NFTという言葉は聞いた事があるけど、どういうものかわからない、という人はまだまだ多い。
最近ではあのスターバックスもNFTに参入表明をしている。「仮想通貨もわからないのにNFTと言われても困る」。
そんな君に、この記事は役に立つはず。投資やこれからの資産運営を考えるなら、ぜひ知っておいてもらいたい。
NFTとは何か。初心者に必要なものとは
NFTとは非代替性トークンのことで、世界で一つしかないオリジナルをデジタル上の所有権を持つ、またはその所有権の権利を売買できる。
つまり、1枚の絵を描いた人、この販売権を持った人、その販売権を買った人の位置づけになる。
デジタル上で全て履歴がとれるので、出店されているものはコピーをする事ができない仕組みになっている。
まずは、NFTを売買できるような設定をする必要があるため、その手順から追っていこう。
初心者に必要なものは、仮想通貨用の口座を開設する事。口座開設は銀行のようにいろいろな種類がありNFTでは取引所の口座開設をしなくてはならない。
国内ではCoincheckが有名だが、どんなNFT取引をしたいのかによって有利な口座があるため、買いたい、または売りたい取引所を探して、口座開設をした方がよい。
売買しているものは、ゲームアイテム、デジタルアート、デジタルミュージック、ファッション、会員権、不動産・担保ローンなどがある。
つまり商品の版権がインターネット上で売買されているようなものである。
例えば、今まで音楽には著作権と販売権があるが、NFTでは作者の直接販売が可能になり、さらに購入者が他に転売しても作者にもきちんと利益が出る仕組みである。
NFTの購入方法とマーケットプレイスについて
次に、口座開設したらウォレットと呼ばれる仮想通貨を保管しておける財布を登録しよう。
いろいろな通貨をそこに保存しておくことができる。
仮想通貨は一種類ではない。そのため、NFT取引をしたい商品が決まっていれば自ずと答えはでてくる。
現在無難な組み合わせは、コインチェック、イーサリアム、そしてウォレットはメタマスクがよく見受けられる。
ちなみに海外で最も流通量が多いのはOpenseaと言われるが、英語版のみとなっているため、日本語対応が希望の場合は国内の口座と取引を行うしかない。
NFTのマーケットプレイスはいわゆる市場のようなもので、海外での取引量が多いためOpensea、Rarible、SuperRareのマーケットプレイスの登録がおすすめである。
Raribleで使われる通貨はRARIと呼び、2か月で4倍以上の価格に値上がりしている。
こうしたハイリスクハイリターンな投資商品だと理解した方がいい。
これでNFTの購入ができるようになった。
登録したマーケットプレイスに様々なデジタル商品が並んでいる。
一度購入したNFTは取引数に応じてどんどん価値が上がっていく。
ここが仮想通貨資産と呼ばれる所以である。
マーケットプレイスはどんどん増えており、欲しいNFTがどのマーケットプレイスかにもよる。
現在は海外のマーケットプレイスが主流である。
購入する手数料をガス代と呼び、これもマーケットプレイスや口座開設する場所によって異なる。
NFTの売り方について
NFTを売るには、商品が必要である。
商品は主にデジタルアートやデジタルミュージックと呼ばれるものが多いが、マーケットプレイスによっては会員権などもあり、今後も様々な権利がNFT上で取引されるだろう。
マーケットプレイスを登録したら、商品を販売してみよう。
やり方はネットショップに出品するようなものだが、仮想通貨は常にその流通量によって価値は変動し、マーケットプレイスも同様であるため、つけた価格が下がる事もあるだろう。
仮想通貨投資はまだまだ発展途上でもあるため、未発達な仮想通貨も存在する。
最初の勉強段階では、レビューや参考サイトに基づいて購入してみよう。
そのあと売りたい時は、購入方法を設定したり金額を変更するのだが、マーケットプレイスによっては販売時にガス代（手数料）がかかる事があるため確認が必要。
手数料は取引ごとにかかるので、ばかにならない。比較したうえで最終決定しよう。
また様々なNFTに関する情報があるが、詐欺サイトと呼ばれるコピーのウェブサイトも多くみられるため、念入りなチェックを忘れずに。
まとめ
NFTとマーケットプレイスとは何か、購入や売り方が少しおわかりいただけただろうか。
おすすめの銘柄はどんなNFTアートを購入するかによってかなり分かれるだろう。
Opensea、Raribleなどが一般的なので、そこを抑えておけば取引は可能。
まずは取引してみるのが一番である。
仮想通貨に限らず自己責任の世界なので、口座開設も含め余裕のある範囲で投資するべき。
これからもっとこうした動きは活発になっていくだろう。
また、NFTでデジタルアートを売るなら海外の投資家も視野に入れるべきである。
あなたの作品が、たとえ日本で売れなくても、海外の人に売れるチャンス。
仮想通貨の世界にはそんな夢が広がっている。
