キミは男子と女子、どちらが好きだろうか?
私は女子が大好きだ。
それはさておき、Queer Eye(クィア・アイ)という番組が非常に面白いので、ぜひオススメしたい。
クィア・アイはリアリティー番組であり、色々と考えさせられ、観終わった後は笑顔になれるし、心洗われるように思う。
今回は「クィア・アイが面白過ぎて自分も本気でファブ5に改造してほしい」と題し、クィア・アイとはなんなのか、出演者などについてまとめていこうと思う。
キミが少しでも興味を持って、1つのエピソードだけでも見てもらえるなら嬉しい。
Queer Eye(クィア・アイ)とは?
クィアアイがどんな内容なのかと言えば、「5人組のゲイがイケてないメンズやレディースを改造する」というもの。
なんとも個性的すぎるメンバーが、毎回違う人を題材にして改造計画を実行する。
5人はそれぞれ、
・インテリア
・カルチャー
・ファッション
・フード、ワイン
・美容
のスペシャリストであり、外見はもちろんのこと住まいや人間関係など様々な場所にメスを入れ、対象者を改造していく。
英語ではあるが、紹介の動画がある。
5人は「ファブファイブ(Fab5)」と呼ばれるが、このファブは「fabulous(ファビュラス)」。
叶姉妹が使ったことなども影響し、日本でも近年定着してきている言葉である。
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Queer Eye(クィア・アイ)の言葉の意味は?LGBTでもストレートでも、純粋に楽しめる
Queer Eye(クィア・アイ)のタイトルの由来について調べてみたが、公式と呼べるようなものは見当たらなかった。もしかすると英語で書かれていて、自分がわかっていないだけかもしれないが。。。
Queerという言葉の意味を調べると、一般的には「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」などを表す言葉。
ただ現在は、「同性愛者などを含むセクシャル-マイノリティーの総称」として使われるそうだ。
昔は否定的に使われることも多かったが、近年はどちらかといえば肯定的な意味で用いられる。
だからQueer Eyeは、「セクシャル-マイノリティーの視点」というような意味が込められてるんじゃないかと。
もしかするとキミは、「ゲイ5人組」と聞いて身構えてしまったかもしれない。
私も最初は同じ感想だった。
しかし実際見てみると、全然問題ない。というか見るべきだ。
特有のテンションや言葉遣いはあるが、面白く見ることができる。
キミがLGBTでもそうでなくても、臆することなく見てみてほしい。
意外と歴史が古い”リアリティー”番組のQueer Eye(クィア・アイ)
2018年2月7日からネットフリックスで配信がスタートしたクィア・アイだが、これはリブート版。
リブート版の定義は明確にはわからないが、設定を活かしてキャストなどは一新して作られている。
オリジナルは、アメリカで2003年~2007年に放送されていた「Queer Eye for the Straight Guy」という番組。
こちらは優れた番組に贈られるエミー賞を受賞しただけでなく、世界13か国でリメイクされるほどの人気だった。
それをリニューアルし、現代版にアレンジしたのがクィア・アイである。
現在配信中なのはシーズン1(全8回)だが、早くもシーズン2の制作が決まっているらしい。
※後ほど改めて追記しているが、2020年6月時点でシーズン5まで配信されている。
正直私は最初、”海外ドラマ”として見ていた。
しかし実際は”リアリティー”番組。
多少の脚色はもしかしたらあるのかもしれないが、メンバーも改造される側もガチである。
だからこそ感動が大きいのかもしれない。
この番組は心が温かくなるし、時に本当にすごく泣ける。
個人的にはシーズン1の第3回と第4回はボロボロ泣いていた。
”ガチ”だと聞いてもう一度見たら、もっと泣いてしまうかもしれない。
改造の対象となる人は、毎回見違えるほどの変化を遂げる。
外見はもちろんだが内面も磨かれ、自信を持っている様子が窺えるのである。
私もFab5に改造されたい。
Queer Eye(クィア・アイ)「ファブファイブ(Fab5)」のメンバー
メンバーはそれぞれのスペシャリストだと書いたが、当然それも”ガチ”である。
プロフィールなどについてご紹介していこうと思う。
インテリア担当:ボビー・バーク(Bobby berk)
ボビーはロサンゼルスに拠点を置く有名デザイナー。
2016年、2017年と連続してインテリアに関する賞を受賞するほどの凄腕である。
カルチャー担当:カラモ・ブラウン(Karamo brown)
2004年にMTVのリアリティショーである「Real World: Philadelphia in 2004」において、オープンな黒人のゲイとして初めて表舞台に出たカラモ。
その後はパーソナリティなど、タレントとして活躍している。
ファッション担当:タン・フランス(Tan france)
ファッションデザイナーやテレビのパーソナリティとして活躍するタン。
以前はそこまでファッションに興味が無かったそうだが、現在はインスタグラムで38万人を超えるフォロワーを持つファッションリーダーにもなった。
ちなみにファブ5のオーディションに参加したきっかけは、ゲイの友達をたくさん作れそうだと思っただけで、メンバーに選ばれるとは思っていなかったんだとか。
無欲の勝利と言える。
そして個人的には、タンが一番好きだ。
フード、ワイン担当:アントニ・ポロオスキ(Antoni Porowski)
役者としてテレビや映画にも出演しているシェフのアントニ。
オリジナルシリーズで同様の担当だったTed allenの親友でもあり、そんな彼のプライベートシェフとしても働いていたので、その実力は折り紙付きと言える。
美容担当 ジョナサン・ヴァン・ネス(Jonathan van ness)
ジョナサンは本職のヘアスタイリストだが、「Funny or Die」というYouTubeチャンネルや、「Gay of Thrones」という海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」をゲイの目線でおさらいする番組でもその名を知られている。
ビジュアルや立ち居振る舞いを含め、メンバーの中では一番わかりやすいゲイとも言える。
【2020年6月21日追記】人気のためにシーズン5まで続き日本版クィア・アイも!
ジョナサンの母校を訪ねる回も良いが、個人的にはシーズン3の6回目が号泣必至
この記事を書いて以降ネットフリックス自体触れることがほとんど無かったが、2020年はおうち時間が増えて長らく巣ごもりしていた影響もあり、久々にクィア・アイを見ることに。
すると2020年6月時点でシーズン5まで制作されており、人気の高さがうかがえる。
視聴済みのシーズン1を含めて観てみたが、やはり最高である。
ずっと見ていられるし、ずっと見ていたい。
シーズン4ではジョナサンの母校を訪ねる回もあり、いつも陽気なジョナサンのちょっと違った面を見ることができた。
しかし個人的にぜひオススメしたいのは、シーズン3の6回目「シングルファザーの前進」。
2人の子どもを遺してがんで亡くなった奥さんの死を引きずるシングルファザーが、ファブ5によって見事な変貌を遂げ、奥さんの死を乗り越えていく過程までが描かれている。
亡くなった奥さんが遺したもの、子どもの想い、親の想い。
子どもがかわいい盛りに生きることができなかった奥さんの無念や、それをどうすることもできない夫の無念など、様々な感情が渦巻き、私は恥ずかしながら嗚咽を漏らすほどに号泣してしまった。
日本が舞台のクィア・アイ in Japan!も控えめに言って最高
そして驚くことに、クィア・アイ in Japan!という日本が舞台のものまで配信されていた。
日本版キャストなどではなくリアルなクィア・アイのメンバーが、日本を舞台に日本人を改造していく。
こちらは全4回なのでボリュームは少なめだが、やはり見方は全然違ってくるはず。
通常版でも他人事だとは思っていなかったが、日本が舞台で相手が日本人だと当事者意識のようなものが非常に強くなった。
ボリュームが少ない分気軽に見れるし、シーズン1から見なくても内容が繋がっているわけではないのでまずはこちらから入るのも良いかもしれない。
まとめ
いかがだっただろうか。
クィア・アイについて、下記のことをまとめてきた。
・Queer Eye(クィア・アイ)とは?
・Queer Eye(クィア・アイ)の言葉の意味は?
・LGBTでもストレートでも、純粋に楽しめる
・意外と歴史が古いQueer Eye(クィア・アイ)
・Queer Eye(クィア・アイ)は”リアリティー”番組
・Queer Eye(クィア・アイ)「ファブファイブ(Fab5)」のメンバー
・【2020年6月21日追記】人気のためにシーズン5まで続き日本版クィア・アイも!
何事も先入観を持ってしまうことは、本当に良くない。
まずは1回だけでも見てみてほしい。
きっとキミもこの世界観にハマるはず。