キミは梅酒が好きだろうか?
梅酒というと女子のイメージも結構あるが、硬派な男子向けの梅酒も実際には存在する。
今回ご紹介する”山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒”は今までの梅酒とは一味違う、大人の味わいが楽しめる。
今回は「”山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒”で大人の男子の階段のぼる」と題し、ウイスキーで有名な山崎蒸溜所で作られている梅酒についてご紹介しようと思う。
お邪魔したのは東京銀座の日比谷BAR WHISKY-S
ちなみにこの日お邪魔したのは、東京は銀座にある日比谷BAR WHISKY-S。
日比谷バーと言えば長い歴史があり、関東に多数の店舗が存在する有名店である。
ここはサントリーが全面的にバックアップしているお店らしく、内装や雰囲気など、山崎蒸溜所を感じられるような世界観一色だった。
その名の通り基本的にはウイスキーの専門店であり、ウイスキーと相性の良い燻製料理を合わせて堪能できる。
ちなみにこの日はおつまみとして、燻製のナッツやいちじくが振舞われた。
しっかりと燻製が感じられ、お酒に負けない個性的なおつまみだった。
日本における梅酒の市場とは?
あくまでもサントリーの推測だが、2000年ごろからと比べ、市場は1.5倍程度に拡大しているらしい。
確かに居酒屋でも普通にラインナップされているし、梅酒にもはちみつ梅酒や黒糖梅酒、仕込みに有名な焼酎を使っているものなど、実に様々である。
その他にもプレミアム梅酒と呼ばれる少し高級路線のものや、ノンアルコールの梅酒なんかも最近は人気があるようだ。
個人的にはそこまで好んで梅酒を飲む方ではないが、飲み放題のメニューなどにあれば頼むし、なんだか面白そうな梅酒があると基本的には試す。
意外と古いサントリーの梅酒の歴史
個人的には梅酒というと、CHOYA(チョーヤ)のイメージが強い。
売り上げに差があるのかどうかなどは知らないが、昔から有名なような気がする。
しかし話を聞いてみると、サントリーの梅酒の歴史も意外と古いらしい。
サントリーが最初に梅酒を販売したのは1963年(昭和38年)。
なので50年以上の歴史を持っているというわけである。
そして個人的に忘れていたのか、気づいていなかったのかわからないが、澄みわたる梅酒がサントリーだったことに驚いた。
販売直後は大人気で一時品薄になっていたし、今日のクリアドリンク人気に一役買っていると言っても過言ではないんじゃないかと。
ただこれに関してはもしかすると、梅酒以外にも柚子酒や葡萄酒などがあったので、あまりイメージがなかったのかもしれない。
それはさておき、これ以外にもプレミアム梅酒やノンアルコールの梅酒なども販売している。
「その梅酒、山崎から。」ウイスキーが有名な山崎蒸溜所で作られる梅酒たち
ウイスキーで有名な山崎蒸溜所ではあるが、そんな中にあって「その梅酒、山崎から。」をキーワードに作られているプレミアム梅酒が現在は2種類販売されている。
それは焙煎樽仕込梅酒と焙煎樽熟成梅酒という2種類。
焙煎樽とは?その意味と効果
これらの梅酒は山崎蒸溜所で作られているのはもちろん、ウイスキーの熟成に使った古樽をじっくりと焙煎したものに貯蔵している。
具体的に焙煎樽というのは、ウイスキーの熟成樽の内部をじっくりと時間をかけて(30~40分程度)加熱するので、短時間直火で加熱したものよりも、当然熱が浸透する。
それによって生まれるメリットは下記の2つ。
・より樽の芳香成分が多く抽出可能
・樽から自然にしみ出る独自の甘み、うまみが梅酒と融合
要は、手間暇かけることで美味しくなっているということである。
2018年9月18日から限定販売予定の”山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒”
そんな山崎蒸溜所発の梅酒として、新しく限定販売されるのが”山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒”。
サントリー 山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒 660ml
山崎蒸溜所で作られて、ウイスキーの樽で貯蔵されているという点は今までの2種類と同じだが、決定的に違う点が一つ。
それはスモーキーウイスキーの原酒樽に貯蔵されているということ。
スモーキーウイスキーというのは、ピート香を利かせた麦芽で製造されたウイスキーである。
ピート香のピートは堆積した植物が、年月を積み重ねて炭化した泥炭のこと。
このピートをを燃やして乾燥させることで、ピートの香りが麦芽に移り、スモーキーフレーバーと呼ばれる個性的なにおいを生み出す。
なのでスモーキー原酒樽仕込梅酒は、スモーキー原酒樽の貯蔵という工程を経ることで、個性的なスモーキーな香りが感じられる仕上がりになっている。
なんだかスモーキーを連発しているが。。。
筆者が実際に飲んでみた感想
そんなこんなで、実際にテイスティングさせてもらった。
この日用意されていたのは、スタンダート代表としてすっきりおいしい梅酒と、焙煎樽仕込梅酒と焙煎樽熟成梅酒、そしてスモーキー原酒樽仕込梅酒という4種類。
飲み比べてみると、確かに違いがわかる。
すっきりおいしい梅酒は本当に名前の通りすっきりとしていて飲みやすい。
そして焙煎樽仕込梅酒や焙煎樽熟成梅酒とは明らかに味わいが違った。
さらに焙煎樽仕込梅酒と焙煎樽熟成梅酒でも、当然違いがある。
名前はなんだかめちゃくちゃ似ているが、熟成を経た梅酒はより味わいが深いだけでなく、実はウイスキーも混ぜられているため、上品で複雑な後口になっている。
値段だけでなく、味わいでも高級感があるのは焙煎樽熟成梅酒だった。
ただ、個人的にはスモーキー原酒樽仕込梅酒が好きである。
これは本当に、好みが分かれると思う。
私がたまたまこういう香りが強いというか、個性的な味わいが好きなのでハマった。
そうでない人は、焙煎樽熟成梅酒の方が好きなんじゃないかと。
でもジョニーウォーカーやラフロイグなど、ピート香の強いウイスキーが好みならきっとハマるはず。
あくまでも樽で熟成しただけなので、そこまで強烈に香りは移ってはいないものの、なかなか梅酒では味わったことのない味わい。
そして、この日振舞われた燻製ナッツやいちじくとの相性は抜群だった。
まとめ
いかがだっただろうか。
スモーキー原酒樽仕込梅酒を含めた山崎蒸溜所の梅酒について、下記のことをまとめてきた。
・お邪魔したのは東京銀座の日比谷BAR WHISKY-S
・日本における梅酒の市場とは?
・意外と古いサントリーの梅酒の歴史
・「その梅酒、山崎から。」ウイスキーが有名な山崎蒸溜所で作られる梅酒たち
・焙煎樽とは?その意味と効果
・2018年9月18日から限定販売予定の”山崎蒸溜所貯蔵 スモーキー原酒樽仕込梅酒”
・筆者が実際に飲んでみた感想
個人的には新しい梅酒の可能性を見たような気がする。
キミも機会があれば試してみてほしい。
そして、スモーキー原酒樽仕込梅酒は限定販売なので、気になるなら早めにチェックしておくことをオススメする。