キミは上司とうまくコミュニケーションを取れているだろうか?
取れていると感じるだろうか?
上司に限ったことでもないが、人間には様々なタイプが存在する。
世代に差があるとギャップを感じやすいし、上司部下という関係だと、なかなかハッキリ言いづらいこともあるだろう。
特に現代は、生まれた時からインターネットがあった世代と、そうではなかった世代で認識には大きなズレがある。
そのためキミが20代~30代前半であれば、上司の説明は長く、結論がわかりにくいと感じることが多いと思う。
サンドウィッチマンの漫才ではないが、「ちょっと何言ってるかわからない」っていう。
ただ、それをストレートに伝えてしまってはコミュニケーションがうまくいかないし、キミの職場での立場を危ういものにしてしまうかもしれない。
今回は「【これでバッチリ!】上司が何を言っているのかわからない時にNGな言葉のまとめ10選」と題し、上司に対して何気なく言っているかもしれないが、実際は言わないほうが良いNGワードについてまとめていこうと思う。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード1:「話長いです」
ここまでストレートに伝えることはないだろうが、近い意味を言ってしまったり、口に出さなくとも思ってしまうことがあるかもしれない。
ここはそもそもの部分として、認識が違うかもしれない。
ビジネスの場面では「結論先出し」が良いとされているが、そうは思っていない上司というのも結構存在する。
上司としては良かれと思って概要や具体例を出した後に結論を伝えていても、キミが結論を先に聞きたいと思っていれば、「話長いです」「結局結論は?」と思わず言いたくなるだろう。
ただ、そういう説明の仕方が当たり前だと思っている上司に、いきなりそんなことを言っても変わらない。
変えようと思うかわからないし、本人は変えたつもりでもキミの望む説明の仕方になるかはわからない。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード2:「その話、さっきも聞きました」
年を取ると段々と記憶もあいまいになってくる。
伝える内容が多かったり、似たような内容があったらどこまで説明したのかわからなくなったり、気づかずに同じことを話してしまうこともあるだろう。
私も実際経験があるし、話そうと思ったことを忘れたりというのも結構日常茶飯事だ。
あとは単純に強調しようとして、あえて同じ話をしている可能性もゼロではない。
他に指摘の仕方は色々あるので、とりあえずこういうテイストで言うのはやめたほうが賢明だと思う。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード3:「なんでそうなるんですか?」
結論先出しや説明を短くすることに意識を取られ過ぎると、こういう感じになってしまうことはままあるかもしれない。
要は結論に対する理由を忘れているパターンである。
一言二言理由を添えてもらえば大したことはないのに、それが抜けているために戸惑ってしまう。
上司がそれに気づいているなら良いが、その時気づいていなかったとしたら、後々面倒なことになりかねない。
理由を確認しておくべきだが、他に良い伝え方はいくらでもある。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード4:「説明足りなくないですか?」
これは先ほどの「3」と近いパターンである。
理由もそうだし、具体例や概要もそうである。
ついつい「こそあど言葉」に頼りたがる上司は多い。
「これ」「あれ」「それ」「どれ」というやつだ。
悲しい話だが、年を取るとなかなか言葉が出てこなくなる。キミももしかしたら経験があるかもしれない。
少し前には「アレリーマン」なんて言葉が少し流行った。
もちろん放置すべきではないが、この言い方だときっと怒られる。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード5:「もうちょい落ち着いて話してください」
キミの周りにもいないだろうか。
こちらが言葉をはさむスキも無く、一方的に色々話をしてくる人が。
マシンガントークとでも言うべきだろうか。
私は口数が多い方ではないのでいつもビックリするが、話し出したら本当に止まらない人というのは確かに存在する。
それこそ、相づちすら難しいような人が。
そういう人にはこういう言葉自体伝えることが大変だが、それでも対処法が無いことはない。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード6:「てか、話聞いてます?」
ここまでストレートには言わないだろうが、一度は心の中で思ったことはないだろうか。
私は経験がある。
自分としては伝える内容を事前にまとめて、「じゃあ、このように進めますね」と言ったのに「もう一回説明して」と言われたことが。
ただ、人というのは正直そこまでしっかり話を聞いてるものではない。
キミも興味が無かったり、大勢での話とかだと上の空になることはないだろうか。
上司もそうだが、人はそもそも話を聞いてないと思っていたほうが良いと思う。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード7:「いやいや、あなたの意見を聞きたいんですけど」
これは、こちらから「どうでしょうか?」と質問した時に、「〇〇君はどう思う?」と質問をし返されるパターン。
私にとっては非常に”あるある”だ。
でもこれに関しては、一昔前にこういうコーチングの手法が流行ったために、こういう訊き返しをする上司が多いと聞いたことがある。
もちろん部下に考えさせるという意味では有効な手法なので全否定はしないが、毎回これだと「いやいや、あなたの意見を聞きたいんですけど」と言いたくなってしまうだろう。
というか、「ちゃんと考えてますか?」って。
実際自分の意見が無く、部下の意見を聞く間に考えたり、それに乗っかるようなことをいう上司も多いようだ。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード8:「自分はそうは思わないですね」
これは上司の意見や提案への否定。
「自分はそんなことしない」と思っているかもしれないが、言い方は違うにしても結構多いパターンだと思う。
自分が想定していなかったり経験がないこと、嫌なことなどに対しては自然とそういう反応が生まれやすいものである。
あとはそもそも否定から入ってしまうケースもあるだろう。
しかし否定から入ることは、上司を否定しているのと同じ。
これは上司に限らず、やめておいたほうが良いと思う。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード9:「さっきの会議中に訊けなかったんですけど、これって」
これは別に会議中でなくてもいいが、一通りの説明が終わった後などに、まとめて疑問点を確認するパターンである。
疑問点がクリアになっていないために間違って解釈していたり、そもそもの軌道修正が必要になってくる可能性もある。
キミ自身がそういうことをされた場合であっても「今さら?説明してる時に質問しろよ!」と思うだろう。
当然ながら上司であっても感じることは同じ。
というか基本的なコミュニケーションや、ビジネスの観点で考えても問題だと言える。
もちろん訊き方にコツがいる場合もあるが、どのような状況でも質問をはさむことはできる。
ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード10:「できるだけ早くしてもらえます?」
すぐに外出しないといけない場合、急ぎの資料作成などがある場合、上司に対してこういうお願いをすること自体はNGではない。
ここで問題なのは、「できるだけ早く」というあいまいな表現。
「できるだけ早く」という定義は上司部下関係なく、人によって違う。
1分ととらえる人もいれば、10分ととらえる人もいるだろう。
あとは、伝えたい内容によってももちろん違ってくる。
そもそもボリュームが少ないなら長くならないだろうが、ある程度ボリュームがある場合は意識してもらわないと短くはならない。
まとめ
いかがだっただろうか。
「ちょっと何言ってるかわからない上司へのNGワード」として、下記の10個をご紹介した。
1:「話長いです」
2:「その話、さっきも聞きました」
3:「なんでそうなるんですか?」
4:「説明足りなくないですか?」
5:「もうちょい落ち着いて話してください」
6:「てか、話聞いてます?」
7:「いやいや、あなたの意見を聞きたいんですけど」
8:「自分はそうは思わないですね」
9:「実はさっきの会議中に訊けなかったんですけど、これって」
10:「できるだけ早くしてもらえます?」
ここでご紹介した言い回しは避けるべきものなので、そもそも使わないというのは1つの方法だ。
しかし仕事を進める上では必要になることもあるだろう。
ではどうすればいいのか?
その答えは、この本の中にある。
この本にはNGの言い回しを回避する方法や、上司との円滑なコミュニケーションのためのすべてが書いてある。
キミが今までにNGワードを使っていたり、使ってしまいそうならこの本を読んでみることをオススメする。
きっと明日からのコミュニケーションが変わるはずだ。