手軽には買えない。
というか、二度と手に入らないかもしれない。
しかし、そこにウイスキーがあるなら果敢にトライしたい。
サントリーの100周年記念ウイスキーは、自分にとってそんなウイスキーである。
今回は「サントリーの100周年記念ウイスキーを1人で堪能してみた」と題し、サントリーウイスキー100周年会見への参加者に配られたウイスキーについてまとめていこうと思う。
山崎でも白州でもない100周年のための限定ウイスキー
1923年に山崎蒸留所からスタートしたサントリーのウイスキー造り。
当時はまだサントリーの前身となる鳥井商店だったが、2023年に100周年を迎えた。
そんなサントリーの紆余曲折や、次の100年に向けての施策などは別の記事で詳しくまとめているので良かったら読んでみてほしい。
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サントリーウイスキー100周年会見レポート
100年。1世紀。 現代医学ではまだまだそれだけ生きられる人は多くないはずで、それだけの年月に様々な人間が関わってきた歴史がある。 それがサントリーウイスキーの歩んできた100年なんじゃないだろうか。 …
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記者会見の会場では、世界にその味を認められたシングルモルトウイスキー山崎12年と白州25年を堪能させていただいたりした。
それとは別に会見の場には各席にお土産が用意されており、それがこちら。
当たり前だがこの箱だけではなく紙袋に入っていた。
最初は白州と山崎のミニボトルとかが入っているのかと思ったが、箱を開けるとこんな感じ。
ラベルに感謝と大きく書かれたウイスキーとテイスティンググラス。
さらには記事作成時点でサントリーのマスターブレンダーである鳥井信宏さんからのご挨拶と、直筆のサイン入りの高級感あふれる紙が。
紙の裏面にはテイスティングノートが表示されている。
おそらくは山崎でも白州でもなく、市場に出回らない特別なウイスキーなんじゃないかと。
プライスレスではあるが、もし価格をつけるとしたらとんでもないのかもしれない。
サントリーの「感謝」ウイスキーを飲んだ感想
多分二度と手に入らないウイスキー。
大事にどこかにしまっておくのも良いが、せっかくのウイスキーなので自分の目が黒いうちに飲んでしまいたい。
そんなわけで私自身も感謝の気持ちを胸に堪能させていただくことにした。
ボトルの裏面には先ほどの紙と同じテイスティングノートと、原材料名などが記載されている。
これを見て何かのウイスキーの特徴と似てるとか、何かっぽいとわかる人もいるかもしれないが、誠に申し訳ないことに私にはわからない。
ただ、ミズナラは比較的高価格帯のウイスキーに使われることが多いというイメージはある。
そしてモルトだけを使ったウイスキーではなく、グレーンがミックスされたブレンデッドウイスキーだった。
せっかくなので一緒に入っていたテイスティンググラスに注いでみた。
なんとも美しい琥珀色である。
ブレンデッドウイスキーのためか、少し明るめの琥珀色に見える。
何とも言えない甘い香りと樽の匂いがあり、香りの時点ではスモーキーさはあまり感じなかった。
飲んでみると香りのイメージにプラスしてスパイシーさがあり、後味にスモーキーさが加わってくる。
全体的に上品な印象ではあるが味わいは多重で複雑である。
少し水を加えると香りはより膨らみながらも味わいはまろやかになり、スモーキーさが逆に際立っていた。
とりあえず今までのサントリー系のウイスキーでは味わったことのない、特別感のある味わいなのは間違いが無い。
まとめ
いかがだっただろうか。
サントリーの100周年記念ウイスキーについてまとめてきた。
今回は役得というかなんというか、お酒が好きで良かったという感じである。
とはいえこのウイスキーとは別に、山崎と白州は100周年を記念したボトルが発売される。
争奪戦になる可能性もあるが、手に入りにくい山崎と白州を正規に手に入れる絶好のチャンスだと思うので、キミが気になるならぜひチェックしてほしい。