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NHKなのに、「ねほりんぱほりん」が大人の人形劇でタブーを破りまくる!

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NHKなのに、「ねほりんぱほりん」が大人の人形劇でタブーを破りまくる!

キミは、「ねほりんぱほりん」という番組を知っているだろうか?
今にわかにネットを賑わせている、テレビ番組だ。

「人形だから話せる!?人形でしか話せない!?人形劇×赤裸々トーク」が番組のコンセプト。

 

どうしてこれが話題なのかというと、製作がNHKだからだと思う。
しかもコンセプトに相違ない、「こんな話他の番組では絶対聞けないな」という内容ばかりだ。

今回は「NHKなのに、「ねほりんぱほりん」が人形劇でタブーを破りまくる!」と題し、「ねほりんぱほりん」への感想や、実際の動画なども含めてご紹介していく。

ネットで話題騒然!業界関係者も熱い視線を送る

「ねほりんぱほりん」について、ツイッターではこのような反応がある。

 

あとは番組で本人たちが語っているが、業界関係者で見ている人も結構多いらしい。

 

「ねほりんぱほりん」とは?

「ねほりんぱほりん」は毎週水曜の午後11時からEテレで放送中だ。
どんな番組なのかというと、公式サイトにはこのような説明文がある。

 

「顔出しNGの訳ありゲストはブタに、
聞き手の山里亮太とYOUはモグラの人形にふんすることで
「そんなこと聞いちゃっていいの~?」
という話を“ねほりはほり”聞き出す新感覚のトークショー。
作りに作り込んだEテレお得意の人形劇と、
聞いたこともないような人生の“裏話”が合体した
人形劇×赤裸々トークをお楽しみください!

ねほりんぱほりんのサイトより引用

 

そして番組紹介の動画はこちら。

 

すごーくどこかで見たことがある感じだな。

 

ただ、この狙い過ぎな「人間予報」というアニメは、おそ松さんで有名な浅野直之さんというアニメーターが制作したらしい。
本人はよくわからず作ったと語ったそうだが、個人的には絶妙にマッチしていると思う。

 

2015年7月と2016年1月に「ねほりんはほりん」という名で特別番組として放送された後、2016年の10月に「ねほりんぱほりん」としてレギュラー放送がスタートした。

 

番組名が変わった経緯は、以前に他局で『ブラックマヨネーズのネホりん!ハホりん!』という番組があったことが判明し、タイトルロゴが「ぱ」にも見えることから無理矢理変えたんだとか。
テレビや権利関係は、色々と大変だな。。。

 

「ねほりんぱほりん」の出演者

出演者は番組紹介文にもあったとおり、南海キャンディーズの山里亮太さんとYOUさん。

 

南海キャンディーズの山里亮太さん

 

YOUさん

 

そして、この人選も絶妙なんじゃないかと。

山里さんは南海キャンディーズではツッコミ担当。
なんとも個性的なしずちゃんを巧みに操っているし、ツッコミだけあって聞き役に回るのが非常にうまい。
しかもツッコミのバリエーションは豊富で、ボキャブラリーにも富んでいる。

 

聞き役には適任なんじゃないだろうか。

YOUさんは数々のバラエティでの経験があり、柔軟さや物怖じしない度胸があると思う。
あとは本人も語っていたが、事前にゲストには会わないようにしているそうだ。

 

だからゲストが登場した時には、本当に素の、新鮮な反応ができるんだとか。
ある意味で視聴者と目線が近いのも良いのかもしれない。

ただそれも、山里さんの舵取りあってこそかとは思う。

 

経験に裏打ちされた人形劇の精巧さと職人の技術

もちろん山里さんYOUさんの力も重要だが、この番組の基本は人形劇。
ゲストの話も重要ではあるが、人形がしっかりしていなければ、そもそも番組が成り立たない。

だからそこで、Eテレの今まで培ってきた経験が生きているというわけだ。
Eテレと言えば「ひょっこりひょうたん島」や「にこにこぷん」など、数々の人形劇を生み出し、制作してきた。

 

なので人形作りはもちろん、人形の動かし方も自然だし、なんだかリアルな感じがある。
普通ならモザイク処理などでこういう番組は作るんだろうが、それがないから視聴者への違和感も少ない。

 

ただ、どの局でも作れるかというと、やはりEテレだからこそ生み出せたと思う。
人形の作りの精巧さはもちろんだが、人形を動かしているのは熟練の職人らしいから、中途半端に他がマネをしてもイタいものができるだけじゃないかと。

 

ちなみに登場する人形は、ゲストの服装をできる限り再現しているそうで、2017年1月時点で製作した衣装や小物は400点以上なんだとか。
Eテレの本気が窺える。

 

実際に放送された内容・ゲストは?

「ねほりんぱほりん」に登場したゲストは、偽装キラキラ女子、元国会議員秘書、元薬物中毒者、痴漢えん罪経験者、養子などなど。
ゲストを見るだけでもとてもEテレとは思えないし、実際番組の中では「そこまで聞いちゃっていいの?」と思うようなタブーにもバンバン切り込んでいる。

 

個人的には、養子の話は相当インパクトがあった。

「ねほりんぱほりん」の名の通り、本当に深いところにまで切り込んでいる。
おそらく他の番組でここまでは聞けないだろうし、聞いた番組を見たこともない。

 

その他、痴漢えん罪経験者は身につまされる思いだった。
私はこれを見た翌日から、電車に乗る時に相当注意を払うようになった。

 

「大人の人形劇」はある意味本当の「教育テレビ」かも

「ねほりんぱほりん」を制作するのは、NHKのEテレ。
Eテレが正式名称になったのは2011年で、その前は「教育テレビ」が一般的だった。実際私も「教育テレビ」のほうがしっくりくる。

 

実際Eテレは「Educational Television」の略で、日本で唯一の教育放送専門チャンネルだからな。

ただ、「明らかに子供向けの番組がメインのはずなのに、こんな大人の人形劇を作るなんて」、という声も確かにあるかもしれない。
でも、「こういう人がいること」「こういう考え方があること」を知るのは有意義だと私は思う。

 

できれば子供にも見て欲しいな、と。
薬物中毒の回などを見れば、実際にハマった人のリアルな体験談が聞けるので、「やっぱり薬物はダメなんだ」と思えるだろうし、養子の話では「そういう境遇の人もいる」ことがきっと理解できるはず。

 

賛否両論あるだろうが、これこそ本当の「教育」なんじゃないかと。
誰も教えてくれない、知っていても教えないことを掘り下げて伝えてくれるので、すごく知的好奇心をくすぐられる。

キミはとりあえず見たほうが良いと思う。

 

まとめ

いかがだっただろうか?

NHKのEテレとは思えないが、NHKのEテレでしか作れない「ねほりんぱほりん」。
あらためてお伝えするが、放送は毎週水曜の午後11時からだ。

 

「新しいモザイクの形」とも評される大人の人形劇は、今まで知らなかった世界をキミに教えてくれる。
一度見たら、ハマること受け合いだ。

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