ライバル関係というものは素晴らしいムーブメントを生み出す。
時代の流れというのは、1つのもので作るのは難しいと言われている。
例えば週刊少年ジャンプで有名な集英社は、かつて小学館の系列会社だった。
しかしそこから分離独立することで、今日のような状況になっている。
同じ会社内のままだったら、もしかすると今のジャンプの姿は無かったかもしれない。
そしてサントリーから新しく発売されるサントリーブルーも、もしかするとそんな熱いライバル関係を生み出すかもしれない。
金麦ブランドが好調なサントリーが放つ、新しい第三のビール。
今回は「サントリー第三のビール対決!サントリーブルーと金麦を飲み比べてみた」と題し、サントリーの新しい新ジャンル「サントリーブルー」についてまとめていこうと思う。
軒並み第三のビールを2ブランド構える中、金麦一本での闘いを示唆していたサントリー
サントリーの近年の業績において第三のビールは好調を維持しており、特に2019年は過去最高の販売数量を達成した。
サントリーの第三のビールと言えば金麦であり、少し前に季節ごとに少しずつ味を変えるという驚きの戦略も発表された。
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しかし他のビール会社を見回してみると、キリンはのどごし生と本麒麟、アサヒはクリアアサヒと新発売されたアサヒ ザ・リッチ、そしてサッポロは麦とホップとゴールドスター。
糖質オフやノンアルコールなどを除けば、それぞれに会社を代表する2つのブランドがある。
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そんな中サントリーは金麦ブランド内では3種類あって、2020年からは季節ごとに味を変えるとは言うものの、それで他社に対抗できるのかという気は少ししていた。
ちなみによく言われる第三のビールと発泡酒の違いだが、一番わかりやすいのは麦由来のスピリッツが入っているかどうかということ。
金麦で言えば成分の中に「スピリッツ(小麦)」というものがあり、これがあれば確実に第三のビールになる。
それ以外にも麦や麦芽以外のものを原料にしているものも第三のビールであり、分かりやすいところで言えば、のどごし生がそれにあたる。
サントリーが満を持して販売する新ジャンル「サントリーブルー」とは?
そんなサントリーも遂に、新ジャンルに新しい商品を持ってきた。
その名もサントリーブルー。
パッケージ上部にあしらわれた壮大な雪山のイメージが、何とも印象的である。
まあ、個人的にはちょっとエメラルドマウンテンを思い出してしまったが。。
ともあれサントリーブルーで前面に押し出されているのはスッキリとした飲みやすさ。
もちろんそこにビール類を飲んだ実感が味わえるような作りになっているが、ビール類に対する飲み疲れを感じている顧客に対し、爽快感やスッキリした味わいを強く意識した商品設計になっているそうだ。
雪山のイメージもそうだが、パッケージのクリアブルーや商品名にもそれは表れている。
そしてサントリーと言えば水のイメージが強く、それを象徴するように「天然水」の大きな文字も目に入る。
サントリーブルーの発売は2020年5月12日。
希望小売価格は設定されていないが、恐らく金麦と近い価格帯になるのではないかと。
サントリー新ジャンル対決!金麦とサントリーブルーを飲み比べてみた
サントリーさんからいただいた資料では、あまり金麦との比較については載っていなかった。
載っていなかったなら、実際に検証するしかない。
あくまで個人的な感想ではあるが、飲み比べてみての味の違いなどをまとめていこうと思う。
どうでもいいが、こうして缶を並べてみると同じ青系統でも結構違うものだと思った。
そして金麦については季節の金麦ではなく、スタンダードな金麦を使っている。
まずは金麦から。
一応コップに注いでみた。
このきめ細かい泡は、神泡サーバー2020のプロデュースである。
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飲み慣れた味だが、これをまずは覚えておく。
そしてサントリーブルー。
公式の味の特長にあったが確かにスッキリとさわやか。
後味も非常に軽い印象だった。
改めて金麦を飲んでみると、甘みや深み、そしてコクを強く感じる。
特別配合が違うわけではないと思うが、サントリーブルーは炭酸感も比較的強く感じた。
個人的な好みとしては金麦に軍配が上がるが、サントリーブルーもきっと好きな人はいるだろうという味わいである。
ビール感がありながらも非常に軽い飲み口で、確かに飲み疲れや、ビール類を飲み慣れていないならかなりオススメできる。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリーブルーについて、下記のことをまとめてきた。
・軒並み第三のビールを2ブランド構える中、金麦一本での闘いを示唆していたサントリー
・サントリーが満を持して販売する新ジャンル「サントリーブルー」とは?
・サントリー新ジャンル対決!金麦とサントリーブルーを飲み比べてみた
味が薄まったり、糖質オフになっているのではなくこの軽い飲み口。
当然ではあるが金麦とは全然違うアプローチなので、今後どのような展開を見せていくのか非常に楽しみである。