キミは魚の定食を食べるだろうか?
飽きたりはしていないだろうか?
私はどちらかというと肉が好きで、正直魚にはなかなか食指が伸びない。
しかしどちらかと言えば肉派の私もそそられる、新感覚の魚の定食が魚や一丁で食べられる。
しかもその定食は、男子に絶大なる人気を誇る栗原心平さんとのコラボメニュー。
今回は「魚や一丁×栗原心平コラボのブリ大根の天ぷら定食が衝撃的」と題し、魚や一丁と栗原心平さんのコラボメニューについて実際に食べた感想も含めてまとめていこうと思う。
北海道の味を全国へ。刺身居酒屋「魚や一丁」
北海道の海の幸や名物料理を提供するお店として33年前に創業した、刺身居酒屋「魚や一丁」。
現在は北海道を始め、関東圏に数多くの店舗をチェーン展開している。
魚や一丁の創業当時、普通のお店で提供されるのは冷凍の刺身がメインであり、そもそも居酒屋で刺身が提供されること自体珍しかったが、店名でも示すとおり創業以来刺身に力を入れている。
特に秋葉原の店舗では、北海道にある名店の名物料理などを試験的に提供しており、北海道グルメを全国に広めるための活動を進めているとか。
今回は魚や一丁を運営する株式会社一丁の特命事業部部長である窪田進さんに、魚や一丁銀座本店で色々とお話を伺った。
魚や一丁は小さくても100席あり、200席前後が標準の大きな居酒屋。
取材で伺った銀座のお店は本店ということもあり、なんと500席もある。
しかしコロナの影響もあって、2020年は個室がほとんど使われていない状況なんだとか。
ただGO TOキャンペーンなどのおかげもあり、徐々に客足は戻ってきているそうだ。
魚や一丁×栗原心平の”魚めし”定食
そんな魚や一丁が料理家の栗原心平さんとのコラボメニューを、10月5日(月)から12月30日(水)までの期間限定で発売する。
心平さんと言えばテレビやレシピ本での活躍はもちろん、2020年5月よりYouTubeチャンネルを開設し、30分以内に作れるおつまみレシピを多数公開されている。
そんな心平さんの客層と魚や一丁の客層が重なることや、心平さんの情報発信力による新しい客層開拓のために白羽の矢が立ったそうだ。
ちなみに2019年も「栗原心平のごちそうザンギ(北海道の唐揚げ)」と題し、魚や一丁の人気メニューであるザンギをアレンジした5つのメニューを共同開発していた。
そちらは非常に好評だったんだとか。
そして今回は”魚めし”定食。
なんと1品で3通りの味わいが楽しめるようになっており、若者や女性など幅広い世代に向けて今までにない新しい“魚めし”の楽しみ方を提案する。
定食はそれぞれ1,280円(税抜)であり、メニューは下記の通り。
・さば味醂干し定食
・イカと海老のフリット定食
・ブリ大根の天ぷら定食
当初はホッケのフライ定食の案もあって4種類で進んでいたそうだが、食べにくさの問題などがあり、最終的には3種類に落ち着いたんだとか。
魚めし定食の楽しみ方とメニュー構成
魚めし定食は3種類だが、基本のメニュー構成は同じ。
3種類の薬味とピクルス、冷やっこ、だし、ホッケめし、そしてメインの食材という構成。
魚めし定食の具体的な楽しみ方は下記の通り。
その一:まずはそのままで
その二:薬味をのせて
その三:だし茶漬けで
楽しみ方の紙はオーダーごとに渡され、よく見ないとわからないが3パターンある。
ただ窪田部長も後になって、「3パターン作る必要は無かった」ことに気付いたそうだ。
しかしせっかく3パターンあるので、もし違う組み合わせが来たらスタッフの方にツッコんであげてほしい。
そしてさすがは新しい楽しみ方の提案ということもあり、薬味もひと味違う。
左から高菜漬けをごま油でいためたもの、ミョウガ、フライドオニオンである。
ミョウガはともかくそれ以外の2つは「薬味」としてなかなか出てこないんじゃないかと。
そしてだしに関してもカツオと昆布の一番だしをぜいたくに使っていて、香り豊かで奥深い味わいだった。
魚めし定食の中でオススメの「ブリ大根の天ぷら定食」を食べてみた
ちなみに取材時点で人気の定食は、さば味醂干し定食とのことだった。
しかし取材させていただいた窪田部長の一押しはブリ大根の天ぷら定食。
ということで他をちょいちょいつまませていただきながら、メインでブリ大根の天ぷら定食をいただくことに。
いくら新しい提案とは言っても、メインがブリ大根だと少しインパクトが弱い気もする。
しかしこちらは何とブリ大根の天ぷら。
そのままで十分に美味しいブリ大根に、衣をつけて揚げているのである。
なかなか味の想像がつかなかったが、食べてみてビックリ。
大根の食感は、サクじゅわという感じ。
周りにまとった衣は程よくサクッとしており、中の大根はブリ大根なのでしっかりと味がしみ込んで柔らかくなっている。
一般的な天ぷらは少なくとも塩くらいはつけないと美味しくないものがほとんどだが、こちらは何もつけずに美味しい。
そもそも水分が多いためか、大根の天ぷら自体珍しいように思う。
仮にあったとしても中の大根はシャクシャクしていそうだが、こちらは柔らかくホロホロ。
そしてブリも味がしみ込んでいて、そのままでも美味しい。
ブリの天ぷらでも美味しいとは思うが、ブリ大根を天ぷらにするとまた違った美味しさに繋がる。
そしてこういう発想は普通の料理人にはなかなか浮かばないそうで、このアイディア自体が普段から様々なチャレンジをしている栗原心平さんならではのものと言える。
魚めし定食は一部店舗を除く13店舗で販売
ちなみにこちらのコラボメニュー、どの店舗でも食べられるわけではない。
2020年8月18日時点で北海道と首都圏を中心に17店舗を展開する魚や一丁の中で、下記の13店舗で販売される。
■東京都
・銀座本店(東京都中央区銀座1-2-3 東京高速道路下・中央通り側2F)
・秋葉原店(東京都千代田区外神田3-15-1 秋葉プレイス3F)
・大塚店(東京都豊島区南大塚2-45-8 大塚NSビルB1F)
・鶯谷店(東京都台東区根岸1-1-21 栄楽ビル4F)
・新宿三光町店(東京都新宿区新宿2-19-1 ビッグス新宿ビルB1)
・新宿西口店(東京都新宿区西新宿1-8-1 新宿ビルディングB3)
・大森ベルポート店(東京都品川区南大井6-26-2 大森ベルポートD館2F)
・東京日本橋店(東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロントB1)
・町田店(東京都町田市原町田6-9-19 コビルナ町田5F)
■神奈川県
・川崎砂子店(神奈川県川崎市川崎区砂子2-4-17 Cassia Kawasaki B1)
・川崎日航ホテル店(神奈川県川崎市川崎区日進町1 番地 川崎日航ホテル4F)
■埼玉県
・浦和店(埼玉県さいたま市浦和区東高砂町2-3 プリムローズBF-1)
■北海道
・札幌駅店(北海道札幌市北区北6条西1丁目 JR高架下)
まとめ
いかがだっただろうか。
魚や一丁と栗原心平さんのコラボメニューである”魚めし”定食について、下記のことをまとめてきた。
・テレビやレシピ本、YouTubeでも精力的に活動する栗原心平さん
・魚や一丁と心平さんのコラボは2回目
・今までに無い新しい魚めしの食べ方提案である”魚めし”定食
・魚めし定食が食べられるのは一部店舗を除く13店舗
・イチオシは「ブリ大根の天ぷら定食」
ちなみに魚や一丁の銀座本店にカウンター席は無いが、幸か不幸かコロナの影響もあって今は広々と席を使えるし、魚めし定食はランチでもディナーでも楽しめる。
魚めし定食の食べ方そのものもそうだし、ブリ大根の天ぷらはきっとキミも体験したことがないはず。
ぜひキミにも食べてみてほしい。