イタリアンと豚骨スープ。
キミの中でここに共通点はあるだろうか。
私には無かった。
しかし、それを結び付けたラーメンが存在する。
それは伊太そば。
今回は「豚骨でイタリアンでラーメンの伊太そばが情報過多だけどウマい」と題し、伊太そばについてまとめていこうと思う。
伊太そばと伊太そばーる
イタリアンと豚骨ラーメンを融合させた伊太そば。
イタリアンと豚骨を掛け合わせたスープに、パスタに使われるデュラム小麦と国産小麦をブレンドした生麵の入ったラーメンとのこと。
豚骨ラーメンの定番である替え玉があるし、イタリアンを感じさせるリゾットも追加することができる。
私がお邪魔したのは東銀座は新富町にある伊太そばーるというお店。
これ以外にも伊太そばのお店は千葉県の実籾(みもみ)にある。
というかそちらが元祖のようで、伊太そばーるとはどんな握り合いをしているのかはわからない。していないのかもわからない。
ただ、食べ物には罪はないんじゃないかと。
ともあれ伊太そばーるは銀だこで有名なホットランドが展開する新業態。
おそらくは伊太そばとバールをミックスさせた名前なのかと。
伊太そばーるの豚骨イタリアンラーメンのメニューはこんな感じ。
およそラーメンのメニューとは思えない。
何を食べに来たのかと、一瞬脳が混乱する。
オシャレな間接照明と本物かフェイクかわからないがレンガ造りの壁。
置いてある調味料もオリーブオイルや粉チーズなど、ラーメン屋にはなかなか無さそうなラインナップ。
期待と不安が入り混じる。
豚骨イタリアンラーメン”カルボナーラ”を実食した感想
悩んだ末に私がオーダーしたのはカルボナーラと〆のリゾット。
豚骨スープとカルボナーラというのがどうにもピンと来ない。
そんな思いを巡らせながら待つこと数分、豚骨イタリアンラーメンのカルボナーラが私の元にやってきた。
ラー・・・メン?
チャーシューではなく生ハムなのもあいまって、ラーメンというよりはスープの多いスープパスタに見えてしまう。
しかし、さりげない温玉が何ともポイント高し。
そして〆のリゾット用のライスには、ベーコンとペッパーとバジルと粉チーズだろうか。
さりげなく色々とのせられていた。
ともあれスープを一口。
私の舌が鈍いせいか豚骨感はそこまで感じなかったが、コクや深みのあるカルボナーラソースという感じ。
悪くない、というか美味しい。
そしてメインとも言える伊太そばはこんな感じ。
デュラム小麦を使っていることもあるんだろうか、ラーメンよりはパスタに近い印象を受ける。
食べてみると細麵なのでスープの絡みはそこそこだが、適度なコシや弾力があってスープによくマッチしている。
ある程度食べ進めた後、せっかくテーブルにあるのでオリーブオイルで味変してみた。
豚骨はともかくカルボナーラにオリーブオイル。
合わせないはずはない。
フレッシュな味わいが加わって違った美味しさが出てきた。
危うくスープまで飲み干すところだったが、踏みとどまって〆のリゾットを作る。
写真だと全然わからないが、一応米が沈んでいる。
ついでに粉チーズを追加してみた。
まあ何と言うか、間違いなくリゾット。
組み合わせが鉄板過ぎるが、余すことなくスープも美味しくいただける。
お粗末さまである。
まとめ
いかがだっただろうか。
豚骨イタリアンラーメンについて、下記のことをまとめてきた。
・伊太そばと伊太そばーる、元祖は前者
・伊太そばの元祖は千葉県実籾
・ご紹介したお店は東銀座
・ラーメン屋と思って入ると面食らう
・豚骨の違和感なく美味しくいただける
・カロリー気にせずリゾットも必食
機会があればぜひ他のメニューも試したいし、なんなら実籾のお店にも行きたい。
キミもこの情報過多だが不思議なハイブリッドを一度試してみてほしい。