあるだろうか？
もし無いなら一度ニユートーキヨー Brauhausで体験してみてほしい。
今回は「【祝85周年】希少な空冷式サーバー体験でニユートーキヨーの凄さを知った」と題し、創業85周年を迎えたビヤパブ『ニユートーキヨー Brauhaus』についてまとめていこうと思う。
伝統、温度、鮮度を守って”至極の一杯”を届けるニユートーキヨー
ビールのサーバーには瞬冷式と空冷式の2種類があるのをキミは知っているだろうか。
瞬冷式はその名の通り、常温のビール樽を機械を通して急速冷蔵するサーバーのこと。
ビールが出る速度が遅いし、後から泡を載せられるので初心者でも注ぐのは難しくない。
そのため一般的には一番普及しているサーバーである。
対して空冷式は機械もビール樽も冷やされているサーバー。
瞬冷式と違って急速冷蔵の過程が無いこともあり、ビールが出る速度が速い。
実際どのくらい違うのかは動画を見てもらうとわかりやすい。
非常に扱いが難しくはあるが、ビールの温度を安定的に保つことができるし、ホップの芳香さやモルトの甘味を感じることができる。
専属の注ぎ手が創業以来の伝統の技を受け継ぐニユートーキヨー。
現在は伝統、温度、鮮度を基準にニユートーキヨーバランスを定め、生ビール本来の旨味が楽しめる“至極の一杯”を未来にもつなげている。
実際に空冷式サーバーを体験してみた感想
今回はお店のご厚意で、空冷式サーバーを実際に体験させていただいた。
私自身、瞬冷式サーバーは何度か経験があったが空冷式サーバーの難易度は別次元。
元々起用な人間ではないがそれでもそもそもの話として、素人にはキレイにビールを出すことが難しい。
レバーのひねり具合1つでビールが波打ったり、泡だけになってしまったりする。
そしてそこからグラスに注ぐのはもっと難しい。
ビールが出てくるスピードがとにかく速いので慌ててしまう。
結局私が注げたのは、泡がバラバラの炭酸が抜けきったビールだった。
とはいえ自分で体験することで、プロの技の偉大さを改めて知れたという意味では大変有意義だった。
その後プロの注ぐビールも飲ませていただくと、一層美味しく感じられた。
泡は空気を含みながらもきめ細かく、炭酸の主張はありながらやわらかくまとまっている。
瞬冷式と空冷式を飲み比べても違ったが、プロの空冷式ビールは絶品だった。
創業記念セットでオリジナルビールと創業当時のおつまみも楽しめる
2022年7月1日より創業85周年を記念して、伝統と現代を味わえる「創業記念セット」が発売される。
こちらは『ニユートーキヨー 数寄屋橋本店1階 Brauhaus』限定であり、プレミアム ヴァイツェン、サッポロ生ビール 黒ラベル、フード3品で1,650円（税込）となっている。
上の画像のビールはプレミアム ヴァイツェンだが、これに黒ラベルもついてくるのでかなりお値打ちな商品と言えると思う。
プレミアムヴァイツェンは何とも香り豊か。
フルーティーでさわやかな香りがありながらも、コク深さや濃厚さも持ち合わせており、プレミアムの名にふさわしい。
フードもそれぞれに試食させていただいた。
こちらはラムのスペアリブ。
なんと黒ラベルで一晩漬けこんだ後に特製のタレでマリネしているとのこと。
ラム特有の味わいがありながらも肉離れはよく、やわらかい。
そしてラムの旨味がギュギュっと詰まったフードである。
こちらはなかなか珍しいラムのカルパッチョ風。
一見ローストビーフのようだが、低温調理で仕上げられたというラムは、スペアリブとはまた違ったやわらかさとジューシーさがある。
あまりこういう調理方法のラムを食べたことが無かったので、非常に新鮮だった。
3つ目はほぐし干鱈。
実はこれが一番手間がかかっているかもしれないという話もあった。
1つ1つ手作業で仕込んだ真鱈をほぐしているそうで、創業当時に提供していたメニューとのこと。
素朴な味わいだが、丁寧な仕事ぶりは確かに感じられる。
パクパクとついついつまんでしまいそうなおつまみである。
まとめ
いかがだっただろうか。
ニユートーキヨー Brauhausについて下記のことをまとめてきた。
・ビールのサーバーには瞬冷式と空冷式の2種類がある
・一般に広く普及し、素人でもカンタンなのは瞬冷式
・空冷式は難しすぎる
・そして瞬冷式と空冷式で味わいは全然違う
・85周年創業記念セットはお値打ち
ビールを変えなくても、注ぎ方を変えれば味は変わる。
キミもぜひそんな新鮮な体験をしてみてほしい。
