キミの家に、炊飯器はあるだろうか?
一人暮らしでも大体の場合は持っているだろうし、実家であれば相当高い確率で持っているだろう。
もしかして女子の家に転がり込んでたりすると、ない可能性もあるだろうが。
でも、キミが持っていないと仮定して、ある日いきなり白米をもらう機会があったらどうするだろうか?
そのまま食べるか?
それとも、もったいないけど捨ててしまうか?
どうせならちゃんと炊いて食べたいだろうと思うが、炊飯器はなく、そのために買うのも何だか気が引ける。
そこで今回は「炊飯器以外ならフライパンを使えばいいじゃない。フライパンで米を炊く!」と題し、フライパンでご飯を炊く方法についてまとめていこうと思う。
炊飯器以外のものでご飯を炊こうと思ったきっかけ
糖質制限を機会に炊飯器を売却
ちなみに私の家には炊飯器が無い。
お金に困ったわけでも、料理をしないわけでもなく、糖質制限のためである。
手軽さや満足感で言えば、日本人というせいもあるだろうが、白米に勝るものはない。
コスト的に考えても炊飯器でご飯を炊いた方が、パックのご飯やコンビニのご飯、そして外食のご飯よりも良いだろうし、量も自由自在だ。
しかも余ったら冷凍保存して、好きな時に食べられる。
私も非常に長い間炊飯器にお世話になっていたが、年齢を重ねるに連れて体重が落ちにくくなり、しばらく前に糖質制限を知って意識をするようになった。
意味を説明するまでもなく言葉から想像できると思うが、糖質制限は糖質の摂取量を制限すること。
1日あたりの糖質摂取量を、60g以内に抑えるのが理想的と言われている。
カロリーではなく、糖質というのがポイントである。
食品の成分表で言うなら「炭水化物」や「糖質」などと表記されていることが多い。
そして糖質で考えると、ご飯は大敵。
なんと茶碗1杯で、約56gの糖質が含まれているらしい。
これは角砂糖で換算すると実に14個分であり、1杯のご飯で理想的な糖質摂取量に達してしまう。
そもそものお米と接する機会を減らそうということで、それを機に炊飯器は売却してしまった。
ただ、ストイックにやりすぎると体に毒という噂もあるので、私は比較的緩めではある。
おめでたい”新米夫婦”の新米
なのでお米を食べたい時は外食したり、パックのご飯を買ったりしていた。
別段それで困ることはなく1年位過ごしていたが、そんなある日、私は友人の結婚式に招待された。
昔から可愛がっている後輩のような飲み仲間で、新郎新婦共に交流があったし、非常にユニークな式と披露宴だったので存分に堪能し、2人を祝福してきた。
そしてその結婚式の引き出物の中に、お米が入っていたというわけである。
写真は差し控えるが、夫婦としても”新米”ということで、精米された可愛いサイズの”新米”だった。
ついでなのかわからないが、一緒に付いていた卵かけご飯用のしょう油が地味に嬉しかった。
それはともかくとしても、交流のある2人がせっかく選んでくれた引き出物。
粗末にするのはもったいない。
かと言って人にあげたり、実家や親族にあげるのもなんだか違う。
最悪このために安い炊飯器を買っても良いかとさえ思ったが、まずは炊飯器以外でご飯を炊く方法を先に調べてみたら、フライパンでできるというのでやってみたわけである。
よく考えるとそれ以外に土鍋とかでもできそうだが、難易度が高そうなのでやらなくてよかったと思う。
フライパンでご飯を炊く方法
ちなみに今回はクックパッドの記事を参考にしている。
まず、工程としては5つに分かれる。
1:お米をとぐ
2:フライパンにお米を入れ、お米の上の大体1cmくらいまで水を入れる
3:フタをして最初は強火。沸騰したら弱火で約5分加熱
4:米がふっくらしていたら強火に戻し、フライパンから「ジュー」という音が聞こえるまで加熱
5:10分蒸らした後、混ぜて水分を飛ばして完成
それぞれに解説していこうと思う。
フライパンでご飯を炊く方法1:お米をとぐ
忘れがちだが、基本的には炊飯器でご飯を炊く時と同じように、お米はとぐ必要がある。
もちろん、無洗米ならこの工程は必要はない。
そして、米のとぎ方はいたって普通で構わない。
フライパンで炊くからフライパンでやってもいいだろうが、やりにくいと思う。
ちなみに私は、ザルに入れてやった。
目が粗いと米が落ちる可能性もあるので、一応注意が必要である。
ただ、ザルだけではどの程度までとげば良いのか見えづらいので、下にボウルとかを置いたほうが良いと思う。
私は洗い物が面倒なので省略した。
フライパンでご飯を炊く方法2:フライパンにお米を入れ、お米の上の大体1cmくらいまで水を入れる
米がとげたら、まずはフライパンに移そう。
移した感じはこんなところだ。
フライパンの大きさが炊き上がりにどのくらいの影響を与えるかはわからないが、私は炊く量があまり多くないので小さめのフライパンにした。
機会があればほかのサイズでも実験しようと思うが、今のところはこれでよかったと思っている。
そして、水を入れるとこんな感じだ。
これは正直、もう少し水が多くても良いと思った。
これよりも、もっとたっぷり浸るくらいに水を入れることをオススメする。
フライパンでご飯を炊く方法3:フタをして最初は強火。沸騰したら弱火で約5分加熱
フタをして最初は強火である。
そして、こんな感じに沸騰してきたら弱火にしよう。
もちろんフタをし直してから、5分加熱していただきたい。
フライパンでご飯を炊く方法4:米がふっくらしていたら強火に戻し、フライパンから「ジュー」という音が聞こえるまで加熱
あとは、こんな感じに米がふっくらしていたら、再度強火で加熱をし直す。
ただ、あらためて見るとふっくら感が足りない気もする。
やはり水が少なかったのかもしれない。
おそらく、もっとふっくらするはずである。
ところで強火で加熱し直す工程だが、ここでうまくやればもしかしたらおこげを作れるかもしれない。
私はチャレンジする勇気がなかったが、キミに勇気があるならやってみて、感想を聞かせてもらえると嬉しい。
フライパンでご飯を炊く方法5:10分蒸らした後、混ぜて水分を飛ばして完成
10分程度蒸らしたら、最後に米をかき混ぜて完成だ。
さいばししかなかったために、見た目がちょっとアレで申し訳ない。
器に盛り付けるとこんな感じである。
告白すると水が足りなかったせいか米が固く、水を加えてレンジで加熱して、ようやく美味しくいただけた。
水の分量は明確に伝えるのが難しいが、重要なポイントなので注意してほしい。
ちなみに、せっかく卵かけご飯用のしょう油をもらったので、卵かけご飯でいただいた。
なんだかんだあったものの、結果的には非常に美味しくいただいた。
機会があれば、またやってみたいと思う。
まとめ
いかがだっただろうか?
フライパンでご飯を炊く工程は、下記のとおりである。
1:お米をとぐ
2:フライパンにお米を入れ、お米の上の大体1cmくらいまで水を入れる
3:フタをして最初は強火。沸騰したら弱火で約5分加熱
4:米がふっくらしていたら強火に戻し、フライパンから「ジュー」という音が聞こえるまで加熱
5:10分蒸らした後、混ぜて水分を飛ばして完成
ちなみに、私の場合炊飯器がないのでやむにやまれずだったが、そうでなくても便利だと思う。
何と言っても、炊きあがりまでが短いのがポイントである。
トータルでは20分もかかっていないので、炊飯器の早炊きよりもおそらく早いはず。
パックご飯のストックはないけど、米がある場合などには試してみてもいいかもしれない。