キミは「ガチ中華」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。
ここ数年トレンドワードとなっているこの言葉は、中国本場の味そのままを提供するお店のことを指す。
日本に広く定着しているいわゆる中華料理は日本人好みにカスタマイズされているものが多いが、ガチ中華はガチなのでその辺りの忖度は無い。
好みが分かれるところではあるが、その分好きな人には満足度は高いと思う。
そんなガチ中華の新たなる選択肢として登場する、孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋(そんじじょうちょうさんぎゅうにくひなべ)。
こちらは日本ではまだ知られていない潮汕料理の専門店である。
今回は「日本人がまだ知らないガチ中華「潮汕料理」で気分は中国旅行」と題し、孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋で潮汕料理を食べた感想をまとめていこうと思う。
ガチ中華の注目エリア上野にオープン「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋(そんじじょうちょうさんぎゅうにくひなべ)」
本場の味と雰囲気が楽しめるガチ中華。
元々のトレンドは池袋から始まったそうだが現在はエリアが拡大しており、上野御徒町は次なるガチ中華のスポットとして注目を集めているとか。
そんな上野に12月15日にオープンしたのが「孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋(そんじじょうちょうさんぎゅうにくひなべ)」。
日本でのオープン構想は3年以上前から温めていたそうだが、コロナの影響で延期となりこのタイミングでの出店となった。
お店の看板メニューは店名にもあるとおり「潮汕牛肉火鍋」。
こちらは牛肉の様々な部位を牛コツスープのしゃぶしゃぶで楽しむ料理になっている。
潮汕料理は牛肉の新鮮さが命らしく、冷凍せずに最短でお店に届く鮮度抜群の牛肉を使っているとのこと。
しかも牛肉は一頭買いしているので様々な部位を味わうことができる。
お店の中は半個室あり、完全個室ありの2フロアになっている。
看板メニューの絶品牛肉しゃぶしゃぶを食べた感想
そんな孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋の看板メニューである絶品牛肉しゃぶしゃぶ=潮汕牛肉火鍋鍋を実際に食べてみた。
牛骨を3時間煮込んだスープで、牛肉の様々な部位をしゃぶしゃぶして楽しむこちらのメニュー。
スープや牛肉はもちろんだが、つけダレの種類の豊富さもポイントになっている。
ピーナツバターやパクチーやラー油などなど、写りきっていないが実に様々なタレや調味料が揃っているし、好きなように組み合わせることができる。
そんなわけでしゃぶしゃぶしていただいてみることに。
しゃぶしゃぶではあるが、確かに新鮮さを感じる。
牛骨スープがより牛肉の旨みを広げてくれているし、つけダレの絡みも良い按配。
これはガチ中華でありながら日本人好みの味わいだと思った。
さすがは看板メニューという感じである。
その他の名物料理として、牛肉を棒で叩いてペースト状にして作る肉団子「潮汕牛肉丸」というのもある。
こちらは牛肉100%で作られた肉団子であり、スーパーボールのような弾力がある未体験の食感とのこと。
実際食べてみると確かに未体験の弾力である。
牛肉100%なだけあって肉感もスゴイが、ケモノ臭が若干強い気がしなくもない。
とはいえ新鮮な体験だった。
しゃぶしゃぶ以外にも潮汕生腌や炸粿肉など多彩なメニュー
看板メニューは牛肉のしゃぶしゃぶだが、それ以外にも多彩なメニューが用意されている。
こちらは活きたままの海鮮を特製タレに漬けた「潮汕生腌」。
個人的にはしゃぶしゃぶと比べると好みが分かれる印象である。
紹興酒なのかお酒の匂いが結構強く、海鮮の隅々にまで浸透している。
とはいえ好きな人は熱烈にハマると思う。
そしてこちらは「清蒸石斑鱼」。
要はハタ蒸しだが活ハタを使っているという説明通り、新鮮でプリプリとした食感だった。
海鮮で言えば断然こちらを推したい。
それ以外には、味つけしたひき肉を湯葉で巻いて揚げた「潮汕腸粉」もある。
こちらは個人的に好きな味わいだった。
湯葉のパリパリ感と中のふっくらシャキシャキした味わい。
シュウマイと似ている感じがあるが、全然違った美味しさである。
あとは牛バラの土鍋煮込みというのもあったが、八角の香りがすごかった。
さすがはガチ中華というところだろうか。
中国には2回ほど行ったことがあるが、現地の記憶がよみがえってきた。
とはいえこれは私が感じただけで、キミが食べるとまた違った感想になるかもしれない。
まとめ
いかがだっただろうか。
孫ニ娘潮汕牛肉火鍋鍋についてまとめてきた。
総評としてはお店の料理の中でも好みは分かれると思う。
とはいえ看板メニューの牛肉しゃぶしゃぶはストライクゾーンが広いので、行っても何も食べられないということはないかと。
ただこちらのお店は既にガチ中華の愛好家からは注目を集めているそうで、しばらくは予約で埋まってしまっているとのこと。
すぐには難しいかもしれないが、キミが興味を持ったのであればトライしてみてほしい。