サントリーがまたやってくれた。
とりあえずそんな言葉が思い浮かぶ。
ありそうで無かった炭酸で割るビール、ビアボール。
ビールに対するまったく新しい解釈と言えると思う。
今回は「サントリーのビール革命「ビアボール」を一足先にいただいてきた」と題し、サントリーのビアボールについてまとめていこうと思う。
ホッピー、ハイッピーを過去にする!ビアボールでビールは炭酸水で作る時代へ
ビアテイスト、割って作るビール的な飲み物と言えばホッピーがすぐに思い浮かぶんじゃないだろうか。
まだまだビールが高級品だった1948年。粗悪なアルコールでも割って美味しく飲めるビアテイスト飲料として人気を博し、近年ではノンアルコールビールのようにそのまま飲む人もいるとか。
ハイッピーはハイサワーで有名な博水社が販売するビアテイスト飲料であり、こちらもノンアルコール。
今までは甲類焼酎などのクセの無いアルコールを、ビアテイストの飲料で割ることでビールのようなドリンクを作っていたが、サントリーから逆転の発想となるような日本初のビールが発売される。
それがビアボール。
アルコールをビアテイスト飲料で割るのではなく、いわばビアテイスト飲料を炭酸水で割る日本初のビールとなっている。
一応「炭酸水で割ることを製品上で訴求する日本初ビール(Mintel GNPDを用いた当社調べ 2022年5月)」という注釈はつくものの、今までありそうでなかったアプローチなんじゃないかと。
以前に氷を入れて飲むアイスドラフト生をご紹介したが、ビアボールの開発にいくらか寄与しているのかもしれない。
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ビアボールのおすすめ動画と実際に飲んでみた感想
そんなビアボールを一足先にいただいてきた。
実際にビアボールを作る様子は動画で撮影している。
まあ、ビアボールを注ぐ時にミスして大量にこぼしているが。。。
ともあれ動画で撮影したのは、サントリーがオススメするビアボール1:3炭酸水の比率。
アルコール度数としては約4%になる。
実際に飲んでみると、ビールと言うよりはウイスキーに近い味わいに感じた。
麦芽の香ばしさというか、元々あったアルコールの濃さのようなものや華やかな香りに炭酸がうまく合わさっている印象。
当然というか何と言うか、プレモルなどとは根本から違う。
もしかすると氷が入っている影響があるかもしれないが、その分新鮮味がある。
そして私はゆっくり注いだし途中で失敗したので泡が少なめだが、自分の注ぎ方次第で泡は調節ができるので、ビールのような泡立ちにすることは可能らしい。
そうなったらまた少し違った味わいになるのかもしれない。
あとは度数が約4%なことに加え、氷も入っているのでスッキリとさわやかな飲み口になっている。
ビアボールのうすめ、こいめ、そしてビアボールそのものを飲んだ感想
それ以外の比率でももちろん飲んでみた。
こちらは「こいめ」。
比率はビアボール1:1炭酸水で、アルコール度数は約8%になっている。
いわゆるストゼロとかに近いような度数ではあるが、そこまでアルコール感はキツくないように感じた。
ビアボールの比率が高まっている分、より味わいが濃厚で香りも豊かになっている。
お次は「うすめ」。
こちらはビアボール1:7炭酸水で、アルコール度数は約2%。
にわかに流行り始めている微アルの部類に入るのかもしれない。
試飲ではレモンも絞っているので非常に軽い口あたり。
アルコールも本当にほんのり感じられる程度で、場所や状況を選ばずに気軽に飲めるように思う。
最後は原液そのまま。
写真で見ると濃さによってそこまで違いがないように見えるが、原液はやはりハッキリと違いがわかる。
左からおすすめ、こいめ、うすめ、原液となっている。
アルコール度数は16%なので、ワインや日本酒に近い度数である。
飲んでみるとよりウイスキー感というか何というか。
個人的にこれほどアルコール度数の高いビールに触れたことがないので、なかなかに形容が難しい。
しかしよく味わえば確かにビール。でも16%のアルコールがガツンと伝わる。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリーのビアボールについてまとめてきた。
ちなみにビアボールの一般販売はまだ先になっており、11月15日を予定している。
希望小売価格は334mlの小瓶で698円。
これだけ聞くと高く感じるが、アルコール度数4%の「おすすめ」でビアボールを作った場合、10杯程度は作れるとのこと。
炭酸水のことを考えてもかなりお値打ちなんじゃないかと。
スーパーやコンビニで見かけるのはまだまだ先の話にはなるが、ビアボールを楽しめる飲み屋は一足先に稼働している。
良かったら公式サイトの情報をチェックしてみてほしい。