有名店ではあるけど遠方のお店にはなかなか足が向かない。
美味しいという評判を聞いても、美味しいとわかっていてもなかなか難しい部分はあると思う。
私もスーパーペーパードライバーなので、車での移動が必要な場合は自然と選択肢から外れることが多いのでよくわかる。
しかし、そんな行きたくても行きにくい名店の味が「もしも東京渋谷で食べられるなら」。
そんな「もしも」を実現してくれたのがもしも食堂、そして芸能界屈指のカレーマニアとして名高い小宮山雄飛さんである。
今回は「ホフディラン小宮山雄飛が選ぶ4つの名店カレーを贅沢に試食してきた」と題し、“音楽界のグルメ通”ホフディラン・小宮山雄飛さんが厳選した地方の名店4店舗と、実際にそのカレーを試食した感想をまとめていこうと思う。
もしも食堂×小宮山雄飛=WORLD CURRY FESTA(ワールドカレーフェスタ)
2022年1月に東急プラザ渋谷6階の渋谷グラン食堂内にオープンしたシェアキッチンプロジェクト「もしも食堂」。
「もしも、高級店の有名シェフがカジュアルレストランを手掛けたら」
「もしも、メニューのないお店が渋⾕でメニューを考えるなら」
など、「もしも」を実現する場として運用し、“食”を通した新しい価値の発信やチャレンジを応援している。
これまでには落合務シェフ、笠原将弘シェフ、中国料理研究家パンウェイ氏、宇都宮の名店「Otowa Restaurant」とコラボを実施しており、小宮山雄飛さんとのコラボは第5弾となる。
音楽界屈指のカレーマニアとして知られる小宮山さんが目を付けたのは、行きたいと思いながらもなかなか行けない地方のカレーの名店。
小宮山さんが全国の名店から選び抜いた、カレーマニアも唸る厳選の4店舗はこちら。
「ザイカ・カレーハウス」(富山県)
「紅茶屋さん」(埼玉県)
「バーンタイ」(兵庫県)
「Lemon Rice TOKYO」(東京都)
ザイカ・カレーハウスはどこかで耳にしたことがあったように思う。
ただ話を聞くと4つとも人気店、有名店であり、特に「紅茶屋さん」は1日5名の完全予約制であり、なんと1か月先まで予約がいっぱいの超人気店とのこと。
そういう話を聞くとさらにありがたみが増す。
ワールドカレーフェスタのメインメニューや開催期間
しかもそれぞれのお店のメニューもバリエーションに富んでおり、ザイカ・カレーハウスはパキスタンカレー、紅茶屋さんはスリランカ料理、バーンタイはタイのグリーンカレー、Lemon Rice TOKYOは南インド料理など国も様々でまさしくワールドカレーフェスタ。
そんなワールドカレーフェスタの開催期間は2022年11月18日(金)~2023年4月25日(木)。
そして開催期間は前期と後期に分かれており、それぞれで若干メインのメニューが変わるという楽しみがある。
期間の区切りは下記の通り。
前期 2022年11月18日(金)~2023年1月25日(⽔)
後期 2023年1月26日(木)~4月25日(木)
前期のメインメニューも写真付きでそれぞれご紹介したいと思う。
「ザイカ・カレーハウス」マトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)1,265円(税込)
「紅茶屋さん」(埼玉県)スリランカチキンカレー 1,265円(税込)
「バーンタイ」ゲーン ペッ(ココナッツミルクのレッドカレー) 1,265円(税込)
「Lemon Rice TOKYO」レモンライス 1,265円(税込)
※前期・後期共通
4つの名店カレーを贅沢に試食した感想
そんな4つの名店のカレーを本来はそれぞれ味わえる今回のプロジェクトだが、取材時には特別に4つの名店の魅力をワンプレートで凝縮していただいた。
そして実際のプレートはこちら。
タマネギの和え物とココナッツのふりかけが入れ違いになっている気がするが、贅沢なプレートには変わりないんじゃないかと。
こういうメニューがあっても良いのでは?と思う一方で、本当のカレー好きならこんなつまみ食いのような食べ方でなく、お店やメニューにリスペクトを持つのかもしれない。
そう考えると少しお行儀が悪いかもしれないが、実際にいただいた感想をお伝えしたい。
ザイカ・カレーハウスのマトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)
では先ほどご紹介した順番のとおり、まずはザイカ・カレーハウスのマトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)。
こちらはホロホロのマトンとトマトの旨味が凝縮した味わいになっている。
私は羊に抵抗がないので美味しくいただけたし、トマトの酸味もマッチしている。
4種類の中で個人的にはそこまでクセが強くないように思えた。
紅茶屋さんのスリランカチキンカレー
次は紅茶屋さんのスリランカチキンカレー。
とりあえずチキンの存在感がスゴイ。
こちらは素材の美味しさを味わえるやさしく自然な味付けになっており、カレー単体よりもアレンジがメインと言える。
そのままだとサラサラしていて一般的にイメージされるカレー感はあまりないが、豊富な付け合わせで色々混ぜながら食べるのが楽しいし美味しい。
バーンタイのゲーン ペッ(ココナッツミルクのレッドカレー)
次はバーンタイのゲーン ペッ(ココナッツミルクのレッドカレー)。
写真だとあまりわからないかもしれないが、レッドカレーの名の通り数種類の赤唐辛子などのスパイスが使われており、そこにレモングラス・コブミカンなどのハーブがブレンドされている。
他の人からは咳き込む声が聞こえたり、なかなかに辛いカレーである。
ココナッツミルクで多少中和されてはいるが、付け合わせやドリンクを飲みながら食べ進めたいと思った。
Lemon Rice TOKYOのレモンライス
最後はLemon Rice TOKYOのレモンライス。
その名の通り主役はレモンライスであり、まずはそのまま食べた後に付け合わせで味変を楽しむ。
そしてチキンカレーも用意されているので、こちらと一緒に楽しむようになっている。
なんというか一番安心感のある味わいだった。
レモンライスも相当な酸っぱさを予想していたが、カレーと食べているせいなのか関係無いのか程よい感じで楽しめる。
これは多くの人が美味しいと感じるカレーじゃないだろうか。
まとめ
いかがだっただろうか。
ホフディラン小宮山雄飛さんとのコラボで実現したワールドカレーフェスタと、実際にカレーを食べた感想をまとめてきた。
4店舗の中で強いて1つを挙げるなら、個人的にはザイカ・カレーハウスのマトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)を推したい。
ザイカ・カレーハウスだけはウワサを耳にしたことがあったが、実際食べるとその評判に偽りなしだった。
とはいえ本来のメニューではヨーグルトサラダで味変ができるそうなので、私はまだまだ真価を知らないのかもしれない。
キミにはぜひそちらも試して感想を聞いてみたい。