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【オッサンの街×フレンチ?】ドミニク・コルビの世界を存分に堪能してきた

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【オッサンの街×フレンチ?】ドミニク・コルビの世界を存分に堪能してきた

キミは新橋にどんなイメージを持っているだろうか?

オッサンの街。
飲み屋街。
オフィス街。

 

どれも間違ってはいない。
しかしそんなオッサンの街に、フレンチ割烹を堪能できるお店がある。

しかも期間限定で、鹿児島県霧島市のブランド食材を使ったディナーが堪能できる。

 

今回は「【オッサンの街×フレンチ?】ドミニク・コルビの世界を存分に堪能してきた」と題し、ドミニク・コルビさんのお店と、ゲンセン霧島とのコラボメニューについてまとめていこうと思う。

オッサンの街。新橋のど真ん中にあるフレンチ割烹のお店

ドミニク・コルビさんのお店は、サラリーマンの街というか、オッサンの街というか、新橋のど真ん中にある。

他のお店は昔からありそうな居酒屋や料理屋。
そんなビルの5階に、「フレンチ割烹ドミニク・コルビ」はある。

お店の中に入ると、雰囲気は一変。

洗練された空間でありながら、現代人にとってはさりげなく充電できるコンセントが嬉しいところ。

ドミニク・コルビさんのお店は、2019年2月12日にオープンしたばかり。

 

フレンチシェフ、ドミニク・コルビ(Dominique Corby)とは?

仏・パリのグランメゾン「ラ・トゥール・ダルジャン」の副料理長として活躍していた1994年に、28歳という若さで東京店の総料理長に抜擢されて来日したドミニク・コルビさん。

来日2日目の寿司屋でカウンタースタイルを知り、食べ歩く中で、豊かな食材と出汁、調味料といった日本独自の食文化に魅了されていったとか。

 

それから21年後の2015年、東京・荒木町に日本料理とフランス料理を融合した新しい料理を提供する「フレンチ割烹」のお店「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」をオープン。

日々研鑽を続ける彼が、同じく荒木町の「メゾン・ド・ミナミ フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」を経て、2019年2月12日に「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ 新橋」をオープンさせた。

 

こちらはカウンター8席、テーブル2卓。
こじんまりとしているがその分コルビさんとの距離感が近く、ふれあいながら料理が堪能できる。

 

フレンチ割烹×ゲンセン霧島とは?

そんなオープンしたばかりのフレンチ割烹がゲンセン霧島とコラボした。

ゲンセン霧島というのは、霧島の「食」の発信を目的に、産品・サービス部門、取組・活動部門で認定したもの。

天孫降臨の地で、水や温泉がわき出る「源」の地であることから、「源泉」と「厳選」をかけているんだとか。

 

どうしてこれが絡んでいるのかというと、ドミニク・コルビさんはこのゲンセン霧島の審査員を務めている。
そんな縁もあり、今回のコラボが実現したんだという。

鹿児島県霧島市のブランド食材を使ったディナーは、2019年3月1日(金)から9日(土)までの期間限定で開催される。

 

そんな限定ディナーを一足先に堪能させていただいた。

 

アミューズブッシュ:味噌の香りの鶏のムース、ささみの黒酢オリーブオイルマリネ、紅はるかのピュレと紫水菜

こちらは黒酢の風味が何とも優しい料理だった。
サツマイモは甘すぎず、オリーブオイルが効いているとのことで、適度な塩気。

アルコールによく合った。

 

前菜:霧島サーモンの低温調理、菜の花のピュレ、つぼみな、辛味大根、ビタミン大根、ブロッコリー 豆乳マヨネーズ

サーモンは脂が乗っているのに特有の臭みは少なく、特に白ワインとの相性は間違いがなかった。
ブロッコリーは滑らかで、辛味大根が程よいアクセントになっていた。

 

スープ:かぼちゃのスープ、キャベツとさつま黒酢ブリのコンフィ、芽キャベツ

スプーンですくえるほどに柔らかい黒酢ブリ。
こちらは調理に黒酢を使っているわけではなく、養殖のエサに黒酢を混ぜているそうだ。

具体的にどういう効用があるのかというと、そのおかげで完全無投薬。
独特の臭みがなく、美味しくて健康に良い、文句なしのブリだった。

 

ポタージュもまた絶品。
どちらもメインになり得る一皿だった。

 

茶碗蒸し:原木干し椎茸、ジャガイモ、小ネギ、大根、黒酢あん

茶碗蒸しを越えた茶碗蒸し。
原木しいたけの味が本当に濃厚で、良い味を出していた。

そして霧島の食材全体に言えるが、野菜がとにかく美味しい。
茶碗蒸しでは一層それが感じられた。

 

さりげないミントもポイントだった。

 

お肉:黒豚のロティ 小ネギ、赤カブ、白カブ、小松菜、紅大根

伝わるだろうか、この肉感。

こちらは美味しくて一気に食べてしまった。
添えられた野菜のおいしさはもちろんだが、主役の黒豚。

豚の味わいや脂の甘みが豊かで、お肉も程よく柔らかかった。

 

大将の〆御飯:薩摩すもじ風炊き込み御飯、車エビ、人参のフリット、オリーブオイル

フレンチシェフではあるが、「フレンチ割烹」のお店では、シェフではなく大将、なんだそうだ。
そんな大将の〆御飯。

フタを開けるとテンションが上がった。

エビはプリップリで、いくらの塩気が全体にマッチしており、スプーンが止まらなかった。

 

デセール:苺の黒酢シロップマリネ、抹茶のアイスクリーム

さすがのフレンチ。
デザートはオシャレ。

しかも、器が冷たくなり過ぎないように特殊なお皿を使う気遣いも。

濃厚な抹茶アイスの苦みと苺の酸味、シロップの甘味。
一口で何度も美味しかった。

 

料理とのマリアージュ。ドリンクも、飲んで、呑んで、呑んで。

そしてこの日は料理と合わせて様々なドリンクもいただいた。
あまり知られていないが、実は霧島のお茶は日本一の評価を獲得している。

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そんな霧島茶35種類を使い、6杯のお茶が提供された。


ビジュアルだけ見ると「これもお茶?」と思うものがあると思う。
炭酸で割ったお茶が何種類か出てきて、個人的には衝撃を受けた。

しかし新鮮な感じはするものの味わい深く、美味しく飲ませていただいた。

 

その他にはシャンパンやワインなども色々と呑ませていただいた。




コルビさん自らワインのサーブをされていた。

 

個人的大ヒットは竹筒入り芋焼酎 清香(きよか)

ただ、個人的に大ヒットだったのは、こちらの芋焼酎。

本物の竹である。
竹っぽい容器とか、回りだけ竹という容器は見かけるが、竹そのものを本当に使っているものは初めてみた。

実際なかなか他には無いようで、焼酎を竹の中に入れる方法は企業秘密とのことだった。

 

どのくらいガチで本物の竹なのかと言うと、呑むためにはアイスピックで穴を空ける必要があるくらいである。

注ぐ姿は何ともシュール。

でも、すごく趣がある。
味わいは芋焼酎なのにフルーティーで、バナナのようなさわやかな味がした。

ロックも良いが、炭酸で割っても美味しい。

 

まとめ

いかがだっただろうか。

ドミニク・コルビさんのお店と、ゲンセン霧島とのコラボメニューについて、下記のことをまとめてきた。

 

・オッサンの街。新橋のど真ん中にあるフレンチ割烹のお店
・フレンチシェフ、ドミニク・コルビ(Dominique Corby)とは?
・フレンチ割烹×ゲンセン霧島とは?
・アミューズブッシュ:味噌の香りの鶏のムース、ささみの黒酢オリーブオイルマリネ、紅はるかのピュレと紫水菜
・前菜:霧島サーモンの低温調理、菜の花のピュレ、つぼみな、辛味大根、ビタミン大根、ブロッコリー 豆乳マヨネーズ
・スープ:かぼちゃのスープ、キャベツとさつま黒酢ブリのコンフィ、芽キャベツ
・茶碗蒸し:原木干し椎茸、ジャガイモ、小ネギ、大根、黒酢あん
・お肉:黒豚のロティ 小ネギ、赤カブ、白カブ、小松菜、紅大根
・大将の〆御飯:薩摩すもじ風炊き込み御飯、車エビ、人参のフリット、オリーブオイル
・デセール:苺の黒酢シロップマリネ、抹茶のアイスクリーム
・料理とのマリアージュ。ドリンクも、飲んで、呑んで、呑んで。
・個人的大ヒットは竹筒入り芋焼酎 清香(きよか)

 

私事で申し訳ないが、今回非常に衝撃だったのはガチのフルコースだったこと。
こういう取材には何度となく訪れているが、大体はメニューの中の1~2皿とか、フルコース1口分とかが普通である。

しかし今回は、おそらく本当に店で出しているコースそのものだったと思う。

 

これだけで霧島市や彼の人柄や本気度が窺える

鹿児島県霧島市のブランド食材「ゲンセン霧島」を使ったディナーは、2019年3月1日(金)から9日(土)までの期間限定開催だが、週末はほとんど予約で埋まっているらしい。

 

平日はまだ空きがあるそうなので、早めの予約を!

フレンチ割烹 ドミニク・コルビ 新橋

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