キミは鬼滅の刃を知っているだろうか。
私は最近知ったが、面白くて一気見してしまった。
連載の雑誌がジャンプなので王道でありながらも、どこかジャンプらしくない面白さがある。
そして止まることなく読み進めながらも、ついつい他のマンガが思い浮かぶことがあり、気になっていた。
今回は「【共通点】鬼滅の刃を読むと思い出すあのマンガこのマンガ5選」と題し、鬼滅の刃が影響を受けているであろう部分を、具体的なマンガを挙げながらまとめていこうと思う。
こちらの記事ではそれぞれのマンガのネタバレも多分に含むので、キミが先を知りたくないのであれば先にマンガを読むことをオススメする。
鬼滅の刃(きめつのやいば)とは?
鬼滅の刃(きめつのやいば)は週刊少年ジャンプに連載中で、吾峠 呼世晴先生による和風アクションマンガ。
ちなみに作者の名前を私はまったく読めなかったが、調べたところ「ごとうげ こよはる」と読むそうだ。
おそらくペンネームじゃないかと。
ストーリーは家族を鬼に殺され、妹の禰豆子(ねずこ)を鬼に変えられてしまった竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が、妹を人間に戻すため、そして家族の仇である鬼を倒すために闘うというもの。
記事作成時点の2020年3月までに19巻まで発売されており、累計発行部数は4,000万部以上。
なんと『オリコン年間コミックランキング 2019』ではあのワンピースを抜き、1位となったくらい人気があるそうだ。
鬼滅の刃そのものの魅力については、また別の記事でまとめていこうと思う。
そして作者自身が好きなマンガについて、「『ジョジョの奇妙な冒険』から『クレヨンしんちゃん』まで何でも好き」と語っているそうで、鬼滅の刃からは随所に色々なマンガの影響が見て取れる。
鬼滅の刃で思い出すマンガ1:キングダム/原泰久
リアルとは言え残酷な描写やこれまた主要人物がどんどん死んでいくこともあり、私はとりあえずキングダムを思い出した。
ただ鬼滅の刃に関しては、少年マンガに耐えられるレベルに残酷な描写は抑えられてはいる。
中でもキングダムを思い出したのは、王騎将軍と煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)。
煉獄杏寿郎は、鬼を殺すための特殊部隊である鬼殺隊の中でも最も位が高い9人の「柱」の内の1人。
キングダムも鬼滅の刃もネタバレになるが、キングダムでは王騎将軍、鬼滅の刃では煉獄杏寿郎が主人公と一緒に闘って偉大なる生き様を見せながら、最後は死んでしまう。
煉獄、王騎将軍のどちらも殺した敵を取り逃がしてしまい、彼らが使っていた武器を主人公が引き継ぐという点も似ている。
まあ、キングダムは武器そのもので、鬼滅の刃は刀のツバという違いはあるが。
鬼滅の刃で思い出すマンガ2:ジョジョの奇妙な冒険/荒木飛呂彦
作者自身が好きなマンガとしてジョジョの奇妙な冒険を挙げているし、作者本人も実際に影響を受けたと話をしているジョジョの奇妙な冒険。
壮大すぎてカンタンにあらすじをまとめられないが、ジョジョの奇妙な冒険は今なお続く荒木飛呂彦先生のバトルマンガ。
そして鬼滅の刃を読んで思い出すこととして、わかりやすいのはジョジョの吸血鬼と鬼滅の刃の鬼。
肉体を傷つけられても回復するが、日光に当たると消滅してしまう点は吸血鬼も鬼も同じである。
他にも呼吸法や、ボスが長く生きていて代々そのボスを倒すために奮闘する家系がある部分も似ている。
ただ、ジョジョが影響を与えているのは鬼滅の刃だけではないし、パクリ云々と言われる話でもない思う。
鬼滅の刃で思い出すマンガ3:るろうに剣心/和月伸宏
次はそもそもの雰囲気的なものもあるが、和月伸宏先生のるろうに剣心。
かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、人を殺さない「流浪人(るろうに)」として人々を守っていくという作品。
全体的な世界観も時代劇というか何というか似ている部分があるが、1つわかりやすいのは無限刃。
そもそもギザギザしたその形が、主要キャラである嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)が持つ刀の形に似ているし、炎が出る部分は炭治郎が禰豆子の力を借りて繰り出した爆血刀も彷彿とさせる。
ただ、刀が燃える技はるろうに剣心に限ったことでも無いとは思うが。。。
話は逸れるが「ジャンプでヒットしたバトルマンガの多くには刀が登場する」というのをバクマンで知って、非常に目からウロコだったのをふと思い出した。
鬼滅の刃で思い出すマンガ4:進撃の巨人/諫山創
独特の絵柄や何とも言えない暗い雰囲気が進撃の巨人を彷彿とさせる。
そして不名誉かもしれないが、初期の画力の不十分さについても比較の対象になることがあるようだ。
何のフォローにもならないだろうが、個人的には鬼滅の刃のほうが初期の画力は上、ストーリーの引き込まれ度合いは進撃の巨人のほうが上だと思う。
進撃の巨人は巨人に支配される閉塞的な世界の中で、それでも自由を求めて闘う人々の物語。
巨人は人間を食らうことで強くならないとは思うが、人を食らう部分や、キングダム同様主要人物が早々に死んでしまう部分も共通点があると思う。
余談だが、巻末のオマケマンガの設定が似ているなんていう話もあった。
あとは笑い話(?)として、「鬼滅の刃」と「進撃の巨人」に似ているジャンプの新連載「魔女の守人」が以前話題になった。
こちらは公式のPVだが、鬼滅の刃はともかくこれだけ見ても進撃の巨人感がすごい。
週刊少年ジャンプでこの新連載を良く通したな、と。
そういうウワサが影響したのかはわからないが、残念ながら早々に連載打ち切りになってしまったらしい。
鬼滅の刃で思い出すマンガ5:HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)/冨樫義博
最後はハンターハンター。
一応のあらすじは、主人公のゴンが父と同じくハンターになるために仲間と奮闘する物語。
ただ、記事作成時点では主人公のゴンが全然出てこないし、連載も全然進んでいない。
ともあれ似ている点は、ハンターハンターでは数字の入ったクモの刺青を持つ幻影旅団がいて、鬼滅の刃では目に数字が入った十二鬼月がいたり、ハンターハンターのハンター試験と鬼滅の刃の隊士選別最終試験などがある。
とはいえこれも王道と言えば王道である。
個人的にすごくハンターハンターを思い出したのは、カイトと富岡義勇(とみおかぎゆう)。
ハンターハンターではキツネグマという巨獣に襲われたゴンが、偶然ゴンの父を探していたプロハンターのカイトに助けられるが、本来入るべきではない場所へ迷い込んだことをカイトに強く叱責される。
その後一緒に殺されるはずだったキツネグマの子どもをゴンは「自分が育てる」と必死にかばい、本来人には懐かないはずのキツネグマがゴンに懐き始めたのを見て、カイトはゴンがキツネグマの子どもを育てることを認める。
鬼滅の刃では鬼になった妹の禰豆子に襲われる炭治郎を、煉獄と同じく鬼殺隊の柱の1人である義勇が助けるが、そのまま禰豆子を殺そうとする義勇に「殺さないでほしい」と土下座した炭治郎は強く叱責される。
しかしその後の炭治郎の捨て身の攻撃と、本来人間を食べることしか考えないはずの存在である鬼になった禰豆子が、人間である炭治郎を必死にかばう姿を見て、義勇は2人の行動を認める。
主人公がこれから目指すべき憧れの力を持つ対象に叱責され、その対象が予想しなかった出来事によって行動を認めさせるという一連の流れはかなり似ているんじゃないかと。
そして、どちらも物語の序盤で非常に印象に残るシーンである。
まとめ
いかがだっただろうか。
鬼滅の刃を読んでいて思い出したマンガについて、下記のものを挙げた。
・鬼滅の刃(きめつのやいば)とは?
・鬼滅の刃で思い出すマンガ1:キングダム/原泰久
・鬼滅の刃で思い出すマンガ2:ジョジョの奇妙な冒険/荒木飛呂彦
・鬼滅の刃で思い出すマンガ3:るろうに剣心/和月伸宏
・鬼滅の刃で思い出すマンガ4:進撃の巨人/諫山創
・鬼滅の刃で思い出すマンガ5:HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)/冨樫義博
何はともあれ、オススメしたマンガも鬼滅の刃も面白いことは間違いない。
読んだことがないのであれば、とりあえず鬼滅の刃を読んでみることをオススメする。
こちらのサイトなら試し読みなどもできる。