先日UNITY(ユニティー)という音楽イベントについてご紹介した。
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全国の若手アーティストが憧れる音楽イベント「UNITY(ユニティー)」を知っているか?
キミは、UNITY(ユニティー)という音楽イベントを知っているだろうか? 350人の会場が常に満員御礼になり、「登竜門」として全国の若手アーティストが憧れるイベントである。 今年18周年 …
2018年3月31日(土)に私は実際に会場に足を運んだが、楽しすぎて本当にあっという間に時間が過ぎた気がする。
メジャーから地元密着アーティストまで、実に様々なバリエーションの楽曲を聴けたし、盛り上がった。
今回は「3.31.@戸塚公会堂「UNITY(ユニティー)」が熱すぎるし楽しすぎた」と題し、当日の内容やユニティーが盛り上がるわけ、今後のことなどをまとめていこうと思う。
本当にここで音楽フェスが?3.31.@戸塚公会堂「UNITY(ユニティー)」
UNITYという音楽フェスは、失礼ながら小規模である。
今回の会場となったのは戸塚公会堂。
私は正直、本当にここであっているのかどうか不安になった。
しかし、間違いなくフライヤーは貼られている。
人波についていって、どうにかこうにか会場に着くことはできた。
音楽イベントというよりは、ピアノの演奏会とか、演劇とかが似合いそうな雰囲気である。
しかしその歴史を物語るように、過去に開催されたUNITYのフライヤーや、
出演アーティストのサインが飾られていた。
規模はともかく、長く愛され続けているイベントだというのはこの時点でも感じられた。
そして私はライブに夢中で訪れていないが、物販スペースでは実際にアーティストが手売りなどをしていたらしい。
小規模なのに地元インディーズアーティストだけじゃなく、メジャーアーティストまでごっちゃ混ぜ!?
UNITYの構成としては地元で活動しているインディーズアーティストから、メジャーアーティストへバトンタッチをしていく。
一見共通点がないようなアーティストが出演しても盛り上がる、この「UNITY」というイベントの摩訶不思議。
しかしそれには3つ理由があると、主催のHAMMERさんは語ってくれた。
小規模音楽フェス「UNITY」は、なぜそんなに盛り上がるのか?1:お客さんの質
長年続いているだけあり、お客さんがUNITYの楽しみ方を知っているようで、私もそれは実際に感じた。
私は初めてだったが、お客さんの年齢層や性別は実に様々。
特定のアーティストのファンもいたが、アーティストだけでなく、「UNITYを楽しもう」というベテランのお客さんも多く見受けられた。
そんな「UNITY」のファンがアーティストと共に会場を温め、一体感を生み、盛り上がっていく。
その心地良さがリピートにつながり、さらに大きな輪になっていくようだ。
小規模音楽フェス「UNITY」は、なぜそんなに盛り上がるのか?2:アーティスト同士の仲が良い
プロデューサーであるHAMMERさんが、アーティストにオファーする時に気を付けているのは、共通点があるアーティストや、人間的・音楽的にハモリそうなアーティストを組み込むこと。
「個を見せるより、全体を魅せることが大事」と言っていた。
そしてそのために、必要に応じて次のような「輪」を作る努力をしているとか。
・オープン前のリハーサルで、”お客さんがいるリハーサル”を想定してもらうため、スタッフたちに「盛り上がる」ように指示する
・楽屋で一人になる人がいないように、座る位置や物販の位置まで配慮する。
・みんなをつないだり、関係が濃くなるように計算し、努力をする など
またボランティアスタッフには、新人アーティストを起用し勉強させるそうだ。
そういったアーティストが育っていき、UNITYのステージに上がり、やがては大きなフィールドに羽ばたいていく。
細かいところまで計算し、作り上げているからこそイベントが盛り上がるのではないだろうか。
小規模音楽フェス「UNITY」は、なぜそんなに盛り上がるのか?3:新しいことにチャレンジする精神を忘れない
また縁を大事にして、新しいことにチャレンジする精神を忘れない。
UNITYは過去に、
・オーディション
・グループアーティストシャッフル
・ツアー
・コンピレーションアルバム
・結婚式
など、色々なことにチャレンジしてきたそうだ。
そしてついにはイベント内容だけではなく運営のチャレンジとして、新たに開発されたチケットサービス「リコチケ」を導入した。
リコチケについては以前に記事でまとめたので、詳しくはそちらを読んでみてほしい。
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当日は大盛況!様々なアーティストがUNITY(ユニティー)への熱い思いを口々に語る
最近テレビなどをあまり見ていないので、正直知っているアーティストはあまり多くはなかった。
しかし、めちゃくちゃ楽しかった。
最初は「長丁場だな」と思っていたが、終わってみればあっという間。
非常に濃厚な時間だったと感じる。
シクラメンが「俺たちが育った場所がUNITYです」とライブ中にも熱く語り、SEAMOさんはHAMMERさんへの熱い思いを語った後に「Continue」を歌う。
負けたら終わりじゃなくて
やめたら終わりなんだよね
どんな夢でも叶える魔法
それは続けること
そして最後にはなんと、封印したはずの天狗も復活!!
かなりの激レア映像だったが、そのくらいSEAMOさんも思い入れや意気込みがあったということなんだろう。
音楽を通して、アーティストたちが皆UNITYの復活を祝福していた。
ここまで愛されるイベントを作り上げたHAMMERさんの次の展望は、「新人の発掘」と「UNITY野外フェスの開催」。
そしてそこへ引っ張っていける現役アーティストとして、自分自身もまだまだ音楽シーンを牽引したいと語ってくれた。
おまけ:HAMMERプロデュースの小学生ダンスボーカルユニット「the Firstar」の初ライブのパワーがスゴかった
今回のUNITYでは、HAMMERさんがプロデュースする「the Firstar」という小学生のダンスボーカルユニットが初ライブを行った。
数々の大会で受賞歴のある天才ボーカリスト西原花恋(新6年生)ちゃんのボーカル力は凄まじかった。
このユニットが披露した弾けるような爽やかSONG「スーパーナチュラルエネルギー」は、なんとBENNIE KのYUKIさんが作詞作曲を担当した楽曲だという。
このベストアルバムにも収録されているが、「UNITY」というBENNIE Kの楽曲がある。
戻りたい場所はただ1つ
The place called ”UNITY”
何があっても何時でも Babe
You can chill with.
My crew ”UNITY”
My crew ”UNITY”
そして実際にこの歌詞の通り、YUKIさんはプロデューサーとしてUNITYに戻ってサポートした。
この繋がり、この縁、みんなで夢見る現在進行形こそがUNITYである。
次は小さなイベントをオーガナイズしながら、秋にまたUNITYを開催する予定だそうだ。
まとめ
いかがだっただろうか。
UNITYについて、下記のことをまとめてきた。
・音楽フェスをやる場所とは思えなかった戸塚公会堂
・小規模音楽フェス「UNITY」は、なぜそんなに盛り上がるのか?
1:お客さんの質
2:アーティスト同士の仲が良い
3:新しいことにチャレンジする精神を忘れない
・様々なアーティストが熱い思いを口々に語った
・HAMMERプロデュースの小学生ダンスボーカルユニット「the Firstar」の初ライブのパワーがスゴかった
すでに書いた通りとりあえず秋にやる予定らしいので、今後も目が離せない。
次回はキミも足を運んで、UNITYを体感してみることをオススメする。