以前、オシャレになるための1つの方法として、オシャレな友人にチョイスをお願いするというのを書いた。
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オシャレになりたいなら、ショップ店員に相談するな!雑誌を見るな!
キミは、服装やアクセサリーとかに気を遣っているか? オシャレは一朝一夕で身に付くものではない。 オシャレな人達は、皆血の滲むような努力と苦労を重ね、とんでもない年月をかけてそこにいたっている。 でも、 …
だが、都合よくキミにそんな友人がいるとは限らない。
でも、諦める必要はない。個人でそういうサービスを提供している人もいるからである。
それは、マイスタイルコーディネーターひゆきさん。
コーディネートをすることでその人の魅力だけでなく、個性を引き出して自信を持ってもらうことを目的にしている。
今回は「【絶対オシャレになってもらう!】マイスタイルコーディネーターひゆきさんのコーディネート体験レポート」と題し、個人向けコーディネートでやってもらえることや、実際に受けてみた感想、見た感想などを含め、まとめていこうと思う。
マイスタイルコーディネーターひゆきさん
私自身個人でコーディネートをやっている人がいることは知らず、DSRの編集者から話を聞いて初めて知った。
ひゆきさんはマイスタイルコーディネーターによるお洒落偏差値30からの大逆転コーディネートというサイトの運営やメルマガ発行、そして個人向けのコーディネートをされている。
編集の彼は以前からひゆきさんと交流があり、よく飲みに行っているそうだ。
そして前々からコーディネートを受けてみたいと思っていたらしいので、今回私も同行して実際にコーディネートを受けてもらうことにした。
ひゆきさんのコーディネートの流れ
時系列で追いかけながら、当日の流れをお伝えしていこうと思う。
事前に要望の確認
まずは事前に要望の確認が入るそうである。
・予算はどのくらいか?
・どういうアイテムが欲しいのか?
・どのような用途を想定しているのか?
・どこで買い物をするのか?
などをひゆきさんが聞いてくれる。
もちろんイメージが湧かなければお任せでもいいし、トータルのコーディネートをお願いしてもOKである。
ちなみに今回編集者は、3つの要望を出した。
・ハットがほしい
・トータルコーディネート
・バリエーションがほしい
そして、予算は3万円+ハット代ということでお願いしたそうだ。
個人的にはこの時点でなかなか無茶な注文だと思ったが、ひゆきさんは快くOKしたとか。
コーディネートの舞台は、ららぽーと TOKYO-BAY
今回のコーディネートの舞台になったのは、千葉県は船橋市にあるららぽーと TOKYO-BAY。
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船橋に古くからあるが施設の規模は非常に大きく、実に様々なブランドが軒を連ねている。
ただ、コーディネートの場所は別に決まっているわけではない。
ひゆきさんは埼玉に住んでいるそうだが、県外だろうがどこだろうがコーディネートを請け負っている。
編集者はひゆきさんと前からの知り合いで、ひゆきさんもそこを理解した上でららぽーと TOKYO-BAYを指定したらしい。
カフェでの打ち合わせと、驚きの誓い
当日はまず、カフェでの打ち合わせから始まる。
事前の要望を基に実際どういうアイテムを買っていくか、どこに重きを置くかなどをカンタンに打ち合わせる。
今回はバリエーションがテーマということで、
・羽織る系のトップス 2点
・シャツ 2点
・パンツ 2点
・靴 1点
・ハット 2点
をチョイスするということでまとまった。
ひゆきさんは打ち合わせをしながら、ひっきりなしにペンを動かしていた。
事前に下見を済ませているそうで、アイテムのイメージや価格帯などは頭に入っているらしい。
そして一通り打ち合わせが終わったら、同意書に署名をする。
同意書というと堅苦しく感じるかもしれないが、そんなに小難しいことが書いてあるわけではない。
要はコーディネートの邪魔をしないとか、頭ごなしに全部を否定をしないとか、一般常識を持っていれば当たり前のように守れることばかりである。
個人的に一番驚いたのは、「オシャレになれなかったら全部ひゆきさんの責任」というような文面があったこと。
ひゆきさんに少し話を聞いてみると、
「当たり前ですね。お客さんには絶対にオシャレになってもらいます。
もしオシャレになれなかったら、その責任はすべてボクが負います。」
と力強く語ってくれた。
最初に会った印象では優しく柔らかい雰囲気だったのに、この時はプロとしての責任感と自信を強く感じた。
序盤はひたすらお店を回って、実際に服を合わせる
最初はとにかく色んなお店を回って、情報を集めていくというイメージだった。
ひゆきさんの中でイメージしていたアイテムを実際にお客さんに合わせてみて、ひゆきさんのイメージとズレていないか、お客さんに合っているかなどをチェックしていく。
スゴい速さでサクサクとザッピングしており、私はどういう基準で何を見ているのか全然わからなかった。
編集者も元アパレル店員だが、「何をチェックしてるんでしょうね」なんてのんきなことを言っていた。
ひゆきさんがチェックしては編集者に羽織ってもらったり、試着をしてもらったりの繰り返し。
そしてお店を回る中でも、やはりひっきりなしにペンを動かしていた。
情報が集まってきたら怒涛のようにお会計
途中で編集者の要望なども確認しながら、情報が集まって固まった後には怒涛のようにお会計。お買い物タイムが始まった。
編集者はあんまり気にせずバンバンカードを切っていたが、ひゆきさんはすべての金額をチェック。
ノートに書き留めていた。
さらには、ひゆきさんならではと思える気遣いも。
荷物を持ってくれているのである。
洋服とはいえ、アイテム数が多くなると当然重くはなる。
男性だけでなく、女性のコーディネートも多く請け負っているそうなので、特に女性には嬉しい気遣いなんじゃないだろうか。
男性であっても悪い気はしないどころか気分が良いであろうことは、端から編集者の顔を見ていてわかった。
私であっても嬉しく感じると思う。
お買い物完了。予算の正確さに驚愕
そしてお買い物完了。
当初の予定通り、下記アイテムをゲットしていた。
・羽織る系のトップス 2点
・シャツ 2点
・パンツ 2点
・靴 1点
・ハット 2点
そして今回かかった費用を編集者に聞くと必死にレシートをひっくり返し始めたが、それを尻目にひゆきさんがサラッと「29,886円です」と答えてくれた。
驚くべき正確さに、個人的には驚愕した。
29,886円で購入した商品は下記の7点。
これだけで実に様々なバリエーションが楽しめそうである。
ただひゆきさんは以前3万円の予算に対して29,999円という結果を叩き出したことがあるらしく、そこまで満足はしていなかった。
末恐ろしい話である。
ひゆきさんコーディネート前
ちなみにひゆきさんのコーディネート前の編集者の服装はこんな感じである。
謎のドヤ顔と偉そうな態度に、撮りながら若干イラッときた。
ひゆきさんコーディネート後
そして、ひゆきさんのコーディネート後はこんな感じである。
かなり印象が違うことはわかってもらえるだろうか。
そして彼はハット初体験らしく、何だか満足そうだった。
すべてのアイテムを着てもらうことはしなかったが、カーディガンをジャケットに変えるとこんな感じである。
コーディネート終了後はカフェでの総括
最後はカフェでの総括があった。
今回のコーディネートにかかった時間は、大体4時間半程度。
キミがこの時間をどう感じるかはわからないが、ひゆきさんいわく「どうしてもそのくらいはかかる」そうである。
同行した私の印象としては、「気づいたら時間が経っていた」という感じで、まったく長さは感じさせなかった。
総括では通常お客さんの感想などを聞くが、今回は少しコーディネートのこだわりやポイントを訊いてみた。
すると、
・試着の回数は最小限減らすように努力している。
・価格帯によって、回る店と回らない店を振り分ける。
・休憩を挟んだり、荷物を持ったり、気遣いを常に意識する。
・選ぶことに必死になりすぎず、お客さんに楽しんでもらう。
・下見で店の位置を把握し、回り方を意識する。
・サイズ感を意識し、合わせ方を頭で考えておく。
・相手が誰であれ、プロとしての仕事をする。
など、様々なことを話してくれた。
ひゆきさんコーディネートを実際に受けた編集者の感想
あっという間の4時間でした。
今回選んでもらった服は、単体で言えば僕が選ぶ可能性もあったでしょうけど、トータルでまとめてここまで選ぶことはできないと思います。個人的に一番良かったのはハット。
今まで興味はあってもどうやって選べば良いのか、どれを選べば良いのか全然わからなかったんですが、今回選び方を教えてもらえたし、実際に入手ができました。
これで、寝癖がついていても気軽に出掛けられます(笑。
ひゆきさんのコーディネートで何と言っても大きいのは、安心感。
コーディネート中もそうですが、選んでもらった服は「プロが選んでくれた服」ということですごく安心感があります。トータルでコーディネートしてもらってますので、そのまま着れば「全身プロが選んでくれたコーディネート」なので、安心感とともに、自信を持って表に出られます。
ショップの店員もプロと言えなくはないですが、トータルコーディネートを考えれば当然すべて同じブランドになります。
しかしひゆきさんはブランドを飛び越えて選んでくれますので、偏りがありません。知らないとか、普段入らないブランドの服を買えたのも収穫でした。
ひゆきさん、ありがとうございました。
また飲みに行きましょう!
同行した私が感じたひゆきさんのコーディネートの感想
私自身が感じたものと言えば、ご本人も言っているが気遣いの部分である。
エスコートに滞りがないし、疲れていないか、場合によっては予算をオーバーするとか、アイテムをいくつか提案した上でお客さんに選んでもらったりなど、始終気遣いを感じた。
ひゆきさん自身、もちろんコーディネートへのこだわりはあるんだろうが、それを表に出しすぎることはなく、あくまでも顧客中心。
意に沿わないと感じれば強要することはないし、途中で選びたいアイテムに若干の修正が入ったとしてもサラッと組み込んでくれる。
あとは当たり前の感想かも知れないが、人としての魅力を感じる。
私はお会いするのは初めてだったがすんなりと受け入れてくれたし、打ち解けることができた。
同行も快く引き受けてくれたし、コーディネート中でも「こういう写真必要じゃないですか?」「お疲れじゃないですか?」など、私に対しても始終気遣いを忘れることがなかった。
ひゆきさん自身も楽しんでいるかもしれないが、それより何よりお客さんに楽しみながらオシャレになってもらいたいんだろうなあ、と思う。
機会があれば、私も別途コーディネートを受けたいと思った。
まとめ
いかがだっただろうか?
オシャレになるための1つの方法として、ひゆきさんというコーディネーターがいること。そして実際にどのようなコーディネートをしてくれるのかを、当日の流れとともに、選んでもらったアイテムや予算なども含めてご紹介した。
ひゆきさんのコーディネートのリピート率は9割以上を誇るそうで、個人法人問わず、大きな人気を博している。
それはひゆきさんの人柄やコーディネートの安心感など、様々な要素があるとは思うが、やはり一番は「それで自信を持つようになれている」からなんじゃないかと。
よく考えればファッションを学ぶ機会なんて、あってないようなものである。
なかなか正解がわかりにくいが、ひゆきさんはそれを持っており、顧客のリピート率がそれを証明している。
キミ自身の気持ちや自信はもちろん、回りからの見られ方も確実に良い方に変化すると思うので、興味があればコーディネートを受けてみることをオススメする。