キミはコーヒーが好きだろうか?
美味しいコーヒーを飲みたいと思うだろうか?
今回は新たなる美味しいコーヒーを作り出すために誕生した、サントリーコーヒーロースタリー海老名工場のツアーに参加してきた。
そしてサントリーの意外な(?)コーヒーへのこだわりやコーヒーの焙煎について、新商品の情報などの話を伺ってきたが、実に興味深いことばかりである。
今回は「サントリーBOSS夢の工場ツアー的なものに先行して行ってきた」と題し、その内容についてまとめていこうと思う。
神奈川県の海老名に2018年7月にできたばかりの新工場
今回お邪魔したのは、2018年の7月にできたばかりのサントリーコーヒーロースタリー海老名工場。
この日のツアーではコーヒーづくりのこだわりなどを聞くセミナーと、工場見学などをさせてもらった。
まずはクラフトマンズルームという場所でセミナー。
ここには歴代のボスが飾られていたり、
ボスで使用されているコーヒー豆などが飾られていた。
一見何のCMなのかわからない。売り込まないサントリーのCM
サントリーのコーヒーのCMと言えば、ここ数年はずっと宇宙人ジョーンズのシリーズである。
サントリーのCMのコンセプトは現場で働く人たちに寄り添い、時に励まし、時に慰めるというようなものらしい。
実際CMも働く人あるあるみたいなものが多い印象である。
そして、宇宙人ジョーンズが出ていなければ、何のCMなのかわからないという。
そしてCMの中で、あんまりコーヒーとか商品へのこだわりを主張しないのも大きなポイントだと思う。
他のコーヒーブランドもそこまであからさまではないが、それでも「○○コーヒー監修」とか「世界一のバリスタが○○」とか「お店の味を再現」的なCMをやっている。
そういう意味でサントリーは、本当に商品の特徴とかのアピールは薄いなと、話を聞きながら思った。
主張は強くないけどこだわってる。サントリーのコーヒーづくり
だからといって、コーヒーをテキトーに作っているわけではない。
実際この日も、コーヒー専門の焙煎工場にお邪魔しているわけだし。
そう、サントリーコーヒーロースタリー海老名工場は焙煎工場。
本当にコーヒーを作る工程しかやっておらず、なんと缶に詰める作業は別の工場でやっているそうだ。
とりあえずそこでこだわりを感じる。
そして「川上から川下まで」をキーワードに、工場での焙煎や抽出はもちろんだが、その前の段階、コーヒー豆の開発にまで力を入れているそうで。
大手のメーカーでそこまでやっているところはないらしい。
強いこだわりが”レインボーマウンテン”という新たな銘柄豆を生み出した
そして私は知らなかったが、レインボーマウンテンはブルーマウンテンなどと同じような銘柄豆の1つだと知って驚いた。
ただの缶コーヒーの名前だと思っていたので。
実際の豆はこちら。
レインボーマウンテンは「グアテマラ全国コーヒー協会」というものが認めた”高い品質”の「新たな銘柄豆」らしい。
これはサントリーが初限定。
しかもコーヒーは農作物であり、年によって品質に差が生まれてしまうため、なんと毎年ブレンドが変わっているんだとか。
こだわっている、本当に。
焙煎度によってコーヒーの味わいはまったく違ってくる
一般的にコーヒーの焙煎には、焙煎度の8つの段階がある。
・ライトロースト
・シナモン
・ミディアム
・ハイ
・シティ
・フルシティ
・フレンチ
・イタリアン
そして焙煎の進む具合によって、下記の画像のように苦みや酸味が変わっていく。
焙煎が浅いと苦みは弱いが酸味が強く、しっかり焙煎すると苦みは強いが酸味は弱くなる。
焙煎工程ごとのコーヒー豆の比較画像
そして、焙煎度が違う実際のコーヒー豆の画像がこちら。
画像では感じることができないが、現場では非常に豊かなコーヒーの薫りが立ち込めていた。
ちなみにこちらは焙煎がすでに終わっているものを見せてくれたわけではなく、実際にその場で段階を追いながら焙煎を進めてくれた。
セミナーで使われたクラフトマンズルームには小型の焙煎マシンがあり、それを使って試作品などを作ったりするそうだ。
そういえばこの日は限定ブレンドのコーヒーも出していただいた。
工場見学から戻ったらフタが開いているコーヒーが置いてあったので何事かと思ったが、まさしくその間に焙煎抽出したコーヒーだったらしい。
ただ時間があまりなくて、すべて飲めなかったのが非常に心残りである。
そのくらい美味しかった。
新しいのは工場だけじゃない。日本初の「高機能焙煎機」
そして実際の工場で使われているのはこんな焙煎機。
自分で写真も撮ったが、イマイチだったのでこちらを。
この焙煎機を使ったコーヒーを飲めるのはサントリーだけ。
実際に何が今までの焙煎機と違うのかというと、大きくは下記の2つ。
香味づくり・・・10万通り→30万通り=3倍
焙煎・・・10,000t→17,000t=1.7倍
従来の焙煎機よりもさらに自由自在な熱の与え方ができるらしい。
出荷量が多くなっても品質が担保できるし、味自体も今まで以上に様々なバリエーションが期待できるということだろう。
個人的にはとりあえず、香味のレシピがすでに10万通りあることにビックリした。
コーヒーは奥深いとは思っていたが、そんなにバリエーションがあるものなんだな、と。
”ボス サントリーコーヒーロースタリーズ”が8月7日(火)より関東・甲信越エリアで限定新発売
そんなサントリーの新工場が限定商品として発売するのが”ボス サントリーコーヒーロースタリーズ”。
こちらにはブラックと微糖の2種類がある。
そして残念ながらというかなんというか、関東・甲信越(1都9県)での限定販売になっている。
見かけたらとりあえず買ってみることをオススメする。
私はどちらもいただいたが、甲乙つけがたい。
ただ、キミがブラックをあまり飲まないなら微糖をオススメしたい。
私もどちらかと言えばブラックをそこまで飲む方ではないので、微糖のほうが好みだった。
微糖はともすれば「本当に微糖?」と思うぐらい甘いこともあるがこちらはそんなことはない。
苦みや酸味が抑えられ、スッキリと飲みやすいし、口の中に変な感じで甘さが残ることもない。
でも、ブラックはブラックでオススメである。
キミがブラックが苦手でも、これなら飲めると思うくらい飲みやすい。
サントリーは「飲みやすさ」にかなりの重きを置いているらしい。
そう考えるとブラックの方をオススメしたい気もしてきた。
たかが缶コーヒー、されど缶コーヒー。”THE CAN COFFEE”で余計なことを思い出す
続いて9月4日からは「”THE CAN COFFEE” 至福の一服」という缶コーヒーを新発売する。
こちらは特にエリア限定や、期間限定などの話を聞いていない。
「ヘビーユーザーが満足する至福の1杯」と強気の姿勢であり、1日1缶コーヒーを欠かさない私も飲むのが非常に楽しみである。
まだ飲んでいないので味への感想は書けないが、缶のデザインを見てなんだかこれを思い出した。
文字の感じがすごく似てるな、と。
というかこのCMが流れていた時に私はビールを飲める年齢ではなかったが、妙に印象に残っている。
ちょいちょいリバイバル的にペンギンは復活しているが、またビールを再販してもらえないものだろうか。
まあ、余談である。
普段は一般公開されないサントリーコーヒーロースタリー海老名工場の”夢の工場ツアー”
今回は一応プレス限定ということで、サントリーコーヒーロースタリー海老名工場は一般公開はされていないが、実は行く方法が1つある。
それは、2018年12月14日に行われる「BOSS夢の工場ツアー」。
10組20名限定ではあるが、普段は入れない工場に潜入することができる。
この記事で興味を持ってもらえたなら、ぜひ応募してみてほしい。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリーのコーヒーへのこだわりや、海老名の新工場のことなどをまとめてきた。
・神奈川県の海老名に2018年7月にできたばかりの新工場
・一見何のCMなのかわからない。売り込まないサントリーのCM
・主張は強くないけどこだわってる。サントリーのコーヒーづくり
・強いこだわりが”レインボーマウンテン”という新たな銘柄豆を生み出した
・焙煎度によってコーヒーの味わいはまったく違ってくる
・焙煎工程ごとのコーヒー豆の比較画像
・新しいのは工場だけじゃない。日本初の「高機能焙煎機」
・”ボス サントリーコーヒーロースタリーズ”が8月7日(火)より関東・甲信越エリアで限定新発売
・たかが缶コーヒー、されど缶コーヒー。”THE CAN COFFEE”で余計なことを思い出す
・普段は一般公開されないサントリーコーヒーロースタリー海老名工場の”夢の工場ツアー”
男子とコーヒーは切っても切れない。
これからも美味しいコーヒーはぜひともお願いしたい。