キミはイクメンの日を知っているだろうか。
2011年に「イクメンオブザイヤー実行委員会」が制定したもので、日付は「父(10)さん育(19)児」と読む語呂合わせから10月19日になっている。
この日はパパが育児を楽しみつつも頑張る日であるが、その他にはその年一番育児を楽しんで頑張ったパパを表彰する「イクメンオブザイヤー」も発表される。
2022年で12回目を迎えるイクメンの日、そしてイクメンオブザイヤーだが、個人的にイクメンの日にあわせて行われた明治安田生命のアンケートが非常に興味深かった。
今回は「【2022最新】イクメンに関するアンケートがリアルすぎる」と題し、子育てに関するアンケートやイクメンオブザイヤー2022についてまとめていこうと思う。
自分はイクメンなのか違うのか、夫婦で異なる意識と価値観がリアルなアンケート
明治安田生命がイクメンの日にあわせて実施した「子育てに関するアンケート調査」の対象となったのは、0歳から6歳までの子どもがいる既婚男女。
調査エリアは全国で期間は2022年8月1日~4日。インターネットにて調査は実施され、有効回答者数は下記の通り。
夫婦共働き | 妻(自身)が専業主婦 | 計 | |
0歳から6歳までの子どもがいる既婚男性 | 330 | 220 | 550 |
0歳から6歳までの子どもがいる既婚女性 | 330 | 220 | 550 |
計 | 660 | 440 | 1,100 |
まずは基本的な部分で自分自身、または夫をイクメンと思うかどうかについてはある意味夫婦でキッパリ分かれた。
妻側の回答は63.5%で過去最高、逆に夫側の回答は49.1%で過去最低となっている。
しかし自身はイクメンでは無いと回答しながらも、妻に言われなくても子育てに参画しているという回答が41.1%あるのが興味深い。
個人的にこの辺りは自己評価の低さや、「イクメン」云々をアピールせずとも夫の家事や子育てへの参画が当たり前という風潮になってきているからというのも一つなのではと思った。
だがリアルなところではもっと根深い問題があるようで、それが下記の表。
妻が夫にしてほしいことと、夫が実際にしていることで一部大きなミスマッチが生まれているのがわかる。
顕著なのは子どもの夜泣き(20.9%)と料理(17.8%)。
確かにどちらもあまり得意とする男性は多くないイメージである。
特に夜泣きに関しては夫がいくら頑張っても泣き止まないのに、妻がだっこするとすぐに泣き止むという話はよく聞く。
ともあれ例えば夫が子どもを毎日お風呂に入れたとしても、夜泣きにまったく対応していなければ妻にイクメンと思ってはもらえないのかもしれない。
そしてそんな言葉を投げかけられているとすれば、夫も自分をイクメンと思えないと回答するんじゃないかと。
数字はわかりやすいが、リアルである意味残酷にも映る。
今年で12回目を迎えるイクメンオブザイヤー2022の受賞者
そんなリアルすぎるアンケート結果はとりあえず置いておいて、2011年に制定されたイクメンの日。
その制定記念イベントとしてスタートしたイクメンオブザイヤーは、2022年で12回目を数えることとなった。
様々なジャンルの著名人からその年に一番育児を楽しみ、頑張ったパパが全部で5名選出された。
イクメンオブザイヤー2022を受賞した5名の皆様に畏敬の念を抱いたし、心から祝福の言葉を述べさせていただきたい。
受賞された皆様は下記の通り。
大久保さんはイクメンオブザイヤーに今まで選ばれたことが無かったそうだが、やはり息子さんとの2人暮らしが大きなインパクトを与えたような気がする。
現役最後の年となった2021年に主夫となり、最初で最後となった父子2人だけの生活を送った。
他の方にも色々とエピソードはあったが、個人的には大久保さんのこのエピソードが非常に印象に残っている。
とはいえ皆さん本当に素晴らしきイクメンばかり。
見習いたい。
子育てミスマッチに対するイクメンオブザイヤー受賞者の反応
イクメンオブザイヤー2022授賞式では受賞者によるトークセッションが実施され、その際に先ほどご紹介した子育てのミスマッチについても話題に上がった。
イクメンオブザイヤー受賞者と言えど、夜泣き対応は苦手な方が多かった。やはり母は強し。
しかし料理をする方は多く、それ以外に一番重要なのはコミュニケーションだと皆さん仰っていた。
家庭環境、夫婦の仕事の環境なども違うため、一概にミスマッチは測りにくい。
人によって得手不得手もあるし、できることできないことは違う。
そのため夫婦での認識をすり合わせることが重要とのこと。
実際子育ての相談相手も、夫をイクメンと思わない妻は23.3%しか夫を相談相手に選んでいない。
ミスマッチの改善も重要だが、難しい場合にはコミュニケーションで解決する方法もある。
そんな話を聞いて納得するとともに、さすがにイクメンオブザイヤー受賞者だと思った。
まとめ
いかがだっただろうか。
イクメンオブザイヤー2022についてまとめてきた。
イクメンの日が制定された2011年に比べれば、イクメンへの意識はきっと大きく変わってきているんじゃないだろうか。
しかし男性の育休の取得率や、育児のミスマッチなどを見てみるとまだまだ発展途上の印象は強い。
しかし意識するとしないでは大きな違いがあると思うので、キミもぜひこの機会に考えてみていただきたい。