キミは酒をたしなんでいるだろうか?
大人の男の楽しみの1つとして、酒を挙げる人は多い。
飲めないことを否定はしないが、飲めたほうがコミュニケーションや世界が広がることは確かだと思う。
もちろん、限度を守るのが前提ではあるけれども。
酒は飲めないにしても、飲み会には顔を出したほうが良いと思うし、そういう席でしか聞けない話も多い。
酒を強要するヤツは昔ほどいない、というか、もしそういうヤツがいたら、そいつとは徐々に距離を置いていくべきである。
それはさておき、酒の世界は本当に奥が深い。
今回はその中でも焼酎の話だが、焼酎だけでもとんでもない種類が存在する。
まずはそもそも、「甲類」と「乙類」の違いを知っているだろうか?
この2つはまったく別物だし、乙類はその中でさらに細かく種類が分かれていく。でもキミだけじゃなく、意外とその違いをハッキリ答えられないヤツは多い。
自分自身のためにも、そして話のネタとしても知っておいて損はないはずである。
甲類焼酎とは?
甲類焼酎の名称について
まず甲類焼酎だが、これは古くは「新式焼酎」と呼ばれていた。
だから伝統的なのは乙類であって、甲類はその名の通り新しいということ。
ただ新しいとはいっても、その区分は1949年に制定された酒税法上の呼び名だから、「新」には違和感がある。
まあ、単純に「甲類」だと思っていれば良いと思う。
甲類焼酎の特徴
甲類焼酎の特徴は無味無臭でクセがないこと。
乙類との決定的な違いは、「連続式蒸留機」というものを使って蒸留しているところである。
蒸留を繰り返すことによって無味無臭でクセがなく、飲みやすい焼酎に仕上がる。
居酒屋でよくあるサワーや緑茶割り、チューハイなんかは基本的に甲類焼酎が使われている。
クセがないから何にでも合わせやすいし、強い味と合わせてもケンカすることはない。
あと最近は糖質、脂質がゼロってことでも注目を集めているようだ。
ただ、当たり前だが割るものに糖質、脂質がたっぷり入ってたら意味はないが。。。
アルコール度数が36度未満に規定されているし、次の日に残りにくいとは言われているが正直ピンキリである。
安い居酒屋のチューハイは飲みすぎると高確率で悪酔いするから、ほかの酒を選ぶのが無難だ。
余談だが、「チューハイ」は「焼酎ハイボール」の略。
数年前にあったウイスキーのハイボールブームの影響で、メニュー表記を「焼酎ハイボール」にしている店は多いが、「チューハイ」と変わらないから、迷わず頼んでほしい。
甲類焼酎はロックや水割りでも飲めるが、先ほども書いたとおり無味無臭。
マズいことはないが、美味しいものでもないから、何かで割って飲むことをオススメする。
代表的な甲類焼酎
有名なところでは、鏡月、ジンロ、キンミヤ、大五郎などがある。
個人的な話だが、「おっさんが飲んでる、まさしく”お酒”」というイメージが強かった。
使う原材料が安めだから、酒そのものの値段も比較的安い。
乙類焼酎とは?
乙類焼酎の名称について
甲類が分かれば乙類はカンタンである。
甲類は「新式焼酎」で、乙類はかつて「旧式焼酎」と呼ばれていた。
乙類焼酎の特徴
乙類は「単式蒸留機」で蒸留される。
単式の仕組みはすごくシンプルだから、素材そのものの風味とか香りが酒に反映されやすい。
そして甲類と違って本当に色々な原料が使われていて、バリエーションも豊かである。
有名なところでは、芋、麦、米あたりが挙がるだろうが、そのほかに胡麻、黒糖、そば、栗、しそ、れんこん、わさび、しょうが、とうもろこしなどなど、本当に色んな原料を使った焼酎が存在する。
あとは、沖縄の泡盛も焼酎の一種である。
乙類のアルコール度数の規定は45%以下なので、甲類より10%近く高い。
そして甲類と違って素材そのものの風味があるから、いわゆる「クセがある」ものが多い。
好みも相当分かれるはず。
飲み方は、やっぱりロックとか水割り、お湯割りが無難である。
味がついている割りモノはオススメしない。
それ以外にできる飲み方としては、レモンやカボスをかけるとか、炭酸水で割ったりする方法。
ハイボールなら、乙類焼酎で作っても美味い。
代表的な乙類焼酎
ざっと挙げるには種類が多すぎるので、代表的な焼酎の種類と合わせてまとめていこうと思う。
代表的な乙類焼酎1:芋焼酎の特徴とオススメ
「焼酎といえば芋」という人も少なくない。
これぞ焼酎といえるが、クセのあるものが多くて、いわゆる「食わず嫌い」も多いみたいである。
ただ一度ハマればやみつきになる。
あとは一口に芋焼酎といっても何の芋を使うかによって味はだいぶ変わるし、中にはクセが強くないものも存在する。
飲みやすさという点で考えると、個人的にオススメしたいのは黄猿。
芋焼酎とは思えないフルーティーさで、飲みやすい。
逆に、いかにも芋焼酎というものが良いなら、黒霧島、明るい農村あたりがオススメである。
代表的な乙類焼酎2:麦焼酎の特徴とオススメ
麦焼酎は芋焼酎に比べればクセは強くはない。
焼酎ブームのころは、ボトルキープの定番だったらしい。大分県のお酒なのに、当時から全国区だったのは単純にスゴイと思う。
定番化されすぎた感はあるが、もちろん今飲んでも美味い。
万人に長く愛されている味だから、焼酎の入門編として飲むのも良いかもしれない。
代表的な乙類焼酎3:米焼酎の特徴とオススメ
米焼酎はその名のとおり、米が原料の焼酎である。
米が原料のお酒というと、日本人が忘れちゃいけない日本酒がある。
何が違うのかというと、作り方が違う。
カンタンにいえば焼酎は蒸留して作り、日本酒は酵母を使って作るという違いがある。
原料が同じだから味わいは似ているが、やっぱり別物である。
米焼酎のオススメは、鳥飼、しろあたりが挙げられる。
代表的な乙類焼酎4:泡盛の特徴とオススメ
泡盛は乙類焼酎というカテゴリーだが、ほかとは製法がかなり違う。
泡盛の原料はタイ米で、黒麹菌を使って作られる。
タイ米を使い始めたのはやむを得ない事情からだったようだが、結果的にそれが唯一無二の味を作り上げることになった。
泡盛といえば沖縄だが、これには意味がある。
法制上、泡盛自体は日本全国で製造することができるが、「琉球泡盛」という表示は世界貿易機関のTRIPS協定に基づいて沖縄県産の物のみに認められている。
※ウィキペディアより引用
あと泡盛がほかの焼酎と違うのは、寝かせても美味いこと。
泡盛を寝かせたものは、「古酒(こしゅ、クースー)」と呼ぶ。
沖縄現地に行けば、100年モノの古酒もあるらしいが、とんでもなく値段が張りそうな気はする。
ただ時間はお金で買えないから、その価値は絶対にあると思う。
【番外編】温和焼酎とは?
実は甲類と乙類以外に、温和焼酎というものが存在する。
これは、甲類と乙類をかけ合わせた焼酎のことである。
かけ合わせることで、甲類の飲みやすさ、乙類の風味や香りのいいとこ取りをしている。
私はまだお目にかかったことがないが、見つけたら飲んでみるのも面白いと思う。
かけ合わせとなると比率が気になるかもしれないが、
・甲類50%以上=甲類乙類混和
・甲類50%未満=乙類甲類混和
という具合に、ベースをどちらにするかによって名称が違う。
まとめ
いかがだっただろうか?
カンタンに違いをまとめると、
甲類=連続蒸留でクセなし。飲みやすい。
乙類=単式蒸留で素材の風味や香りが楽しめる。
というところだろうか。
乙類には本当に色々な種類があるから、楽しみながら自分の好みを見つけてみて欲しい。
ただあくまでも、適量を守って楽しく飲むことをオススメする。