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【目からウロコ!】種類が豊富すぎる日本酒の燗と冷やとオススメのお酒まとめ

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【目からウロコ!】種類が豊富すぎる日本酒の燗と冷やとオススメのお酒まとめ

キミは日本酒をたしなんだことはあるだろうか?
一口に日本酒と言っても、本当に様々な種類がある。

そして様々な種類があるのは日本酒そのものだけでなく、飲み方も実に様々。

 

一般的に飲み方と言って想像するのは、「水割り」「ロック」「ストレート」などだろうが、日本酒はそもそも割ったりするものではないので、飲み方の変化は温度でつけられる。

しかしキミもおそらくは知らないと思うが、日本酒にはその温度のバリエーションが実に数多く存在する

 

今回は「【目からウロコ!】種類が豊富すぎる日本酒の燗と冷やとオススメのお酒まとめ」と題し、日本酒の温度のバリエーションと、オススメの日本酒についてご紹介していこうと思う。

目次

温めるお酒は数あれど、日本酒のバリエーションは異常

ホットビールにホットワイン、ホットカクテルなど、お酒を温める文化は日本だけに限ったことではない。
しかもその歴史は以外に古く、なんと縄文時代からすでに酒を温める文化はあったという話も聞く。

ただこれは「その頃からお酒があったんだ」という二重の驚きもあるかもしれないが。

 

しかしお酒を温める文化そのものがあったとしても、そのバリエーションにおいて日本以上に豊富な国、そして日本酒以上に豊富なお酒は無いと思う。

このあたりの種類の豊富さというか細かさは、まさしく日本的というかなんというか。
温めた”燗”だけでなく”冷や”も含めれば、正式に名前がついているものだけで10種類も存在する。

 

日本人は比較的お酒が飲めない人、強くない人が多いイメージだが、それでも飲兵衛文化は昔から発達しているようである。
ということでそんな日本酒の、温度によるバリエーションについてお伝えしていきたい。

 

日本酒”冷や”のバリエーション 5度〜常温

まずは冷やから。
そして、温度が低いほうから順番にご紹介していこうと思う。

 

日本酒”冷や”のバリエーション1:雪冷え

5度前後で、結露ができるくらいに冷えたお酒。

 

日本酒”冷や”のバリエーション2:花冷え(はなびえ)

10度前後で、飲んだ後にすぐに冷たさを感じるくらいの温度のお酒。

 

日本酒”冷や”のバリエーション3:涼冷え(すずびえ)

15度前後で花冷えほどではないものの、冷たさを感じる温度のお酒。

 

日本酒”冷や”のバリエーション4:冷や(ひや)

常温(20度前後)のお酒。
よく冷蔵庫などで冷やしたものが”冷や”と言われたり、混同されるが、それは誤り。

 

日本酒”燗”のバリエーション 30度〜55度前後

続いては温めたお酒である”燗”のバリエーションを、これまた温度の低い順からご紹介する。

 

日本酒”燗”のバリエーション1:日向燗(ひなたかん)

33度前後で、日本酒の香りがたち、なめらかで飲みやすくなる温度。

 

日本酒”燗”のバリエーション2:人肌燗(ひとはだかん)

37度前後で、米や麹の香りが引きたち、口の中で味や香りが膨らむ温度。

 

日本酒”燗”のバリエーション3:ぬる燗(ぬるかん)

40度前後で、人肌燗よりもさらに香りが豊かになる温度。

 

日本酒”燗”のバリエーション4:上燗(じょうかん)

45度前後で、さらに香りは豊かになるものの、ここまでくると味が引き締まってくる温度。

 

日本酒”燗”のバリエーション5:熱燗(あつかん)

50度前後で、ここまでくると上燗以下とは違って香りがシャープに引き立ち、キレの良い辛口の味わいに変わる温度。

 

日本酒”燗”のバリエーション6:飛び切り燗(とびきりかん)

55度前後で、熱燗よりもさらにシャープになり、辛口の度合いもより高まる。

 

この上にはさらに「超飛び切り燗(ちょうとびきりかん)」なるものも存在するとかしないとか。
ただ、ウワサでは何と75度まで温めるそうなので、普通の人ならおそらくそのまま飲むことはできないんじゃないだろうか。

 

冷や酒の良いところ・悪いところ

飲み方は様々だが、どれが良いか悪いかは日本酒によって変わってくる。
日本酒の細かい種類についてはまた別の記事で書いていこうと思うので、今回はあくまでも冷や酒と燗酒の善し悪しだけで話をしようと思う。

 

冷やに関して言えば、

・スイスイ飲める
・酸味や苦味が引き立ち、引き締まった味になる
・序盤に飲むのに適している

などが良いところとして挙げられる。

 

逆に悪いところは、

・スイスイ飲めるので酒が進み過ぎる
・甘みや複雑な味わいを感じにくい

などが挙げられる。

 

お燗した酒の良いところ・悪いところ

対してお燗した酒の良いところは、

・自分のペースで飲める
・甘みや複雑な味わいを感じやすい
・後半に飲むのに適している

などがある。

 

悪いところとしては、

・グイグイ飲めない
・温めすぎるとクセが出たり、複雑な味わいを感じにくい

などが挙げられる。

 

日本酒の都市伝説。誤解されがちなこと

日本酒の都市伝説1:高いお酒は冷やで飲め

日本酒でよく言われるのは、「良い酒や高い酒は冷やで飲むべき」というもの。
だが、別にそんなことはない。

冷やでも燗でもそれぞれに良いところ・悪いところがあるのはすでに書いたとおりで、それぞれに適した飲み方があるし、好みもある。

 

高いからと言って、冷やに縛られてしまう必要はまったくない。

 

日本酒の都市伝説2:日本酒は割るな

あとは「日本酒は割るな」というのも根強い都市伝説である。

さすがにオレンジジュースやコーラなどで割るのはどうかとは思うが、水や炭酸で割ったり、ロックで飲んだりするのは全然アリだと思う。

 

そんなことを言い出したら、どんなお酒だって本来は割らずにそのまま飲むのが良いに決まっている。
何も日本酒が特別なわけではない。

ロックで飲んだり、炭酸で割ったからって「邪道」呼ばわりされるいわれはないので、キミには堂々と割って飲んで欲しい。

 

日本酒で忘れちゃいけない和らぎ水(やわらぎみず)

ただ、日本酒を飲む上で忘れてはいけないのは和らぎ水である。
まあ、日本酒に限ったことではないが。

要はお水、チェイサーのこと。

 

なんだかんだでストレートで飲む機会が多いと思うので、そうなるとやはりお酒が回るのは早い。
和らぎ水があれば長いスパンで飲めるし、飲みすぎないし、飲みすぎても翌日が全然違う。

ぜひとも心がけてみて欲しい。

 

冷やにオススメの日本酒

では最後に、冷や・燗、それぞれのオススメの日本酒をご紹介しようと思う。
ただこれは、あくまでも一例。

冷やにオススメだから、絶対に燗で飲むべきではない、なんてことはない。

 

というか単純な私の好みや、有名なお酒などをご紹介する。

八海山 八海酒造

まずは有名どころの八海山。
比較的多くの居酒屋にも置いてるので、気軽に飲めると思う。

クセがなく、入り口としてはおすすめできる。

 

獺祭(だっさい) 旭酒造

山口から世界へ。
かつて安倍総理からオバマ元大統領にプレゼントしたことで、一気に有名になったこのお酒。

日本酒は杜氏(とじ)と呼ばれる、日本酒造りの総監督のような人がいるのが普通だが、獺祭はそういう存在なしにすべてオートメーション化して、安定した美味しさを作りだす仕組みを構築した。

 

すず音 一の蔵

冷やにするか燗にするかは好みの問題もあると書いたが、これに関しては冷やで、というか冷蔵庫などで冷やして飲むことをオススメする。

日本酒の概念を覆すスパークリング日本酒。
一口飲めば、きっとキミも驚くはず。

 

燗にオススメの日本酒

続いては、燗にオススメの日本酒についてご紹介していく。

 

黒龍 黒龍酒造

香り高く、芳醇な味わいのこのお酒。
燗にすれば、さらにそれが引き立つ。

 

開華  第一酒造

「熱燗にオススメの日本酒は?」という時に、多くの人が必ず名前を挙げる。
かくいう私もその1人である。

口当たりが良く、飲みやすい。

 

 

越の誉 原酒造

古くからあり、有名どころとも言える越の誉。
長い間、多くの人に愛され続けている。

フルーティな口当たりでコク深く、ゆっくりと味わいたいお酒と言える。

 

まとめ

いかがだっただろうか。

 

・日本酒”冷や”のバリエーション
・日本酒”燗”のバリエーション 30度〜55度前後
・冷や酒の良いところ・悪いところ
・お燗した酒の良いところ・悪いところ
・日本酒の都市伝説。誤解されがちなこと
・日本酒で忘れちゃいけない和らぎ水(やわらぎみず)
・冷やにオススメの日本酒
・燗にオススメの日本酒

などについてまとめてきた。

 

深く考えずに「冷や」「熱燗」と考えていたのなら、今後はキミも意識すると楽しいと思う。
そして、友人にウンチクもたれてみると良いかもしれない。

まあ、ウザくならない程度に。

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