ペットボトル。
浄水器。
ウォーターサーバー。
蛇口をひねった水を当たり前に飲むのはもはや遠い昔の話のようで、現在は水を買って飲むのが当たり前になり、ミネラルウォーターの需要は30年で約20倍に。
健康と水への意識も年々変化を見せており、1日に飲む水の量はなんと約10年で2倍近くに増えているとか。
世界単位では水不足のリスクが叫ばれる中、この度サントリーから新しい水のサービスの選択肢が提供されることに。
今回は「水道水の味が一瞬で変わるサントリーの新発明”ミネル”」と題し、サントリーが提案する新しい水の選択肢「ミネル」についてまとめていこうと思う。
ありそうで無かったミネラルinウォーターキャップ「minel」(ミネル)
2023年、サントリーが提案する水のサービスは水であって水ではない。
その名もミネラルinウォーターキャップ「minel」(ミネル)。
こちらの小さなキャップが、サントリーが提供する新しい水の選択肢になる。
様々な研究から「ココヤシのヤシ殻活性炭がカリウムを主としてミネラルを豊富に含有する」点に注目し、サントリーの独自技術で植物ミネラルエキスを抽出。
サントリーが特許を取得しているこの植物ミネラルエキスは、水をまろやかな味わいに変えることができるとのこと。
なので基本的には水道水を専用のペットボトルに入れて使う想定になっている。
キャップの中には植物ミネラルエキスが2ml入っており、そのほかに塩素臭の低減のために微粉砕竹炭等も配合されている。
このキャップはアメリカのVessl社と共同実用化した新キャップで、植物ミネラルエキスを充てんする際に加圧することによってキャップをひねると気泡が噴出し、エキスが水全体に広がる構造になっている。
なのでキャップをひねった後にボトルを逆さまにしたり、振ったりする必要はない。
そのエキスがボトル全体に広がることで、水道水が一瞬でミネラル入りのおいしい水に変身するという寸法である。
ひねる!つくる!ミネル!スターターセットの中身と使い方
そんなミネルはまず第1弾として、2023年2月28日まで抽選販売を受け付けている。
倍率はどのくらいはわからないが、限定5,000セットとのこと。
スターターセットは1,380円(税込・送料無料)。
箱はこんな感じ。
中身は専用のペットボトル(1.5L)1本とミネルが6個入っている。
ちなみにミネルは1回の使い切り。噴射は1度だけである。
こんな感じで包装されており、使うときには中身を取り出してから3、4回振ってボトルにセットする。
専用のペットボトルも繰り返し使えるような比較的頑丈なつくりにはなっているが、3か月程度での交換を推奨している。
なにはともあれこのスターターセットだけで、なんと9Lの水が作れる計算になる。
ミネル自体全然かさばるものではないので、ほとんどこの1.5Lボトルだけで9Lを実現できると思うと生活がかなり変わるんじゃないだろうか。
個人的な話だが私は2Lの水を常時10本近くストックしているので、相当にイメージがふくらむ。
実際にミネルを使った動画はこちら。
ミネルと天然水を飲み比べた感想
多分意味は無いと思うが、一応ミネルと天然水を飲み比べてみた。
もちろん味が良いに越したことは無いが、ミネルにはそれを補ってあまりあり過ぎる付加価値があるんじゃないかと。
とはいえ味がイマイチだと続ける動機につながりにくいかもしれないので、やはり比較したいと思う。
飲み比べてみて、正直あまり違いがわからなかった。
しいて言えば、少し天然水のほうが甘みを感じてふくよかだったような。
とはいえよく考えると、違いがわからないことが逆にスゴいんじゃないだろうか。
私が使ったのは正真正銘ただの水道水。
なのに天然水と比較しても差を感じない。
とりあえず水道水でよく言われるカルキ臭さや、鉄のようなもったりした感じはまったく無い。
地域によって差はあるかもしれないが、個人的にはペットボトルやウォーターサーバーに代わる新しい選択肢として、味も十分に評価ができると思った。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリーの新しい水の選択肢ミネルについてまとめてきた。
植物ミネラルエキスが入ったキャップをひねるだけで、家庭の水道水があっという間に美味しい水に早変わり。
ありそうで無かったサントリーの新発明が、個人的には結構なインパクトがあった。
普及や価格面はまだまだ発展途上かもしれないが、今後の動向は非常に気になる。
抽選販売にはなるが、キミもこの新体験を味わってみてほしい。