キミは自分でコーヒードリップをするだろうか。
気を付けていることはあるだろうか。
先日Iwatani Outdoor Shop BASE(イワタニアウトドアショップベース)にて、ワンランク上のコーヒードリップを体験できるワークショップが開催された。
今回は「アウトドア以外でも愉しめそうなワンランク上のコーヒードリップを体験してきた」と題し、FORE WINDS×Zebrang×Leaves Coffee Roastersのコラボで開催されたコーヒードリップワークショップについてまとめていこうと思う。
アウトドアで簡単に美味しくコーヒーを淹れるメソッドをプロが伝授!コーヒードリップワークショップ
「アウトドアで愉しむ、ワンランク上のコーヒードリップ体験」と題し、2022年5月13日(金)14日(土) に開催されたコーヒードリップワークショップ。
こちらは岩谷産業のアウトドアブランド「FORE WINDS」、ハリオ商事のアウトドアブランド「Zebrang」、「Leaves Coffee Roasters」の豪華コラボ企画となっている。
ワークショップが開催されたのは大阪にあるIwatani Outdoor Shop BASE(イワタニアウトドアショップベース)。
会場は地下だったが、階段だけで少しテンションが上がる。
私が参加した日のワークショップの講師は、Leaves Coffee Roastersのオーナーである石井康雄さんだった。
石井さんはバリスタ・ロースターを独学で学び、JRC(ジャパンローストコンペティション)にて全国3位という輝かしい成績を収められているコーヒーのプロ。
やわらかな物腰でユーモアを交えながらも、親切丁寧にコーヒーの淹れ方を教えてくれた。
プロが行きついたコーヒードリップの黄金比率とは?
個人的に一番インパクトがあったのはこちら。
シンプルにホワイトボードに書かれたテキストだが、詳しく聞いた後ではこれを公開してしまって良いのかと思うくらいのレシピである。
非常にシンプルだが、話を聞くとプロの知識が凝縮されているように思う。
こちらはコーヒーのプロが行きついたいわゆる黄金比率。
「ザラメくらい」というのはコーヒー豆の粗さのこと。
コーヒーの引き方で粗挽きや中挽きなどを聞くが、専門的な知識が無いとイマイチ感覚が掴みづらい。
そこで石井さんの考え出したわかりやすい指標が「ザラメくらい」。下手な数字や写真を出されるよりは確かにわかりやすい。
そして黄金比率はドリップとマグで違うものの、それぞれでは統一。
ドリップはコーヒーの粉1:16お湯。
マグはコーヒーの粉1:15お湯。
そのためホワイトボードでも、ドリップは12.5gの粉に対してお湯は12.5×16=200g。
マグは粉が16.5gに対してお湯は16.5×15=200gとなっている。
これは量が変わっても同じで、例えばドリップで粉が20gなら20×16で320gのお湯を使えばOK。
この比率さえ守れば美味しいコーヒーを淹れられるとのことだった。
ただ、ドリップの場合はそこに若干のコツが必要になり、同量のお湯を30秒ごとに4回に分けていて注ぐ。
色々お話しされてはいたが、やはりここにプロの技が出ていたように思う。
とはいえマグに関してもドリップほどではないが、やはりコツは必要。
コーヒー全体にお湯が当たるように注がないと抽出が不十分になるとのこと。
シンプルながらもやはり奥深い。
ちなみにコーヒーを淹れるのにオススメの水はサントリーの天然水とおっしゃっていた。
石井さんの淹れたコーヒーはそれぞれ試飲させていただいたが、皆さんプロの味わいに感動されているようだった。
コーヒードリップワークショップを実際に体験した感想
当日は私も実際に体験させていただいた。
アウトドアはもちろん、コーヒードリップについても素人同然だが、こういうグッズにはココロオドルものがある。
個人的に便利そうだと思ったのは担当の方も熱く紹介されていたこちらのドリッパー。
シリコン製で丈夫のはもちろん、フラットな状態にできるのでコンパクトに持ち運ぶことができ、しかも凹凸のある形状なので美味しいコーヒーを抽出しやすくなっているとか。
ちなみに今回用意されたコーヒー豆は、このワークショップのためにブレンドされたオリジナルのもの。
Zebrang(ゼブラン) アウトドア キャンプ 軽量 運びやすい V60フラットドリッパー ZB-VDF-02B コーヒー1~4杯分用
私の前の席は男女でのご参加だった。
お付き合いされているのか、ご夫婦なのか、プライベートなことなので伺ってはいない。
ちなみに私以外での男性の参加者はこちらの方だけ。
私を含めて10名の参加で8名が女性だった。
ちなみに上の写真はミルを使ってコーヒー豆を挽いている様子。
お2人とも思った以上の硬さに驚いており、私も実際に挽いたが確かに硬かった。
そんなこんなで格闘しながら淹れてみた。
こちらはドリップ。
個人的にはスッキリさっぱりとしてなかなか美味しく淹れられたと思ったが、他の人には「薄くないですか?」と言われた。
私の味覚は〇んでるのかもしれない。。。
ちなみに同席したお2人の感想として、女性の方は石井さんとの味の差を感じられていたが、男性の方は苦労した甲斐もあって自分が淹れたコーヒーが美味しいのとのことだった。
他にも何人かに感想を伺ったが「抽出が足りなかった」「逆に抽出しすぎた」「やっぱり石井さん(ワークショップの講師)との差を感じる」など、レシピがわかっていても一筋縄ではいかないようである。
とはいえ皆さんも苦心しながら非常に楽しそうだった。
実際1時間のワークショップは後半時間が足りなくなってしまい、最後はかなり駆け足に。
私も取材と体験をしながら時間を忘れて夢中になってしまった。
余談だがマグカップの時に、250gちょうどで軽量できたのが妙に嬉しかった。
まとめ
いかがだっただろうか。
コーヒードリップのワークショップについて下記のことをまとめてきた。
・コーヒードリップには黄金比率がある
・中挽きの目安はザラメ
・お湯はまんべんなく粉に当たるように注ぐ
・比率がわかってもプロの技はスゴイ
・コーヒードリップは科学
・あっという間の1時間
プロの黄金比率や注ぎ方のコツを知ることができ、ワンランク上のコーヒードリップのための道筋は明確に示された感はある。
ただこう言ってはなんだが、テキストで読むのと実際に体験したりプロの技を目の前で見るのとでは違いがある。
今後の開催予定などはまだ発表されていないが、もし開催されることがあればキミにも実際に体験してみてほしい。