キミには昔食べて忘れられない味があるだろうか。
私にとって「人形町 花」の親子丼はそれだった。
忘れられない美味さでありながらなんだかんだ再訪していなかったが、コロナも落ち着いてきたタイミングで再訪したらやはり間違いない美味さだった。
今回は「【味、覚えてました】日本橋「人形町 花」の親子丼が時を超えるウマさ」と題し、人形町 花の名物親子丼「特選鳥玉手箱」についてまとめていこうと思う。
はるか昔、会社員時代の上司に連れて行ってもらった「人形町 花」
自分語りで恐縮だが、もう10年近く前になるのかもしれない。
しかもどういう流れでそうなったのか覚えていないが、会社員だった頃の上司に連れて行ってもらって食べた親子丼の味がいつまでも忘れられなかった。
別に会社が人形町界隈にあったわけではなく、その前に上司と飲んでいたがその場所も人形町では無かった気がする。
なのに上司のオススメということでタクシーで人形町 花に行った記憶がある。
シメには重い気もするが、当時私はまだ若かったので今よりも食欲旺盛だった。
何よりその丼の写真が魅力的過ぎて即決だったと思う。
実際食べてみると明確な記憶は無かったものの、美味しい記憶は残っていた。
酒が入ると色々と忘れることは多いが、人形町 花に関しては幸いにも親子丼の写真と店名の書かれた箸袋を写真に収めていた。
なのでどこかのタイミングで再訪したいと思いながらもなかなかきっかけがなく、そんな折にコロナもあったりしてわざわざ行く機会が無くなっていた。
降って湧いた人形町来訪で再来店を決意
そんな折仕事の関係で、ちょうど昼ごろの時間帯に人形町を訪れる機会があった。
今までなんでそんな機会が無かったのかと思うくらいタイミングが良かったが、これはなんという僥倖っ!
そんなわけで実際前がいつだったか思い出せないが、確実に数年単位振りの再訪。
あやふやな記憶だったが、メニューを見るとなんだか思い出してきた。
税制変更もあったので値段はそのままではないかもしれないが、こんなメニューだった気がする。あくまでも、気がする。
ただ、鳥玉手箱という名称は覚えていた。
鳥玉手箱はもも肉・胸肉・せせり肉を使い、丹波のこだわり卵黄をのせた親子丼。
特選鳥玉手箱は鳥玉手箱の内容に加え、ハツ肉と特製そぼろが加わっている。
数年ぶりの再訪。
せっかくなので存分に堪能するため、特選鳥玉手箱に+100円で鳥出し汁も付けてみた。
そして何となく覚えていたこの爪楊枝入れ。
とりあえずビジュアルが可愛らしいし個性的だが、動きも面白い。
どういう動きをするのかはキミが実際に訪れてチェックしてみてほしい。
ただ、あくまでも必要な分の爪楊枝を出してほしい。
忘れていた記憶が呼び覚まされる。特選鳥玉手箱を久しぶりに食べた感想
待つことしばらく。
待望の特選鳥玉手箱がやってきた。
何とも絢爛豪華。
メインの特選鳥玉手箱はもちろんだが、それ以外にサラダや小鉢、みそ汁まで付いている。
センターに陣取る丹波のこだわり卵黄が何とも見目麗しい。
こんなの、美味いに決まっている。
一応食べ方の作法は下記の通り。
まずはそのままいただいてみると、うん、この味。覚えていた。コレコレ。
程よい出汁感とプルプルトロトロ玉子。そこにプリプリの鶏肉がピッタリマッチしていてご飯が進む。
そのままでも十分に濃厚だが、ある程度食べたところでさらに卵黄を潰してみる。
これまた魅惑的過ぎるビジュアル。
そして味わいも一段濃厚になった。
卵黄を絡める部分とそうでない部分で味わいにメリハリがあるのもまた良い。
そこへさらに薬味を投入。
しそは程よい酸味を、柚子胡椒はキリッと味を引き締めてくれる。
ゴマは香ばしさをプラスしてくれて、そのまま食べても食べ飽きないだろうにより一層バリエーションが増えて味の情報量が多い。
一気に食べ切りそうなのを四分の一ほどでぐっとこらえ、最後は鳥出し汁でお茶づけに。
やさしい出汁に親子丼の味わいが溶け合い、スルスルと胃の中に入っていく。
時を超えても美味いものは人を裏切らない。
実に美味だった。
まとめ
いかがだっただろうか。
人形町 花の特選鳥玉手箱についてまとめてきた。
自分自身の思い出の味ではあるが、時が経ってもキミにオススメできる。
人形町に行くタイミングがあったり、記事を見て気になったのであれば一度訪れてみてほしい。