新たなる日常生活へ。
コロナ禍で新店舗のオーブンや新商品の発表などに関する説明会の中止が相次いでいたが、徐々に開催されるものも出てきている。
DSRでも先日久しぶりに参加してきた。
アトレ竹芝にオープンする、BRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)。
こちらは新感覚の石窯料理とハードクラフトサイダーがウリのお店である。
今回は「ブラウアターフェルで新感覚の石窯料理とハードクラフトサイダーに舌鼓」と題し、ブラウアターフェルのウリである石窯や、フードやドリンクを実際にいただいた感想を含めてまとめていこうと思う。
アトレ竹芝内のWATERS takeshibaにオープンするBRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)
BRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)は、「ドイツの醸造家がアメリカで店を開いた」というコンセプトを持つお店。
料理のメインは、日本に数台しか無いという希少な石窯で焼き上げた肉や魚介や野菜。
お酒はドイツとアメリカのクラフトビールはもちろん、「おそらく日本一」というクラフトハードサイダーの品揃えも大きなウリである。
海外の醸造所をイメージしている店内は広々としており、ところどころに遊び心も見られる。
しかも室内だけでなくテラス席も用意されており、
隣接するWATERS takeshiba内の広場などでも料理やお酒が楽しめる。
とはいえコロナの影響もあり、オープン前日の取材の時点ではテラスでの営業などは明確に決まっていないとのことだった。
様子を見ながらではあると思うが、これだけ開放的で気持ちの良い空間。
天気の良い日は最高だろうと思う。
日本では希少!超高温×輻射熱の石窯で旨味と水分をギュギュっと閉じ込める
お店の目玉とも言えるのは、日本に数台しか導入されていないという超高温×輻射熱が活用できる希少な石窯のオーブン。
こちらは重さが約1.2トンあり、一般的なオーブンの約2倍という450度以上の超高温で焼き上げる。
さらに釜と同じ素材のレンガの上で食材を加熱することで瞬時に内部まで熱を伝えられ、食材本来の水分や旨みを逃がさずに調理できるとのこと。
旨みだけでなく水分もギュギュっと閉じ込めるということは、肉なら肉汁が、野菜や魚介ならみずみずしさも損なわないということ。
この日はどのくらいみずみずしさがキープされているかというのを、エリンギを使って実演してくださった。
動画は途中で終わっているが、この後トングを持ち直して更なる追加の水分が出るほどである。
みずみずしいにもほどがある。
そういえば一般的なオーブンとは調理法も違うと伺ったので、日本に数台しか無いのは希少さだけでなく扱いの難しさも関係しているのかもしれない。
そう考えるとさらにありがたく感じる。
日本初上陸を含めた35種以上のクラフトハードサイダーや、世界各国のクラフトビールが飲める
お店のもう一つのウリとも言えるのは、クラフトビールとクラフトハードサイダー。
サイダーと言われてもしかしたら三ツ矢サイダー的なものを思い浮かべるかもしれないが、シードルと言うとどうだろうか。
念のために説明すると、サイダーはリンゴを発酵させて作るお酒のこと。
日本では正直そこまでメジャーではないが、イギリスでは若者が初めて飲むアルコールの入り口にもなっており、非常にポピュラーなんだとか。
ただ、近年世界でも注目を集めてきている。
ちなみにサイダーは英語読みである。
ともあれそんなクラフトハードサイダーが35種類以上、そして海外直輸入のクラフトビールも数多く用意されている。
実際にクラフトハードサイダーとクラフトビールを飲んでみた
何はともあれ、まずはアルコールを飲んでみることに。
そういえばこの日の試食会、個人的にはフェイルシールドとかを付ける可能性も考えていたが、実際はソーシャルディスタンスで物理的な距離が開けられていた。
4人席に私は1人で座っており、写真には写っていないが前に見える席にも関係者の方が1人で座っていた。
アメリカ代表。お店のために作られたクラフトビール、その名もBRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)
最初にいただいたのは、お店の名前を冠したその名もBRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)。
「TOKYO TAKESHIBA PALE ALE」と書かれているが、実際にこの店のためだけに作られたビールであり、他では飲むことができない。
ちなみに手近に缶があったので一緒に移しているが、グラスのビールはサーバーから注いでいただいたものである。
飲んでみると、ほのかな苦みがありつつも後口はスッキリ。
IPAほど強い苦みではなく、バランスの良いところでとどまっている。
IPAについては下記の記事でまとめている。
ドイツ代表クラフトビール。ホフブロイ ミュンヘナーヴァイス
コンセプトを伺った以上、アメリカを飲んだら次はドイツを。
ということでドイツビールのオススメをスタッフに伺ったら、こちらのホフブロイ ミュンヘナーヴァイスを出していただいた。
こちらはドイツのミュンヘンでナンバーワン人気のヴァイスビール(白ビール)とのこと。
実際に飲んでみると、先ほどのブラウアターフェルとは対照的。
小麦の甘みややわらかさが前面に出ており、ペールエールと飲み比べたこともあるのか、優しさや甘さを普段以上に感じた。
味わいは甲乙つけがたいし、これは好みの問題もあるのだろう。
ただ、個人的にはブラウアターフェルに軍配が上がる。
クラフトハードサイダーはスタッフがオススメする同じ醸造所の個性派3種
お次はクラフトハードサイダー。
これまたスタッフにオススメを伺ったら、ロストジャイアントという同じ醸造所なのにそれぞれ個性的な3種類のクラフトハードサイダーをご提供いただいた。
それがこちら。
頑張って一緒に写したつもりだったがあまりうまくいってないので、メニューを拡大したものを。
並びは実際この順になっており、左からドライサイダー、エルダーベリー、パイナップル。
ドライサイダーはなんというか、スタンダード。
私もそこまでサイダーを飲んだ経験は多くないが、それでもなじみのある味わいという印象だった。
対してエルダーベリーは、赤の発泡ワインを飲んでいるような感じだった。
ただワインほどの酸味は感じず、スッキリしている。
3つ目のパイナップルは、グラスに鼻を近づけるだけでとりあえずパイナップルを感じる。
しかし実際飲んでみるとほんのりパイナップルが香る程度で、甘さも控えめである。
確かに3つとも全然違う味わいだし、エルダーベリーとパイナップルは個人的に抱いていたサイダーの概念を大きく覆すものだった。
これらのサイダーを醸造するロストジャイアントでは、スタッフの方が見学に行った時にはもみの木を漬け込んだサイダーを作っていたりなど、かなり革新的なサイダー作りに取り組んでいるようだ。
お持ち帰り!そういうのもあるのか。
ちなみにビールやクラフトハードサイダーはお持ち帰りもできる。
余談だが、ロストジャイアントのクラフトハードサイダーに描かれているイラストは、醸造所のオーナーがモデルになっているそうだ。
しかし、1人ではなく3人。
3人いるオーナーが3人ともメガネをかけて豊かなヒゲをたくわえていることもあり、あのイラストが使われるにいたったとか。
もちろんこれ以外のビールやサイダーもお持ち帰りできるし、
なんなら冷えたものもある。
BRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)の試食会でグリルフードを実際にいただいてみた
次に希少なグリルで調理されたフードをいただくことに。
この日は試食会ということで、特別な良いとこどりのワンプレートだった。
衝撃のみずみずしさ!きのこと野菜のグリル各種
まずはきのこと野菜のグリル。
先ほど動画でご紹介したエリンギを始め、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニが用意されており、バーニャカウダソースをつけていただいた。
目で見て想像していたつもりだったが、実際に味わってみるとみずみずしさに驚く。
かといってグリルでしっかり調理されているので水っぽいわけではない。
素材のもつ旨みと水分が本当に凝縮されていることを感じた。
エリンギがバツグンだったが、個人的には玉ねぎの甘さにも驚いた。
知り合いの玉ねぎ嫌いの人にもオススメしたいくらいである。
肉料理のジューシーさも新感覚
そして特別な石窯の能力は、肉料理にも存分に発揮されていたように思う。
この日は牛肉、鴨肉、ラム肉を提供いただいた。
もちろん普通に美味しいが、グリルされたものでありながらもやはりやわらかさというか、みずみずしさが今までに自分が食べてきたお肉とは違うように感じた。
この感覚は、実際に食べてみないとわからないかもしれない。
まとめ
いかがだっただろうか。
ブラウアターフェルについて、下記のことをまとめてきた。
・アトレ竹芝内のWATERS takeshibaにオープンするBRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)
・日本では希少!超高温×輻射熱の石窯で旨味と水分をギュギュっと閉じ込める
・日本初上陸を含めた35種以上のクラフトハードサイダーや、世界各国のクラフトビールが飲める
・実際にクラフトハードサイダーとクラフトビールを飲んでみた
アメリカ代表。お店のために作られたクラフトビール、その名もBRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)
ドイツ代表クラフトビール。ホフブロイ ミュンヘナーヴァイス
クラフトハードサイダーはスタッフがオススメする同じ醸造所の個性派3種
お持ち帰り!そういうのもあるのか。
・BRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)の試食会でグリルフードを実際にいただいてみた
衝撃のみずみずしさ!きのこと野菜のグリル各種
肉料理のジューシーさも新感覚
キミがクラフトハードサイダーに興味があったり、単純に好きならとりあえず行ってみることをオススメする。
それを差し引いても、あの石窯で調理されたお肉や野菜は本当にここでしか味わえないと思う。
キミにもぜひ新感覚を味わってほしい。