カタカナというのは、個人的に本当に面白いと思う。
一般的には外来語に対してカタカナが使われることが多く、昔はすべてカタカナ語=英語なのかと思っていたが、そうでない言葉は当然多くある。
そして、海外では通用しない日本特有のカタカナ語なんかも存在する。
ビジネスシーンにおいてもカタカナ語が使われる機会が結構あるが、キミも実は意味がわかっていない言葉というのはないだろうか?
私は結構あった。
カタカナ語を多用したがる人というのも意外と多い。
文脈である程度の意味がつかめることがほとんどだが、場合によっては間違った解釈をしてしまう可能性もある。
今回は、「【今さら聞けない】たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉まとめ20選」と題し、実は意味がわかっていないけどわかったつもりになりがちなカタカナ言葉をまとめていこうと思う。
キミ自身がこういう言葉にかぶれる必要は無いが、知っておいて損はないと思う。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉1:エビデンス evidence
こちらは証拠や根拠のことを意味する。
ビジネスの場面では、主に言った言わないの水掛け論にならないために残す。
もしくは何か提案をする時にエビデンスが無いと、通りにくいこともある。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉2:アジェンダ agenda
こちらは予定表や行動計画のこと。
ビジネスの場面では、主に会議やミーティングなどの内容を事前にまとめたものとして使われることが多い。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉3:ダイバーシティ diversity
こちらは多様性のこと。
男女の育児休暇や時短などを含めた働き方の違いはもちろん、海外の人も働けるような環境作りを議論する場面などでよく登場する。
ノマドやフレックス制度なども、ダイバーシティと言えるかもしれない。
ちなみにお台場に同じ名前の商業施設があるが、これはおそらく「台場(だいば)」も一緒にかかっているんじゃないだろうか。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉4:インセンティブ incentive
こちらは、一定の条件を満たしたり、成果を出すことで得られる報酬のこと。
わかりやすい例では、スポーツにおける勝利チームに対する勝利ボーナスはインセンティブである。
あとはオリンピックでメダルを取ったり、相撲で勝った場合に与えられるのもインセンティブだ。
余談だが、横綱は一回の勝利で数百万円単位のインセンティブを手に入れるらしい。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉5:アイデンティティ identity
こちらは一言で言えば主体性。
わかりやすく言えば自分らしさとか、「自分はこのままで良い」というふうに思うことなどがアイデンティティと言える。
個人的にはアイデンティティと言われると、最近はこちらが思い浮かぶ。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉6:レガシー legacy
こちらの意味は本来、過去の遺産のことを意味している。
しかし都知事が今現在の事業に対し、未来に遺産として残ることを期待しているような使い方をした影響で、計画中の事業に対しても使われるようになった。
ただ、個人的にはそもそもの話、レガシーと言うと車が思い浮かぶ。。。
※スバルのページより引用
余談だった。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉7:マイルストーン milestone
これは大きな節目であったり、中間目標などとして使われる。
目標がいつ完了するかの計画などにも使われるようである。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉8:ウォーターフォール waterfall
これは主にシステム開発の際に使われる言葉なので、そこまで一般的ではないかもしれない。
時系列に沿って、水が流れるように順番に作業をしていくことからこの名前がついた。
対義としてはアジャイルというのが使われることが多い。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉9:コンセンサス consensus
こちらは合意とか意見の一致という意味で使われる。
要は了解をもらうことである。
ただ、1人ではなく複数というのがポイントと言えるかもしれない。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉10:アウトプット output
こちらは頭の中で考えている意見などを表に出すこと。
アウトプットの形としては文章はもちろん、音声や動画なども存在する。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉11:ビートゥービー/ビートゥーシー BtoB/BtoC
BtoBはBusiness to Business。
主に企業間での取引や、やり取りなどのことを意味する。
対してBtoCはBusiness to Consumer。
これは企業と一般消費者とのやり取りを意味する。
BtoCはコンビニやファミレスなど、いわゆる我々が一般的に受けているサービスなのでイメージはしやすい。
しかしBtoBは、社会人になるまでなかなかピンと来ない人も多いようである。
ちなみに現在ではCtoCというのも市場が拡大してきている。
Consumer to Consumerのことだが、これはヤフオクやメルカリなど、一般の消費者同士が直接やり取りをして売買などを行うことである。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉12:リスケ reschedule
リスケは略語であり、正しくはリスケジュール。
日程を調整し直すことである。
リスケと言われるとピンと来なくても、リスケジュールまで言われればわかりやすい。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉13:アセスメント assessment
これは環境分野でよく使われる言葉であり、ある事業計画を進めていった結果、周囲にどのような影響を与えるかを事前に調査しておくこと。
ただ、査定や評価の意味などでも普通に使われる。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉14:アウトソース/アウトソーシング Outsource/outsourcing
こちらは平たく言えば外注のこと。
自社内の業務や事業を外部に委託することである。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉15:リテラシー literacy
ITリテラシーなんて言葉を最近はよく耳にする。
そもそものリテラシーは、「読解記述力」という意味のようである。
しかし現在ではITリテラシー、情報リテラシーなどのように、情報を取捨選択する知識や理解度、それを活用するための能力などを意味することが多い。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉16:アサイン assign
こちらは割り当てるとか、任命するという意味である。
「メンバーにアサインする」であれば、要はメンバーに選ばれたということだ。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉17:アテンド attend
こちらは世話や接待のこと。
接待というと何だが、例えば新人が入った時に会社内を案内することなどをアテンドと言うし、来客があった際に会議室や対象者がいる場所まで案内することもアテンドである。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉18:コミット(メント) commitment
現在では、コミットと言われれば私だけでなくキミもこれが思い浮かぶと思う。
要は約束とか明言することである。
コミットしたのであれば、その結果のために最後まで責任を持って業務を全うする誓いを立てたことになる。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉19:スキーム scheme
スキームというのは、枠組みを持った計画のこと。
転じて、計画のための枠組みもスキームという。
ビジネスモデルと言うこともある。
たまに聞くけど意味がわからないカタカナ言葉20:エスカレーション escalation
こちらはコールセンターでよく使われる。
カンタンに言えば、上司に対応を代わること。
クレームや複雑な案件などで、一般的なオペレーターでは対処が難しくなった場合にエスカレーションし、対応を引き継ぐ。
略してエスカやエスカレとも言われる。
まとめ
いかがだっただろうか。
以下のカタカナ言葉についてまとめてきた。
1:エビデンス evidence
2:アジェンダ agenda
3:ダイバーシティ diversity
4:インセンティブ incentive
5:アイデンティティ identity
6:レガシー legacy
7:マイルストーン milestone
8:ウォーターフォール waterfall
9:コンセンサス consensus
10:アウトプット output
11:ビートゥービー/ビートゥーシー BtoB/BtoC
12:リスケ reschedule
13:アセスメント assessment
14:アウトソース/アウトソーシング Outsource/outsourcing
15:リテラシー literacy
16:アサイン assign
17:アテンド attend
18:コミット(メント) commitment
19:スキーム scheme
20:エスカレーション escalation
相手と話を合わせるために使うなら構わないが、キミ自身が多用しすぎると相手に煙たがる可能性が高いので、くれぐれも注意が必要である。