叙々苑のクオリティを焼肉きんぐの価格帯で。
そんなお店があったらキミはどう思うだろうか。
牛肉の価格が高騰する昨今。場合によっては外食の方が安くてクオリティの高いものを食べられたりもする。
大手スーパーのロピアとガッチリ手を組んだギュウトピアは、実現の難しそうな2つを両立させて牛のユートピアになりうるかもしれない。
今回は「ギュウトピアで口の中が牛肉の理想郷へと変わっていく」と題し、港北TOKYU S.C.内にある焼肉ギュウトピアについてまとめていこうと思う。
奇をてらわずに王道で勝負。焼肉ギュウトピア
神奈川県横浜市にある港北 TOKYU S.C.。
その一角に焼肉ギュウトピアは店を構えている。
広々とした店内は清潔感と高級感に溢れており、
銀座など都心に高級焼肉店を展開する株式会社eatopiaが手掛けるギュウトピアが、店舗や商品開発など、高級焼肉業態で磨き上げたノウハウを存分に発揮している。
お店には開放感もあり、窓からの眺めは格別。夜になるともっとキレイなんじゃないだろうか。
ギュウトピアのブランド立ち上げは焼肉のタレの開発からスタート。
お店で提供するお肉にはもちろん、お米に合うタレを目指して試行錯誤が繰り広げられたとか。
そして株式会社eatopiaは大手スーパーのロピアのグループ会社。
こちらとガッツリ手を組んで素材の調達を行っている。
ちなみに注文は全席タッチパネルが用意されているので、快適に行うことができる。
ギュウトピア自慢のフードメニューを実際に食べてみた感想
そんなギュウトピア自慢のお肉メニューをいくつか食べた感想をお伝えしたい。
その前に今回食べることはできなかったが、ギュウトピアは生肉を提供する資格を持っているそうで、生肉3種盛り(黒毛和牛のユッケ、お刺身、ローストビーフ)はお店のウリになっている。
キミが店に行くことがあれば是非食べてみてほしい。
ではここからは私が実際にいただいたメニューを。
牛タン3種盛り
まずは牛タン3種盛り。
一皿に複数種類の牛タンが載っているメニューは、個人的にあまり見たことがないかもしれない。
いただいてみると、確かに同じ牛タンでありながらも三種三様に味わいが違う。
コリコリ感が強いものから脂がしっかりのっているものまで、個性豊かだった。
「和の鉄人」道場六三郎のトリュフ焼きすき
次はお店の名物の1つである「和の鉄人」道場六三郎のトリュフ焼きすき。
こちらは料理の鉄人で人気を博した道場六三郎さんにお墨付きをもらった割り下が使われた、このお店でしか食べられない創作料理。
メニューには名前だけでなく写真付きで載っており、トリュフありとなしが用意されている。
実際の料理はこんな感じ。
お願いすればスタッフの方が1枚焼いてくれる。
実際に食べてみると濃厚な卵とトリュフの香りが押し寄せる中で、上品な割り下が適度に感じられる贅沢な味わいだった。
ハラミ
そしてこちらはハラミ(タレ)。
程よいサシが何とも官能的である。
脂身が少なめなのでおっさんにも嬉しい。
今回はせっかく用意されているのでわさびを付けてみた。
濃厚なタレと肉の旨味、そこをわさびがキリッと引き締めてくれて実に美味しい。
私はさっぱりめにいただいたが、わさび無しで食べてもきっと美味しいんじゃないかと。
シャトーブリアン
そしてこちらはシャトーブリアン。
最上級中の最上級のお肉であり、ヒレ肉の中心部でサシが少ないにも関わらず口の中でとろけるほどにやわらかいという逸品。
お肉を美味しそうに撮るのは本当に難しい。
焼いた後はこんな感じ。
実際にいただいてみると、やわらかくてホロホロ崩れていくような印象。
ベタに「溶けた~」とか言いたくはないがそう言いたくなってしまう。
焼いただけなのに、まるでよく煮込んだ普通の牛肉のようなやわらかさで崩れていく。
高級部位ではあるが、個人的にこちらはイチオシしたい。
まさしく牛肉のユートピアを感じられるはず。
すだちおろし冷麺
最後はシメのすだちおろし冷麺。
上からの写真ではそこまで目立たないが、横から撮ると大根おろしの主張がスゴイ。
試食サイズであっても丁寧な仕事が窺える。
冷麺の麺もピンキリだろうが、こちらはどちらかというと太めなんじゃないだろうか。
スープにはハマグリとホタテが使われた純和風。
すだちとおろしとの相性はバッチリで、麺に程よく絡んでするすると胃の中に入っていく。
多少満腹感があっても食べられそうで、まさにシメにピッタリだと思う。
まとめ
いかがだっただろうか。
ギュウトピアについて下記のことをまとめてきた。
・叙々苑のクオリティを焼肉きんぐの価格帯で
・銀座のノウハウを横浜に
・料理の鉄人お墨付きメニューも
・シャトーブリアンは必食
最近は焼肉のお店がかなり増えている気がするが、人によって好みやニーズも様々。
キミが安さだけに重きを置いていないのであれば、一度ギュウトピアに行ってみることをオススメする。
何はともあれ、まずはシャトーブリアンを。